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公開番号
2025157441
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-15
出願番号
2025120973,2021166145
出願日
2025-07-18,2021-10-08
発明の名称
磁性ペースト
出願人
味の素株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
C08L
63/00 20060101AFI20251007BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】磁性粉体を含有していても粘度が低く、機械的強度に優れる硬化物を得ることができる磁性ペースト等の提供。
【解決手段】(A)磁性粉体、(B)エポキシ樹脂、(C)分散剤、及び(D)硬化剤を含む磁性ペーストであって、(C)成分が、下記一般式(1)で表されるポリエステル骨格を有する、磁性ペースト。
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(一般式(1)中、Rは、それぞれ独立に炭素原子数2~10の2価の炭化水素基を表し、nは2~1000の整数を表す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)磁性粉体、
(B)エポキシ樹脂、
(C)分散剤、及び
(D)硬化剤、を含む磁性ペーストであって、
(C)成分が、下記一般式(1)で表されるポリエステル骨格を有する、磁性ペースト。
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2025157441000008.tif
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(一般式(1)中、Rは、それぞれ独立に炭素原子数2~10の2価の炭化水素基を表し、nは2~1000の整数を表す。)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁性ペースト、樹脂組成物、及び当該磁性ペースト又は樹脂組成物を使用した硬化物、回路基板、及びインダクタ部品に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年の電子機器の小型化、薄型化の要求に伴い、電子機器に使用される回路基板にも小型化、配線の高密度化が求められている。このような回路基板としては、スルーホールにペースト材料を充填して形成されるものが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、インダクタ部品用の回路基板におけるスルーホールを充填するための樹脂として、酸化鉄(III)やコバルト酸化鉄等の磁性体粒子を含む充填樹脂が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-197624号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の充填樹脂のような磁性ペーストの硬化物の比透磁率を高くするには、充填樹脂に磁性粉体を含有させる方法が考えられる。しかし、磁性ペーストに磁性粉体を含有させると、磁性ペーストの粘度が高くなり、磁性ペーストの印刷性が劣ってしまうことがある。特に、特許文献1に記載の充填樹脂のように、磁性粉体を大量に含有するペーストを用いた場合、ペーストの粘度が大きく上昇するので、印刷性がより劣ってしまう。
【0006】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、比透磁率の高い硬化物を得ることができ且つ印刷性に優れる磁性ペースト、樹脂組成物、及び当該磁性ペースト又は樹脂組成物を使用した硬化物、回路基板、インダクタ部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究をした結果、ポリエステル骨格を有する分散剤を含有させた磁性ペーストを用いることにより、ペーストの粘度を低くして印刷性を改善しながら、硬化物の比透磁率を向上させられることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は以下の内容を含む。
[1] (A)磁性粉体、
(B)エポキシ樹脂、
(C)分散剤、及び
(D)硬化剤、を含む磁性ペーストであって、
(C)成分が、下記一般式(1)で表されるポリエステル骨格を有する、磁性ペースト。
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2025157441000001.tif
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(一般式(1)中、Rは、それぞれ独立に炭素原子数2~10の2価の炭化水素基を表し、nは2~1000の整数を表す。)
[2] (C)成分の含有量が、磁性ペースト中の不揮発成分を100質量%とした場合、0.1質量%以上5質量%以下である、[1]に記載の磁性ペースト。
[3] (A)成分が、(A-1)平均粒径1μm以上の磁性粉体、及び(A-2)平均粒径1μm未満の磁性粉体を含む、[1]又は[2]に記載の磁性ペースト。
[4] (A)成分が、(A-1)平均粒径1μm以上10μm以下の磁性粉体、及び(A-2)平均粒径0.005μm以上1μm未満の磁性粉体を含む、[1]~[3]のいずれかに記載の磁性ペースト。
[5] (A)成分が、酸化鉄粉及び鉄合金系金属粉から選ばれる少なくとも1種である、[1]~[4]のいずれかに記載の磁性ペースト。
[6] (A)成分が、酸化鉄粉を含み、該酸化鉄粉がNi、Cu、Mn、及びZnから選ばれる少なくとも1種を含むフェライトを含む、[1]~[5]のいずれかに記載の磁性ペースト。
[7] (A)成分の含有量が、磁性ペースト中の不揮発成分を100質量%とした場合、70質量%以上98質量%以下である、[1]~[6]のいずれかに記載の磁性ペースト。
[8] スルーホール充填用である、[1]~[7]のいずれかに記載の磁性ペースト。
[9] [1]~[8]のいずれかに記載の磁性ペーストの硬化物。
[10] スルーホールを有する基板と、前記スルーホールに充填した、[1]~[8]のいずれかに記載の磁性ペーストの硬化物と、を有する回路基板。
[11] (A)磁性粉体、
(B)エポキシ樹脂、
(C)分散剤、及び
(D)硬化剤、を含む樹脂組成物であって、
(C)成分が、下記一般式(1)で表されるポリエステル骨格を有する、樹脂組成物。
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2025157441000002.tif
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(一般式(1)中、Rは、それぞれ独立に炭素原子数2~10の2価の炭化水素基を表し、nは2~1000の整数を表す。)
[12] [11]に記載の樹脂組成物の硬化物。
[13] スルーホールを有する基板と、前記スルーホールに充填した、[12]に記載の樹脂組成物の硬化物と、を有する回路基板。
[14] [10]又は[13]に記載の回路基板を含むインダクタ部品。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、比誘電率の高い硬化物を得ることができ且つ印刷性に優れる磁性ペースト、樹脂組成物、及び当該磁性ペースト又は樹脂組成物を使用した硬化物、回路基板、インダクタ部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態の回路基板の製造方法の一例としてのコア基板の模式的な断面図である。
図2は、第1実施形態の回路基板の製造方法の一例としてのスルーホールを形成したコア基板の模式的な断面図である。
図3は、第1実施形態の回路基板の製造方法の一例としてのスルーホール内にめっき層を形成したコア基板の様子を示す模式的な断面図である。
図4は、第1実施形態の回路基板の製造方法の一例としてのスルーホール内に磁性ペーストを充填させたコア基板の様子を示す模式的な断面図である。
図5は、第1実施形態の回路基板の製造方法の一例としての充填させた磁性ペーストを熱硬化させたコア基板の様子を示す模式的な断面図である。
図6は、第1実施形態の回路基板の製造方法の一例としての硬化物を研磨した後のコア基板の様子を示す模式的な断面図である。
図7は、第1実施形態の回路基板の製造方法の一例としての研磨した面上に導体層を形成したコア基板の様子を示す模式的な断面図である。
図8は、第1実施形態の回路基板の製造方法の一例としてのパターン導体層を形成したコア基板の様子を示す模式的な断面図である。
図9は、第2実施形態の回路基板の製造方法の一例に含まれる(A)工程を説明するための模式的な断面図である。
図10は、第2実施形態の回路基板の製造方法の一例に含まれる(A)工程を説明するための模式的な断面図である。
図11は、第2実施形態の回路基板の製造方法の一例に含まれる(B)工程を説明するための模式的な断面図である。
図12は、第2実施形態の回路基板の製造方法の一例に含まれる(D)工程を説明するための模式的な断面図である。
図13は、一例としての第2実施形態の回路基板の製造方法により得た回路基板を含むインダクタ部品をその厚さ方向の一方からみた模式的な平面図である。
図14は、一例としてのII-II一点鎖線で示した位置で切断した第2実施形態の回路基板の製造方法により得た回路基板を含むインダクタ部品の切断端面を示す模式的な図である。
図15は、一例としての第2実施形態の回路基板の製造方法により得た回路基板を含むインダクタ部品のうちの第1導体層の構成を説明するための模式的な平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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