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公開番号2025153106
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024055400
出願日2024-03-29
発明の名称害虫情報提供装置、害虫情報提供方法および害虫情報提供プログラム
出願人味の素株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20251002BHJP(計算;計数)
要約【課題】幅広いエリアを対象として精度高く害虫の発生場所を推定することで、害虫を効率よく回避することに貢献することができる害虫情報提供装置、害虫情報提供方法および害虫情報提供プログラムの提供を課題とする。
【解決手段】本実施形態では、サーバ装置が、ユーザ端末から、害虫が居た第一の場所に関する第一場所情報を取得し、第一場所情報を基に、害虫が発生しそうな第二の場所に関する第二場所情報を推測し、第二場所情報を用いて、第二の場所が強調表示された地図情報を生成し、地図情報をユーザ端末に提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
害虫が居た第一の場所に関する第一場所情報を取得する第一取得部と、
前記第一場所情報を基に、前記害虫が発生しそうな第二の場所に関する第二場所情報を推測する推測部と、
前記第二場所情報を用いて、前記第二の場所が強調表示された地図情報を生成する生成部と、
前記地図情報を提供する第一提供部と、
を備えることを特徴とする害虫情報提供装置。
続きを表示（約 1,500 文字）【請求項２】
前記第一の場所は、前記害虫が発見された場所、前記害虫から被害を受けた場所、前記害虫の存在が聴覚で認識された場所または前記害虫が退治された場所であること、
を特徴とする請求項１に記載の害虫情報提供装置。
【請求項３】
前記推測部は、気象情報、水域情報、地理的情報、時刻情報およびユーザの行動情報からなる群から選択される少なくとも一つの情報をさらに用いて、前記第二場所情報を推測すること、
を特徴とする請求項１に記載の害虫情報提供装置。
【請求項４】
前記地図情報は、前記第二の場所が所定の目印で表示されたものであり、
前記生成部は、前記第一場所情報の取得数に応じた前記所定の目印の表示態様を決定し、当該決定した表示態様の前記所定の目印で前記第二の場所が表示された前記地図情報を生成すること、
を特徴とする請求項１に記載の害虫情報提供装置。
【請求項５】
前記地図情報は、前記第二の場所が所定の目印で表示されたものであり、
前記生成部は、前記第一場所情報の取得日に応じた前記所定の目印の表示態様を決定し、当該決定した表示態様の前記所定の目印で前記第二の場所が表示された前記地図情報を生成すること、
を特徴とする請求項１に記載の害虫情報提供装置。
【請求項６】
ユーザ端末から、前記害虫を寄せ付けないようにするための薬または食品をユーザが服用した旨に関する服用情報を取得する第二取得部と、前記服用情報を取得すると、前記薬または前記食品の効果または効能の残存時間を示すタイマーを前記ユーザ端末に提供する第二提供部と、をさらに備えること、
を特徴とする請求項１に記載の害虫情報提供装置。
【請求項７】
前記第一取得部は、ユーザ端末から所定の指示を受けると、前記ユーザ端末から前記第一場所情報を取得すること、
を特徴とする請求項１に記載の害虫情報提供装置。
【請求項８】
前記第一提供部は、前記地図情報をユーザ端末に提供し、
前記地図情報が表示されている前記ユーザ端末から現在位置情報を取得する第三取得部と、前記第二の場所と前記現在位置情報を比較して、前記ユーザ端末が前記第二の場所に接近しているか判定する判定部と、前記ユーザ端末が前記第二の場所に接近していると判定された場合に、前記ユーザ端末にアラートを出力する出力部と、をさらに備えること、
を特徴とする請求項１に記載の害虫情報提供装置。
【請求項９】
前記第一取得部は、ユーザ端末から前記第一場所情報を取得し、
前記ユーザ端末のユーザに報酬を与える第三提供部をさらに備えること、
を特徴とする請求項１に記載の害虫情報提供装置。
【請求項１０】
前記第一提供部は、前記地図情報をユーザ端末に提供し、
前記地図情報が表示されている前記ユーザ端末から現在位置情報を取得する第三取得部と、前記第二の場所と前記現在位置情報を比較して、前記ユーザ端末が前記第二の場所に接近しているか判定する判定部と、前記ユーザ端末が前記第二の場所に接近していると判定された場合に、所定のミッションを前記ユーザ端末に提供する第四提供部と、前記所定のミッションを提供してから所定時間が経過したら前記ユーザ端末のユーザに報酬を与える第五提供部と、をさらに備えること、
を特徴とする請求項１に記載の害虫情報提供装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、害虫情報提供装置、害虫情報提供方法および害虫情報提供プログラムに関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、効率的かつ安全な害虫対策が可能な自律走行型ロボットが開示されている（特許文献１の０００５段落参照）。
【０００３】
特許文献１においては、推定部１８０は、所定の空間をなす各区画の間取り情報に基づいて発生候補場所を推定している（特許文献１の００３５段落参照）。具体的には、推定部１８０は、キッチンに存在する隙間をゴキブリの発生候補場所として推定し、窓や玄関の近傍に対しては蚊の発生候補場所として推定し、布団が設置される可能性が高い寝室をダニの発生候補場所として推定し、水回りを示す区画に対してはゴキブリや蚊の発生候補場所として推定している（特許文献１の００３５段落参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２３－００３６３４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、上記特許文献１に記載の方法では、限られたエリア（例えば一つの建物内）のみを対象とした推定しかできず、また、推定の精度が低いという問題があった。
【０００６】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、幅広いエリアを対象として精度高く害虫の発生場所を推定することで、害虫を効率よく回避することに貢献することができる害虫情報提供装置、害虫情報提供方法および害虫情報提供プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る害虫情報提供装置は、害虫が居た第一の場所に関する第一場所情報を取得する第一取得部と、前記第一場所情報を基に、前記害虫が発生しそうな第二の場所に関する第二場所情報を推測する推測部と、前記第二場所情報を用いて、前記第二の場所が強調表示された地図情報を生成する生成部と、前記地図情報を提供する第一提供部と、を備えることを特徴とする。
【０００８】
なお、前記第一の場所は、前記害虫が発見された場所、前記害虫から被害を受けた場所、前記害虫の存在が聴覚で認識された場所または前記害虫が退治された場所でもよい。
【０００９】
また、前記推測部は、気象情報、水域情報、地理的情報、時刻情報およびユーザの行動情報からなる群から選択される少なくとも一つの情報をさらに用いて、前記第二場所情報を推測してもよい。
【００１０】
また、前記地図情報は、前記第二の場所が所定の目印で表示されたものでもよく、前記生成部は、前記第一場所情報の取得数に応じた前記所定の目印の表示態様を決定し、当該決定した表示態様の前記所定の目印で前記第二の場所が表示された前記地図情報を生成してもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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