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公開番号
2025152608
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024054580
出願日
2024-03-28
発明の名称
時計部品、ムーブメント、時計用外装、時計、及び時計部品の製造方法
出願人
セイコーウオッチ株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G04B
19/06 20060101AFI20251002BHJP(時計)
要約
【課題】新規な視覚効果が得られる時計部品、ムーブメント、時計用外装、時計、及び時計部品の製造方法を提供する。
【解決手段】銅を含む母材と、前記母材の上に配置される変性膜と、を有し、前記変性膜は気泡を含む、時計部品。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
銅を含む母材と、前記母材の上に配置される変性膜と、を有し、
前記変性膜は気泡を含む、時計部品。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記気泡の大きさは5nm以上500nm以下である、請求項1に記載の時計部品。
【請求項3】
前記気泡の数は1個/μm
2
以上50個/μm
2
以下である、請求項1に記載の時計部品。
【請求項4】
前記変性膜の厚みは0.1μm以上20μm以下である、請求項1に記載の時計部品。
【請求項5】
請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の時計部品を含む、ムーブメント。
【請求項6】
請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の時計部品を含む、時計用外装。
【請求項7】
請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の時計部品を含む、時計。
【請求項8】
請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の時計部品の製造方法であって、
硫酸銅と緑青とを含む水溶液に銅を含む母材を浸漬した状態で前記水溶液を撹拌することを含む、時計部品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、時計部品、ムーブメント、時計用外装、時計、及び時計部品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
時計の付加価値を審美的な観点から高める目的で、時計を構成する部品を所望の色に着色する場合がある。例えば、特許文献1には、チタンを含む時計部品に対して陽極酸化処理により酸化被膜を形成することで、本来の金属色と異なる様々な色を付与する方法が記載されている。
金属を含む母材の表面に母材と異なる色調を付与する方法としては、金属の種類に応じて様々な手法がある。例えば、銅を含む母材の表面に母材と異なる色調を付与する方法として、煮色と呼ばれる日本の伝統工芸技術が知られている(非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-127877号公報
【非特許文献】
【0004】
今淵純子他「金属工芸における表面着色」表面技術 Vol.51, No.10, 2000, pp18-24
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
金属を含む母材の表面を化学的に変性して着色する方法は、塗料を用いて被膜を形成する方法に比べ、変性により形成される被膜の厚みが薄く部品の寸法精度に与える影響が小さい、耐久性や堅牢性に優れる等の利点を有する。一方で、公知技術により得られる母材の表面を化学的に変性して形成される被膜は組成が均質になりやすく、被膜に入射した光の反射や干渉による視覚効果に変化が乏しく、外観が単調になりやすい。
上記事情に鑑み、本開示は、新規な視覚効果が得られる時計部品、ムーブメント、時計用外装、時計、及び時計部品の製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための手段には、以下の実施態様が含まれる。
<1>銅を含む母材と、前記母材の上に配置される変性膜と、を有し、
前記変性膜は気泡を含む、時計部品。
<2>前記気泡の大きさは5nm以上500nm以下である、<1>に記載の時計部品。
<3>前記気泡の数は1個/μm
2
以上50個/μm
2
以下である、<1>又は<2>に記載の時計部品。
<4>前記変性膜の厚みは0.1μm以上20μm以下である、<1>~<3>のいずれか1項に記載の時計部品。
<5><1>~<4>のいずれか1項に記載の時計部品を含む、ムーブメント。
<6><1>~<4>のいずれか1項に記載の時計部品を含む、時計用外装。
<7><1>~<4>のいずれか1項に記載の時計部品を含む、時計。
<8><1>~<4>のいずれか1項に記載の時計部品の製造方法であって、
硫酸銅と緑青とを含む水溶液に銅を含む母材を浸漬した状態で前記水溶液を撹拌することを含む、時計部品の製造方法。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、新規な視覚効果が得られる時計部品、ムーブメント、時計用外装、時計、及び時計部品の製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態に係る時計部品一例を概略的に示す平面図である。
本開示の実施形態に係る時計の一例を概略的に示す図である。
本開示の実施形態に係る時計部品の製造方法の一例を概略的に示す図である。
実施例で作製した試験片の断面の画像である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態を説明する。なお、本明細書において、「~」を用いて表される数値範囲がある場合、数値範囲は「~」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
【0010】
<第1実施形態>
本開示の第1実施形態は、
銅を含む母材と、前記母材の上に配置される変性膜と、を有し、
前記変性膜は気泡を含む、時計部品である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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