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公開番号2025150411
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024051268
出願日2024-03-27
発明の名称通信装置、制御方法、及びプログラム
出願人国立大学法人 東京大学,株式会社Premo
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04L 25/02 20060101AFI20251002BHJP(電気通信技術)
要約【課題】半導体チップなどの通信装置間の位置関係に関する判定を支援する技術を提供する。
【解決手段】第1の通信装置であって、第1のコイルを含む通信回路であって、前記第1のコイルと第2の通信装置の第2のコイルとの間の誘導結合を介して前記第2の通信装置との無線通信を行う、通信回路と、前記通信回路を介して複数の電圧パターンを前記第1のコイルに印加する印加手段であって、各電圧パターンは前記第2の通信装置においてビットエラーの数の検出に用いられる第1の信号部分を含み、各電圧パターンの前記第1の信号部分は異なる周波数特性を持つ、印加手段と、を備える、第1の通信装置を提供する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
第1の通信装置であって、
第1のコイルを含む通信回路であって、前記第1のコイルと第2の通信装置の第2のコイルとの間の誘導結合を介して前記第2の通信装置との無線通信を行う、通信回路と、
前記通信回路を介して複数の電圧パターンを前記第1のコイルに印加する印加手段であって、各電圧パターンは前記第2の通信装置においてビットエラーの数の検出に用いられる第1の信号部分を含み、各電圧パターンの前記第1の信号部分は異なる周波数特性を持つ、印加手段と、
を備える、第1の通信装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
請求項1に記載の第1の通信装置であって、
各電圧パターンの前記第1の信号部分には、異なるビットパターンが符号化される、
第1の通信装置。
【請求項3】
請求項2に記載の第1の通信装置であって、
各電圧パターンは第2の信号部分を含み、
前記第2の信号部分は、当該第2の信号部分を含む電圧パターンの前記第1の信号部分に符号化されるビットパターンを識別する識別情報を含む、
第1の通信装置。
【請求項4】
請求項1に記載の第1の通信装置であって、
所定の初期値に基づいて複数のビットパターンを疑似ランダムに生成する生成手段を更に備え、
各電圧パターンの前記第1の信号部分には、前記複数のビットパターンのうちの異なる1つが符号化され、
前記所定の初期値は、前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間で共有される、
第1の通信装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の第1の通信装置であって、
前記第1の信号部分は、伝送路符号に対応するパルス列を含み、
前記複数の電圧パターンに対応する複数のパルス列のうちの少なくとも1つについて、前記第2の通信装置におけるサンプリングタイミングを含まない部分的な期間が、前記伝送路符号に対応する電圧から反転した電圧を持つ、
第1の通信装置。
【請求項6】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の第1の通信装置であって、
各電圧パターンの前記第1の信号部分は、異なる伝送路符号に対応する、
第1の通信装置。
【請求項7】
請求項6に記載の第1の通信装置であって、
各電圧パターンは第2の信号部分を含み、
前記第2の信号部分は、当該第2の信号部分を含む電圧パターンの前記第1の信号部分に対応する伝送路符号を識別する識別情報を含む、
第1の通信装置。
【請求項8】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の第1の通信装置であって、
前記複数の電圧パターンのうちの第1の電圧パターンの前記第1の信号部分に対応する、前記第2の通信装置において検出されたビットエラーの数に基づく評価値を、前記通信回路を介して受信する受信手段と、
前記評価値に基づいて、前記第1の電圧パターンよりも後に前記第1のコイルに印加される第2の電圧パターンの前記第1の信号部分の長さを制御する制御手段と、
を更に備える、第1の通信装置。
【請求項9】
第2の通信装置であって、
第2のコイルを含む通信回路であって、前記第2のコイルと第1の通信装置の第1のコイルとの間の誘導結合を介して前記第1の通信装置との無線通信を行う、通信回路と、
前記第1のコイルに印加された複数の送信電圧パターンに対応する複数の受信電圧パターンを、前記通信回路を介して取得する取得手段であって、各送信電圧パターンは前記第2の通信装置においてビットエラーの数の検出に用いられる第1の送信信号部分を含み、各送信電圧パターンの前記第1の送信信号部分は異なる周波数特性を持つ、取得手段と、
各受信電圧パターンについて、前記第1の送信信号部分に対応する第1の受信信号部分におけるビットエラーの数を検出する検出手段と、
前記複数の受信電圧パターンに対応する複数の第1の受信信号部分において検出されたビットエラーの数に基づいて、前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間の位置関係に関する判定を行う判定手段と、
を備える、第2の通信装置。
【請求項10】
請求項9に記載の第2の通信装置であって、
各送信電圧パターンの前記第1の送信信号部分には、異なるビットパターンが符号化され、
各送信電圧パターンは第2の送信信号部分を含み、
前記第2の送信信号部分は、当該第2の送信信号部分を含む送信電圧パターンの前記第1の送信信号部分に符号化されるビットパターンを識別する識別情報を含み、
前記検出手段は、各受信電圧パターンについて、前記第1の送信信号部分に対応する前記第1の受信信号部分から取得されるビットパターンと、前記第2の送信信号部分に対応する第2の受信信号部分から取得される識別情報により識別されるビットパターンとを比較することにより、前記ビットエラーの数を検出する、
第2の通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信装置、制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から複数の半導体チップ間でコイルを用いた無線通信を行う技術が知られており、例えば、特許文献1には、水平方向に集積された複数の半導体チップ間で短距離の無線通信により情報のやり取りを行う情報処理装置が提案されている。
【0003】
また、疑似ランダム信号(Pseudo Random Bit Sequence(PRBS))を生成する技術が知られている(非特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-87044号公報
【非特許文献】
【0005】
碓井有三,“PRBS(疑似ランダム信号)”,[online],2017年8月28日,株式会社マクニカ,[2024年1月18日検索],インターネット <URL:https://www.macnica.co.jp/business/semiconductor/articles/basic/124741/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
外部からの力などが原因で、半導体チップ間の位置関係(距離又は角度など)が変化する場合がある。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、半導体チップなどの通信装置間の位置関係に関する判定を支援する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、第1の通信装置であって、第1のコイルを含む通信回路であって、前記第1のコイルと第2の通信装置の第2のコイルとの間の誘導結合を介して前記第2の通信装置との無線通信を行う、通信回路と、前記通信回路を介して複数の電圧パターンを前記第1のコイルに印加する印加手段であって、各電圧パターンは前記第2の通信装置においてビットエラーの数の検出に用いられる第1の信号部分を含み、各電圧パターンの前記第1の信号部分は異なる周波数特性を持つ、印加手段と、を備える、第1の通信装置を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、半導体チップなどの通信装置間の位置関係に関する判定を支援することが可能となる。
【0010】
なお、本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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