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公開番号
2025149479
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-08
出願番号
2024050152
出願日
2024-03-26
発明の名称
集電層に用いられる金属箔積層体
出願人
味の素株式会社
代理人
個人
,
個人
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個人
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個人
,
個人
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個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
15/085 20060101AFI20251001BHJP(積層体)
要約
【課題】適度な強度と耐電解液性とを保ち、かつ軽量化を達成することができる金属箔積層体を提供すること。
【解決手段】(A)シクロオレフィンポリマーを含む樹脂組成物からなる樹脂層と、該樹脂層の両面に形成された金属箔層と、を有する積層体。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)シクロオレフィンポリマーを含む樹脂組成物からなる樹脂層と、該樹脂層の両面に形成された金属箔層と、を有する積層体。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
(A)シクロオレフィンポリマーが、少なくとも1種のシクロオレフィンコポリマーを含む、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
樹脂組成物中の(A)シクロオレフィンポリマーの含有量が、樹脂組成物の不揮発分100質量%に対して50~100質量%である、請求項1に記載の積層体。
【請求項4】
樹脂組成物が(B)スチレン系熱可塑性エラストマーをさらに含む、請求項1に記載の積層体。
【請求項5】
(B)スチレン系熱可塑性エラストマーを構成する繰り返し単位のうち反応性基を有する繰り返し単位の含有量が、(B)スチレン系熱可塑性エラストマーの全質量に対して0~3質量%である、請求項4に記載の積層体。
【請求項6】
(B)スチレン系熱可塑性エラストマーの重量平均分子量が50,000を超える、請求項4に記載の積層体。
【請求項7】
樹脂組成物中の(B)スチレン系熱可塑性エラストマーの含有量が、樹脂組成物の不揮発分100質量%に対して5~20質量%である、請求項4に記載の積層体。
【請求項8】
樹脂組成物が(C)導電フィラーをさらに含む、請求項1に記載の積層体。
【請求項9】
樹脂組成物中の(C)導電フィラーの含有量が、樹脂組成物の不揮発分100質量%に対して0.5~10質量%である、請求項8に記載の積層体。
【請求項10】
金属箔層が銅箔層である、請求項1に記載の積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、集電層に用いられる金属箔積層体に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
5G、Beyond 5Gの中で、装置に組み込まれるデバイス数が益々増加するにあたり、それを駆動する電池の重量・サイズが重く、大きくなる傾向にある。その為、一定の電流を担保しつつ、重量を軽くすることが望まれる。例えば、太陽電池パネルや電池を搭載して成層圏を飛行し、地上に無線通信サービスを提供するHAPSや、電気自動車EVなどでは、重量の軽量化が求められる為、電池中に使われる電極の軽量化が必須となる。集電層として用いられる金属箔の厚みを薄くすることで要求に応えられるが、金属箔の薄膜化は技術的な限界があり、極薄金属箔は容易に皺やピンホールが発生するため、生産工程への適用が難しい。
【0003】
また、金属箔を薄膜化すると、軽量化を達成することができる一方強度が下がるため、電池作製工程に耐え得る強度を持つことが好ましい。
【0004】
例えば、特許文献1には、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂および硬化剤を含む樹脂組成物の硬化物からなる樹脂層と該樹脂層の両面に形成された金属箔層とを有する、集電層に用いられる金属箔積層体が開示されている。
【0005】
しかしながら、実用化されているリチウムイオン二次電池の多くは、その電解液として、六フッ化リン酸リチウム、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート等の溶媒が使用されている。特にエチレンカーボネートは極性の高い有機溶剤であり、樹脂に対する溶解能が高いという特徴を有するため、このような電解液に耐え得る樹脂の選定が必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特願2023-027749
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記のような事情に着目してなされたものであって、その目的は、適度な強度と耐電解液性とを保ち、かつ軽量化を達成することができる金属箔積層体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、樹脂組成物からなる樹脂層と該樹脂層の両面に形成された金属箔層とを有する積層体において、樹脂組成物を構成する樹脂としてシクロオレフィンポリマーを採用することにより、適度な強度と耐電解液性とを保ち、かつ軽量化を達成することができる金属箔積層体が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は以下の特徴を有する。
[1](A)シクロオレフィンポリマーを含む樹脂組成物からなる樹脂層と、該樹脂層の両面に形成された金属箔層と、を有する積層体。
[2](A)シクロオレフィンポリマーが、少なくとも1種のシクロオレフィンコポリマーを含む、[1]に記載の積層体。
[3]樹脂組成物中の(A)シクロオレフィンポリマーの含有量が、樹脂組成物の不揮発分100質量%に対して50~100質量%である、[1]または[2]に記載の積層体。
[4]樹脂組成物が(B)スチレン系熱可塑性エラストマーをさらに含む、[1]~[3]のいずれか1項に記載の積層体。
[5](B)スチレン系熱可塑性エラストマーを構成する繰り返し単位のうち反応性基を有する繰り返し単位の含有量が、(B)スチレン系熱可塑性エラストマーの全質量に対して0~3質量%である、[4]に記載の積層体。
[6](B)スチレン系熱可塑性エラストマーの重量平均分子量が50,000を超える、[4]または[5]に記載の積層体。
[7]樹脂組成物中の(B)スチレン系熱可塑性エラストマーの含有量が、樹脂組成物の不揮発分100質量%に対して5~20質量%である、[4]~[6]のいずれか1項に記載の積層体。
[8]樹脂組成物が(C)導電フィラーをさらに含む、[1]~[7]のいずれか1項に記載の積層体。
[9]樹脂組成物中の(C)導電フィラーの含有量が、樹脂組成物の不揮発分100質量%に対して0.5~10質量%である、[8]に記載の積層体。
[10]金属箔層が銅箔層である、[1]~[9]のいずれか1項に記載の積層体。
[11]樹脂層の厚さが3~60μmである、[1]~[10]のいずれか1項に記載の積層体。
[12]ヤング率が10,000MPa以上である、[1]~[11]のいずれか1項に記載の積層体。
[13]伸度比が1.2以上である、[1]~[12]のいずれか1項に記載の積層体。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、金属箔単体で集電層を作製する場合と比べて、軽量化することができかつ適度な強度と耐電解液性とを有する金属箔積層体を提供することができる。また、本発明によれば、金属箔層および樹脂層の厚さの調整、樹脂層への導電性の付与等により、集電層を自由に設計することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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