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公開番号2025154199
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024057072
出願日2024-03-29
発明の名称登録情報更新方法および登録情報更新装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類G10L 17/00 20130101AFI20251002BHJP(楽器;音響)
要約【課題】音声認証に用いられるユーザ情報の管理を支援し、音声認証精度の低下を抑制する。
【解決手段】登録情報更新方法は、話者の第1の発話音声信号を取得し、第1の発話音声信号を音声認識して、話者の第1の発話内容に含まれる話者情報と第1の登録情報とが一致しないと判定した場合、話者に第1の登録情報と異なる第2の登録情報に関して発話させた第2の発話音声信号を取得し、話者の第2の発話内容に含まれる話者情報と第2の登録情報とが一致したと判定した場合、登録話者に関する複数の登録情報を登録したデータベースに登録されている第1の登録情報を第1の発話内容に含まれる話者情報に修正する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つのコンピュータが行う登録情報の更新方法であって、
登録話者に関する複数の登録情報を登録したデータベースのうち話者の認証に用いられる第1の登録情報を選定し、
前記話者に前記第1の登録情報に関して発話させた第1の発話音声信号を取得し、
前記第1の発話音声信号を音声認識して、前記話者の第1の発話内容を取得し、
前記第1の発話内容に含まれる話者情報と前記第1の登録情報とが一致しないと判定した場合、前記第1の登録情報と異なる第2の登録情報を選定して、前記話者に前記第2の登録情報に関して発話させた第2の発話音声信号を取得し、
前記第2の発話音声信号を音声認識して、前記話者の第2の発話内容を取得し、
前記第2の発話内容に含まれる話者情報と前記第2の登録情報とが一致したと判定した場合、前記データベースに登録されている前記第1の登録情報を前記第1の発話内容に含まれる話者情報に修正する、
登録情報の更新方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記データベースは、前記登録話者の前記複数の登録情報と、前記登録話者の音声の特徴量とを対応付けて登録し、
前記第1の発話音声信号に基づく前記話者の第1の特徴量を抽出し、
前記第1の特徴量が前記データベースに登録されているいずれか登録話者の特徴量と照合すると判定した場合、前記第2の登録情報を前記話者に発話させる、
請求項1に記載の登録情報の更新方法。
【請求項3】
前記第1の特徴量が前記登録話者の特徴量と照合すると判定した場合、前記第2の発話音声信号に基づく前記話者の第2の特徴量を抽出し、
前記第2の特徴量と、前記登録話者の特徴量とが照合すると判定した場合、前記第1の登録情報を前記話者情報に修正する、
請求項2に記載の登録情報の更新方法。
【請求項4】
前記第1の登録情報は、前記データベースに登録された後に前記登録話者により変更され得る可変情報である、
請求項1に記載の登録情報の更新方法。
【請求項5】
前記第2の登録情報は、前記データベースに登録された後に前記登録話者により変更されない不変情報である、
請求項1に記載の登録情報の更新方法。
【請求項6】
登録話者に関する複数の登録情報を登録したデータベースのうち話者の認証に用いられる第1の登録情報を選定する選定部と、
前記話者に前記第1の登録情報に関して発話させた第1の発話音声信号を取得する取得部と、
前記第1の発話音声信号を音声認識して、前記話者の第1の発話内容を取得する音声認識部と、
前記第1の発話内容に含まれる話者情報と前記第1の登録情報とが一致するか否かを判定する認証部と、
前記選定部は、前記認証部が前記第1の発話内容に含まれる話者情報と前記第1の登録情報とが一致しないと判定した場合、前記第1の登録情報と異なる第2の登録情報を選定し、
前記取得部は、前記話者に前記第2の登録情報に関して発話させた第2の発話音声信号を取得し、
前記音声認識部は、前記第2の発話音声信号を音声認識して、前記話者の第2の発話内容を取得し、
前記認証部は、前記第2の発話内容に含まれる話者情報と前記第2の登録情報とが一致したと判定した場合、前記データベースに登録されている前記第1の登録情報を前記第1の発話内容に含まれる話者情報に修正する、
登録情報更新装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、登録情報更新方法および登録情報更新装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、音声を用いた認証方法とは異なる他の認証方法による第1認証において識別された第1利用者の登録された第1の音声を取得し、操作において第2利用者が発した第2の音声を取得し、第1の音声の特徴と第2の音声の特徴とを比較して、第2利用者が第1認証において識別された第1利用者であることを確認する第2認証を行い、第2認証に成功すると、第2の音声に関連付けられた操作に応じて処理を実行する情報処理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-7620号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、音声認証において自由発話による認証を実行する場合、登録時に発話した内容(音素)と、認証時に発話した内容(音素)とが異なり、登録時に発話音声と認証時の発話音声のそれぞれから抽出された特徴量が類似せず、認証精度が低下する可能性があった。また、ユーザに自由発話を要求する場合、ユーザは、どのような発話内容で発話すればよいかを判断するのが困難であった。そこで、ユーザにたくさん発話させることで、音声認証に必要な音素を収集する方法があるが、認証に要する時間が長くなるという課題があった。
【0005】
また、音声認証は、利用者の音声を録音することで第三者によるなりすましが容易である。そこで、第三者によるなりすましを抑制する音声認証方法が要望されている。特許文献1には、他の認証方法と音声認証とを組み合わせることで第三者によるなりすましを抑制する方法が開示されている。
【0006】
ところで、物理的な認証道具(特許文献1では、ICカード)を用いずに第三者によるなりすましを抑制する音声認証方法として、音声の特徴量に基づく認証に加えて、事前に利用者情報(例えば、利用者の氏名、生年月日、住所、あるいは電話番号等)を登録し、音声認証時の音声を音声認識し、音声認識結果が登録された利用者情報に一致するか否かを判定する音声認証方法がある。
【0007】
しかし、音声認証において、発話内容と事前に登録された利用者情報(例えば、利用者の氏名、生年月日、住所、あるいは電話番号等)とを照合する場合、登録時と認証時とで実際の利用者情報が変更されている可能性がある。つまり、利用者は、現在の利用者情報(例えば、住所)を発話しても、登録されている利用者情報(例えば、住所)が異なるため、音声認証に失敗する可能性がある。
【0008】
本開示は、上述した従来の状況に鑑みて案出され、音声認証に用いられるユーザ情報の管理を支援し、音声認証精度の低下を抑制する登録情報更新方法および登録情報更新装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示は、少なくとも1つのコンピュータが行う登録情報の更新方法であって、登録話者に関する複数の登録情報を登録したデータベースのうち話者の認証に用いられる第1の登録情報を選定し、前記話者に前記第1の登録情報に関して発話させた第1の発話音声信号を取得し、前記第1の発話音声信号を音声認識して、前記話者の第1の発話内容を取得し、前記第1の発話内容に含まれる話者情報と前記第1の登録情報とが一致しないと判定した場合、前記第1の登録情報と異なる第2の登録情報を選定して、前記話者に前記第2の登録情報に関して発話させた第2の発話音声信号を取得し、前記第2の発話音声信号を音声認識して、前記話者の第2の発話内容を取得し、前記第2の発話内容に含まれる話者情報と前記第2の登録情報とが一致したと判定した場合、前記データベースに登録されている前記第1の登録情報を前記第1の発話内容に含まれる話者情報に修正する、登録情報の更新方法を提供する。
【0010】
また、本開示は、登録話者に関する複数の登録情報を登録したデータベースのうち話者の認証に用いられる第1の登録情報を選定する選定部と、前記話者に前記第1の登録情報に関して発話させた第1の発話音声信号を取得する取得部と、前記第1の発話音声信号を音声認識して、前記話者の第1の発話内容を取得する音声認識部と、前記第1の発話内容に含まれる話者情報と前記第1の登録情報とが一致するか否かを判定する認証部と、前記選定部は、前記認証部が前記第1の発話内容に含まれる話者情報と前記第1の登録情報とが一致しないと判定した場合、前記第1の登録情報と異なる第2の登録情報を選定し、前記取得部は、前記話者に前記第2の登録情報に関して発話させた第2の発話音声信号を取得し、前記音声認識部は、前記第2の発話音声信号を音声認識して、前記話者の第2の発話内容を取得し、前記認証部は、前記第2の発話内容に含まれる話者情報と前記第2の登録情報とが一致したと判定した場合、前記データベースに登録されている前記第1の登録情報を前記第1の発話内容に含まれる話者情報に修正する、登録情報更新装置を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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