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公開番号2025150734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024051782
出願日2024-03-27
発明の名称乗員検知装置
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G08B 21/22 20060101AFI20251002BHJP(信号)
要約【課題】様々な状況を判別して幼児の取り残しを高精度に検知することができる。
【解決手段】乗員検知装置は、車両の車室内に向けて送信した送信波が車室内の乗員により反射された反射波に基づいて、車室内に存在している乗員の位置を表す1つ以上の検知点を点群として示した点群情報を取得する取得部と、車室内の着座領域に対して設定され、着座領域の座面を含む第1の関心領域に出現した点群数をカウントする演算部と、第1の関心領域の点群数が第1の閾値以上であった場合、姿勢を正した着座姿勢よりも低い姿勢を取る乗員が着座領域にいると判定する判定部と、を備える。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
車両の車室内に向けて送信した送信波が前記車室内の乗員により反射された反射波に基づいて、前記車室内に存在している乗員の位置を表す1つ以上の検知点を点群として示した点群情報を取得する取得部と、
前記車室内の着座領域に対して設定され、前記着座領域の座面を含む第1の関心領域に出現した点群数をカウントする演算部と、
前記第1の関心領域の点群数が第1の閾値以上であった場合、姿勢を正した着座姿勢よりも低い姿勢を取る乗員が前記着座領域にいると判定する判定部と、を備える、
乗員検知装置。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記演算部は、
前記第1の関心領域の点群数が第1の閾値以上であった場合、
前記車室内の着座領域に対して設定され、前記着座領域の座面を含む第2の関心領域に出現した点群数をカウントし、
前記第2の関心領域と重複する領域に設定され、前記第2の関心領域よりも狭い第3の関心領域に出現した点群数をカウントし、
前記第3の関心領域の前記点群数に対する前記第2の関心領域の前記点群数の比率を算出し、
前記判定部は、
前記比率が第2の閾値以上であった場合、前記低い姿勢を取る大人の乗員がいると判定する、
請求項1に記載の乗員検知装置。
【請求項3】
前記着座領域は、隣り合う複数の座席に対応する領域である、
請求項1または請求項2に記載の乗員検知装置。
【請求項4】
前記演算部は、
前記着座領域の前記座面の上方に設定され、上端部の高さ位置が前記第1の関心領域よりも高い第4の関心領域に出現した点群数をカウントし、
前記判定部は、
前記第4の関心領域の点群数が第3の閾値以上であった場合、前記着座領域に着座する乗員がいると判定する、
請求項1に記載の乗員検知装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、乗員検知装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
車両制御システム等において、車室内に設置された電波センサ等により取得されるデータに基づいて、車室内の乗員の取り残しを検知する技術がある。例えば、特許文献1の技術では、電波センサにより後部座席に乗員が検知されている状態で、運転席のシートベルトの着脱またはサイドドアの開閉が行われると、運転者が降車した車両内に乗員の取り残しが発生したと判定して周囲に報知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-101415号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の特許文献1の技術では、後部座席の乗員を検知するための検知エリアの設定が画一的であり、後部座席に検出されたのが人であるか、荷物等の物体であるかの判定しか行われない。運転者が降車した後の車両内にいるのが大人であれば、必ずしも周囲に報知する必要はないと考えられるほか、上述の特許文献1の技術では、例えば臥位姿勢を取る大人または幼児等を正しく検知することは困難である。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、様々な状況を判別して幼児の取り残しを高精度に検知することができる乗員検知装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の乗員検知装置は、車両の車室内に向けて送信した送信波が前記車室内の乗員により反射された反射波に基づいて、前記車室内に存在している乗員の位置を表す1つ以上の検知点を点群として示した点群情報を取得する取得部と、前記車室内の着座領域に対して設定され、前記着座領域の座面を含む第1の関心領域に出現した点群数をカウントする演算部と、前記第1の関心領域の点群数が第1の閾値以上であった場合、姿勢を正した着座姿勢よりも低い姿勢を取る乗員が前記着座領域にいると判定する判定部と、を備える。
【0007】
実施形態の乗員検知装置は、様々な状況を判別して幼児の取り残しを高精度に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態にかかる乗員検知システムが搭載される車両の車室内の構成の一例を示す透視側面図である。
図2は、実施形態にかかる乗員検知システムが搭載される車両の車室内の構成の一例を示す透視上面図である。
図3は、実施形態にかかる乗員検知システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図4は、実施形態にかかる乗員検知システムの機能構成の一例を示すブロック図である。
図5は、実施形態にかる乗員検知システムの検知対象となる乗員の状態を示す模式図である。
図6は、実施形態にかる乗員検知システムの検知対象となる乗員の状態を示す模式図である。
図7は、実施形態にかる乗員検知システムの検知対象となる乗員の状態を示す模式図である。
図8は、実施形態にかかる乗員検知システムによるシート列における解析結果の幾つかの例を示す模式図である。
図9は、実施形態にかかる乗員検知システムによるシート列における解析結果の幾つかの例を示す模式図である。
図10は、実施形態にかかる乗員検知システムによるシート列における解析結果の幾つかの例を示す模式図である。
図11は、実施形態にかかる乗員検知システムに設定される各種の検知領域の一例を示す図である。
図12は、実施形態にかかる乗員検知システムに設定される各種の検知領域の一例を示す図である。
図13は、実施形態にかかる乗員検知システムに設定される各種の検知領域の一例を示す図である。
図14は、実施形態にかかる乗員検知システムに設定される各種の検知領域の一例を示す図である。
図15は、実施形態にかかる乗員検知装置による乗員検知処理の手順の一例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、並びに当該構成によりもたらされる作用、結果、及び効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によりも実現可能であるとともに、基本的な構成に基づく種々の効果や派生的な効果のうち、少なくとも1つを得ることが可能である。
【0010】
(乗員検知システムの構成例)
図1は、実施形態にかかる乗員検知システム1が搭載される車両Cの車室R内の構成の一例を示す透視側面図である。図2は、実施形態にかかる乗員検知システム1が搭載される車両Cの車室R内後部の構成の一例を示す透視上面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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