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公開番号2025149563
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024050292
出願日2024-03-26
発明の名称情報提供システム
出願人フジテック株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類B66B 1/18 20060101AFI20251001BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】エレベータを利用する利用者に割り当てられた号機の動作状況に関する情報を当該利用者に提供する。
【解決手段】情報提供システム(100)は、リーダ装置(303)によりエレベータ(1)の利用者の端末装置(9)から取得された利用者情報に基づいて認証された利用者である認証済利用者の端末装置からの要求に対する応答として、群管理制御装置(200)が認証済利用者に対して割り当てた割当号機を制御するエレベータ制御装置(2)から割当号機の動作情報を取得し、取得した動作情報を端末装置へ送信するデータ送信システム(400)を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
複数階床を有する建物に設けられた複数の号機を備えるエレベータの前記号機の動作状況に関する動作情報を提供する情報提供システムであって、
リーダ装置により前記エレベータの利用者の端末装置から取得された当該利用者を識別する利用者情報に基づいて認証された前記利用者である認証済利用者の端末装置からの要求に対する応答として、前記複数の号機の運行を制御する群管理制御装置が前記認証済利用者に対して割り当てた割当号機を制御するエレベータ制御装置から前記割当号機の前記動作情報を取得し、取得した前記動作情報を前記端末装置へ送信するデータ送信システムを含む、
情報提供システム。
続きを表示（約 1,500 文字）【請求項２】
前記リーダ装置は、前記建物の入口と前記エレベータの乗場との間に設けられたセキュリティゲートに併設され、
前記認証済利用者は、前記セキュリティゲートの通過が認証された前記利用者である、
請求項１に記載の情報提供システム。
【請求項３】
前記リーダ装置は、前記エレベータの行先階登録装置に併設され、
前記認証済利用者は、前記エレベータの利用が認証された前記利用者である、
請求項１に記載の情報提供システム。
【請求項４】
前記動作情報は、前記号機の最新の移動方向を示す情報を含む、
請求項１に記載の情報提供システム。
【請求項５】
前記動作情報は、前記号機が位置する最新の階数を示す情報を含む、
請求項１に記載の情報提供システム。
【請求項６】
前記動作情報は、前記号機の最新の混雑状況を示す情報を含む、
請求項４または５に記載の情報提供システム。
【請求項７】
前記群管理制御装置は、
前記リーダ装置が設けられた階床と、当該認証済利用者に予め対応付けられた行先階とに基づいて、当該認証済利用者に対して割り当てる前記割当号機を決定し、
当該割当号機を前記階床に移動させるように前記エレベータ制御装置に指示する、
請求項１に記載の情報提供システム。
【請求項８】
前記群管理制御装置は、前記割当号機を識別する号機情報を、前記認証済利用者を認証する認証装置および前記リーダ装置を介して前記割当号機が割り当てられた前記認証済利用者の前記端末装置へ送信する、
請求項７に記載の情報提供システム。
【請求項９】
前記データ送信システムは、パブリッシュ／サブスクライブ型の通信方式を用いて互いに通信可能な、ブローカーとして機能するサーバ装置と、１または複数の通信装置と、提供装置とを含み、
前記通信装置は、
自装置と通信可能に接続された前記エレベータ制御装置から、当該エレベータ制御装置が制御する前記号機の前記動作情報を受信する受信部と、
前記受信部が前記動作情報を受信する度に当該受信した前記動作情報を所定の第１トピックで前記サーバ装置に対してパブリッシュを行う送信モードと、前記パブリッシュを行わない非送信モードとのいずれかに動作モードを切り替えるパブリッシュ部と、を備え、
前記サーバ装置は、
前記パブリッシュ部からパブリッシュされた前記動作情報を受信すると、当該受信した前記動作情報を、前記サーバ装置に対して前記第１トピックをサブスクライブした送信先装置へ送信し、
前記送信先装置は、
前記サーバ装置から前記動作情報を受信する度に、当該受信した前記動作情報を記憶装置に格納するための処理を実行し、
前記提供装置は、
前記利用者の端末装置が利用可能な、前記割当号機の前記動作情報を提供するための機能を有し、
前記端末装置が前記機能を利用中は、前記割当号機の前記動作情報を前記記憶装置から逐次取得し、当該取得した前記動作情報を前記端末装置に送信する、
請求項１に記載の情報提供システム。
【請求項１０】
前記エレベータ制御装置は、当該エレベータ制御装置が制御する前記号機の動作状況に変化が生じる度に前記動作情報を前記通信装置に送信する、
請求項９に記載の情報提供システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明はエレベータの利用者に対して情報を提供する情報提供システムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、エレベータの利用者に対してエレベータの割当に関する情報を案内する技術が知られている。例えば特許文献１には、利用者に対して号機が割り当てられたときに、行先階および割当号機をゲートの表示機に表示する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１６－１６００９５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上述のような従来技術は、利用者に対してエレベータの号機が割り当てられた後、割り当てられた号機の動作状況を当該利用者が把握できない状況が発生するという問題がある。
【０００５】
本発明の一態様は、エレベータを利用する利用者に割り当てられた号機の動作状況に関する情報を当該利用者に提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報提供システムは、複数階床を有する建物に設けられた複数の号機を備えるエレベータの前記号機の動作状況に関する動作情報を提供する情報提供システムであって、リーダ装置により前記エレベータの利用者の端末装置から取得された当該利用者を識別する利用者情報に基づいて認証された前記利用者である認証済利用者の端末装置からの要求に対する応答として、前記複数の号機の運行を制御する群管理制御装置が前記認証済利用者に対して割り当てた割当号機を制御するエレベータ制御装置から前記割当号機の前記動作情報を取得し、取得した前記動作情報を前記端末装置へ送信するデータ送信システムを含む。
【０００７】
本発明の各態様に係る情報提供システムは、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを前記情報提供システムが備える各部（ソフトウェア要素）として動作させることにより前記情報提供システムをコンピュータにて実現させる情報提供システムの制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
【発明の効果】
【０００８】
本発明の一態様によれば、エレベータを利用する利用者に割り当てられた号機の動作状況に関する情報を当該利用者に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の実施形態１に係る情報提供システムの構成を示すブロック図である。
利用者ＤＢの一例を示す図である。
機器ＤＢの一例を示す図である。
割当ＤＢの一例を示す図である。
エレベータＤＢの一例を示す図である。
認証および呼び登録に関する処理の流れを示すシーケンス図である。
初回のＡＰＩの利用に基づくデータの流れの一例を示すシーケンスである。
送信モードに切り替わった後の、２回目以降のＡＰＩの利用に基づくデータの流れの一例を示すシーケンスである。
ＡＰＩの利用が所定期間なされなかった場合のデータの流れの一例を示すシーケンスである。
本発明の実施形態２に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
〔実施形態１〕
〔情報提供システムの概要〕
以下、本発明の一実施形態について説明する。図１は、本発明の実施形態１に係る情報提供システム１００の構成を示すブロック図である。図１に示すように、情報提供システム１００は、群管理制御装置２００、セキュリティシステム３００、およびデータ送信システム４００を含む。本発明に係る情報提供システム１００は、複数階床を有する建物に設けられた複数の号機を備えるエレベータ１の号機の動作状況に関する動作情報を提供するシステムである。
（【００１１】以降は省略されています）

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