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公開番号
2025154120
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024056944
出願日
2024-03-29
発明の名称
熱交換器
出願人
株式会社富士通ゼネラル
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
F28F
9/02 20060101AFI20251002BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】冷媒と空気とを熱交換する熱交換量を向上させる。
【解決手段】室外熱交換器1は、複数の伝熱管23と、複数の伝熱管23に冷媒を分流させる膨張弁側ヘッダ21とを備え、複数の伝熱管23は、ヘッダ長手方向25に並べて配置され、膨張弁側ヘッダ21は内部に、下側から上側へと冷媒を流す第1流路57と、上側から下側へと冷媒を流す第2流路58と、第1流路57の上端から第2流路58の上端に冷媒を流す第1折返し流路51と、第2流路58の下端から第1流路57の下端に冷媒を流す第2折返し流路52と、複数の伝熱管23の一端がそれぞれ配置される複数の差込空間46とを備え、複数の差込空間46は、第1流路57から導かれる冷媒を複数の伝熱管23に導き、第1流路57および第2流路58は、複数の差込空間46と第1折返し流路51および第2折返し流路52との間に配置されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の伝熱管と、
前記複数の伝熱管に冷媒を分流させるヘッダとを備え、
前記複数の伝熱管は、前記ヘッダの長手方向に並べて配置され、
前記ヘッダは内部に、
前記ヘッダの長手方向における一端部の側から他端部の側へと冷媒を流す第1流路と、
前記他端部の側から前記一端部の側へと冷媒を流す第2流路と、
前記他端部の側において前記第1流路から前記第2流路へと冷媒を流す第1折返し流路と、
前記一端部の側において前記第2流路から前記第1流路へと冷媒を流す第2折返し流路と、
前記複数の伝熱管のそれぞれの一端がそれぞれ配置される複数の差込空間とを有し、
前記複数の差込空間は、前記第1流路および前記第2流路のうちの少なくとも一方の流路から導かれる冷媒を前記複数の伝熱管に導き、
前記第1流路および前記第2流路は、前記一方の流路から前記複数の伝熱管に冷媒を導く導入方向において、前記複数の差込空間と、前記第1折返し流路および前記第2折返し流路との間に配置される
熱交換器。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記ヘッダは、前記導入方向に積層される複数の板状部材を有し、
前記複数の板状部材は、
前記第1折返し流路と前記第2折返し流路とが形成される折返流路用板状部材と、
前記第1流路と前記第2流路とが形成される循環流路用板状部材と、
前記複数の差込空間が形成される差込空間用板状部材とを含む
請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】
前記ヘッダは内部に、前記第1流路の前記一端部の側の端に冷媒を流入させる流入口をさらに有し、
前記第1折返し流路の流路断面積は、前記第2折返し流路の流路断面積より大きい
請求項2に記載の熱交換器。
【請求項4】
前記折返流路用板状部材は、前記導入方向に積層される複数の折返流路用板状部材から形成される
請求項3に記載の熱交換器。
【請求項5】
前記ヘッダは内部に、前記一方の流路から冷媒を前記複数の差込空間のそれぞれに導入する複数の導入流路をさらに有し、
前記複数の導入流路のうちの第1導入流路の流路断面積は、前記複数の導入流路のうちの前記第1導入流路より前記一端部の側に配置される第2導入流路の流路断面積と異なる
請求項1に記載の熱交換器。
【請求項6】
前記複数の導入流路は、前記第1流路を前記複数の差込空間のそれぞれに連通させ、
前記第1導入流路の流路断面積は、前記第2導入流路の流路断面積より大きい
請求項5に記載の熱交換器。
【請求項7】
前記複数の導入流路のうちの最も前記一端部の側に配置される第1導入流路の流路断面積は、前記複数の導入流路のうちの前記一端部の側から2番目に配置される第2導入流路の流路断面積より小さい
請求項6に記載の熱交換器。
【請求項8】
前記ヘッダは内部に、前記第1流路の前記一端部の側の端に冷媒を流入させる流入口をさらに有し、
前記複数の差込空間のうちの最も前記一端部の側に配置される差込空間には、前記複数の伝熱管のうちの2つの伝熱管の一端が配置される
請求項1に記載の熱交換器。
【請求項9】
前記差込空間用板状部材は、前記導入方向に積層される複数の差込空間用板状部材から形成される
請求項2に記載の熱交換器。
【請求項10】
前記循環流路用板状部材は、前記導入方向に積層される複数の循環流路用板状部材から形成される
請求項2に記載の熱交換器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、熱交換器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
複数の伝熱管と、複数の伝熱管に冷媒を分流させるヘッダとを備える熱交換器が知られている。例えば、特許文献1に記載のヘッダには、循環流路と、循環流路を複数の伝熱管にそれぞれ連通させる複数の導入孔とが形成されている。循環流路は、ヘッダの長手方向の一端部の側から他端部の側に冷媒を流す第1流路と、他端部の側から一端部の側に冷媒を流す第2流路と、他端部で第1流路から第2流路に冷媒を流す第1折返し流路と、一端部で第2流路から第1流路に冷媒を流す第2折返し流路とを含んでいる。このような熱交換器では、ヘッダの内部に流入した冷媒を循環流路に循環させながら複数の伝熱管に冷媒を分流させることにより、複数の伝熱管のうちの一部の伝熱管に冷媒が偏って流れることを抑制し、冷媒と空気とが熱交換される熱交換量が低下することを抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-8974号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の熱交換器では、第1流路から第1折返し流路へと冷媒が流れる方向と導入孔から伝熱管へと冷媒が流れる方向とが同じである。この場合、ヘッダの長手方向における第1折返し流路に対応する箇所に伝熱管を設けると、第1流路から第1折返し流路へと流入した冷媒の多くが当該伝熱管へと流れてしまい、各伝熱管への分流性が悪化するおそれがあり、分流の悪化により熱交換量が低下することがある。このような分流の悪化を防ぐために、特許文献1の熱交換器では、第1折返し流路に対応する箇所に伝熱管を設けていないが、これでは熱交換器に設ける伝熱管の本数が少なくなり、熱交換量が低下するという問題がある。
【0005】
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、冷媒と空気とを熱交換する熱交換量を向上させる熱交換器を提案するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様による熱交換器は、複数の伝熱管と、前記複数の伝熱管に冷媒を分流させるヘッダとを備え、前記複数の伝熱管は、前記ヘッダの長手方向に並べて配置され、前記ヘッダは内部に、前記ヘッダの長手方向における一端部の側から他端部の側へと冷媒を流す第1流路と、前記他端部の側から前記一端部の側へと冷媒を流す第2流路と、前記他端部の側において前記第1流路から前記第2流路へと冷媒を流す第1折返し流路と、前記一端部の側において前記第2流路から前記第1流路へと冷媒を流す第2折返し流路と、前記複数の伝熱管のそれぞれの一端がそれぞれ配置される複数の差込空間とを有し、前記複数の差込空間は、前記第1流路および前記第2流路のうちの少なくとも一方の流路から導かれる冷媒を前記複数の伝熱管に導き、前記第1流路および前記第2流路は、前記一方の流路から前記複数の伝熱管に冷媒を導く導入方向において、前記複数の差込空間と、前記第1折返し流路および前記第2折返し流路との間に配置されている。
【発明の効果】
【0007】
開示の熱交換器は、冷媒と空気とを熱交換する熱交換量を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施例の熱交換器が設けられている空気調和機を示す冷媒回路図である。
図2は、実施例の熱交換器を示す正面図である。
図3は、実施例の熱交換器を示す上面図である。
図4は、実施例の熱交換器の伝熱管を示す断面図である。
図5は、実施例の熱交換器の膨張弁側ヘッダを示す分解斜視図である。
図6は、比較例1の熱交換器の膨張弁側ヘッダを示す分解斜視図である。
図7は、比較例2の熱交換器の第1折返し流路を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願が開示する実施形態にかかる熱交換器について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の記載により本開示の技術が限定されるものではない。また、以下の記載においては、同一の構成要素に同一の符号を付与し、重複する説明を省略する。
【実施例】
【0010】
実施例の熱交換器は、図1に示されているように、空気調和機10に設けられている室外熱交換器1である。図1は、実施例の室外熱交換器1が設けられている空気調和機10の冷媒回路図である。空気調和機10は、室外機2と室内機3とを備えている。室外機2は、屋外に設置されている。室内機3は、屋内の部屋の内部に設置されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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