TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025163236
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-28
出願番号
2025132433,2024509257
出願日
2025-08-07,2023-03-24
発明の名称
樹脂シートおよびその製造方法
出願人
味の素株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
27/00 20060101AFI20251021BHJP(積層体)
要約
【課題】樹脂組成物層を形成する際の反りを抑制することができ、高い精度で光学式自動外観検査装置(AOI)での樹脂組成物層の異物検査を可能とする樹脂シートを提供する。
【解決手段】第1フィルムと、樹脂組成物層と、第2フィルムまたはガラス板とを有する樹脂シートであって、樹脂組成物層が、第1フィルムと第2フィルムとの間または第1フィルムとガラス板との間に存在し、第1フィルムが、基材としての単層のプラスチックフィルムと、プラスチックフィルム面に形成されたバリア層と、プラスチックフィルムと接していないバリア層面またはバリア層を有しないプラスチックフィルム面に形成された離型層とを有し、第1フィルムが透明性を有するフィルムであり、ガラス板が離型層を有しない、樹脂シート。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
第1フィルムと、樹脂組成物層と、第2フィルムまたはガラス板とを有する樹脂シートであって、
樹脂組成物層が、第1フィルムと第2フィルムとの間または第1フィルムとガラス板との間に存在し、
第1フィルムが、基材としての単層のプラスチックフィルムと、プラスチックフィルム面に形成されたバリア層と、プラスチックフィルムと接していないバリア層面またはバリア層を有しないプラスチックフィルム面に形成された離型層とを有し、
第1フィルムが透明性を有するフィルムであり、
第1フィルムの水蒸気透過度が0.01(g/m
2
/24hr)以上1(g/m
2
/24hr)以下であり、
第1フィルムの離型層が樹脂組成物層と接しており、
第2フィルムが離型層を有さず、
第2フィルムの水蒸気透過度が0.01(g/m
2
/24hr)未満であり、
ガラス板が離型層を有しない、
樹脂シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機EL素子や太陽電池、導電基板を有するタッチパネル等の電子デバイスの封止等に好適な樹脂シートおよびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
有機EL(Electroluminescence)素子や太陽電池、導電基板を有するタッチパネル等の電子デバイスを水分から保護するため、樹脂組成物層を有する樹脂シートを用いて電子デバイスを封止することが行われている。
【0003】
樹脂シートは、通常、支持体、樹脂組成物層、および前記樹脂組成物層を保護するためのカバーフィルムから構成される(例えば、特許文献1)。
【0004】
また、樹脂シートの水分遮断性を高める方法として、樹脂シートの樹脂組成物層に半焼成ハイドロタルサイトを配合することが知られている(例えば、特許文献2)。
【0005】
特許文献1の段落[0015]および[0016]には、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチックフィルムや、バリア層を有するプラスチックフィルムを支持体として使用することが記載されている。しかし、その段落[0018]には「樹脂シートのカバーフィルムとしては、支持体と同様のプラスチックフィルムが挙げられる」と記載されているだけで、バリア層を有するプラスチックフィルムをカバーフィルムとして使用することは記載されていない。
【0006】
バリア層を有さない、透湿性の高いプラスチックフィルムを樹脂シートのカバーフィルムとして使用すると、樹脂シートの保管時にカバーフィルムから透過した水分が樹脂組成物層に混入するおそれがある。その結果、樹脂シートの電子デバイスを水分から保護するという性能が低下し、そのような樹脂シートを用いて電子デバイスを封止すると、電子デバイスの寿命が短くなるおそれがある。
【0007】
また、半焼成ハイドロタルサイトを含有する樹脂組成物層を有する樹脂シートは、半焼成ハイドロタルサイトによって高い水分遮断性を達成することができるが、半焼成ハイドロタルサイトは、可逆的に水分を吸収および放出する性質を有する。そのため、半焼成ハイドロタルサイトを含有する樹脂組成物層を有する樹脂シートでは、例えば樹脂シートの保管中に半焼成ハイドロタルサイトが水分を吸収し、その後、吸収した水分を樹脂組成物層に放出する。このように放出された水分を含む樹脂組成物層で電子デバイスを封止すると、電子デバイスの寿命が短くなるおそれがある。また、酸化カルシウムを含有する樹脂組成物層を有する樹脂シートも同様に高い水分遮断性を達成することができるが、酸化カルシウムは非可逆的に水分を吸収する為、樹脂シートの保管中に酸化カルシウムが水分を吸収し、水分遮断性が失われてしまう。このような樹脂組成物層で電子デバイスを封止すると、デバイスの寿命が短くなるおそれがある。
【0008】
上記を鑑みて、例えば、特許文献3は、バリア層を有するプラスチックフィルムを支持体として使用することに加えて、カバーフィルムにも防湿性のフィルムを採用することにより、樹脂組成物層の吸水を抑制した、樹脂シートを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2016-186843号公報
国際公開第2017/135112号
国際公開第2018/181426号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、高耐透湿性のバリアフィルムは一般に、プラスチックフィルム上に蒸着等により薄い無機膜が複数積層されたり金属箔が接着されているか、あるいは無機薄膜とプラスチックフィルムとが交互に積層された複層構造を有するが、ワニス塗工用の支持体として使用した場合、加熱時の反りが起こりやすい。また金属箔を有するバリアフィルムや複層構造のバリアフィルムは、層間に気泡を有することが多いが、光学式自動外観検査装置(AOI)で樹脂シートの樹脂組成物層の異物検査を行う場合、気泡を欠点として検出してしまうため、正確な検査が困難となり、AOI評価への適合性が低くなる。またアルミ箔とプラスチックフィルムからなるフィルムも高い耐透湿性を有するが同様に反りが起こりやすく、また光透過性がないため、AOIで異物検査が行えない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
味の素株式会社
樹脂シート
1か月前
味の素株式会社
樹脂組成物
25日前
味の素株式会社
樹脂組成物
25日前
味の素株式会社
樹脂組成物
20日前
味の素株式会社
樹脂組成物
20日前
味の素株式会社
樹脂組成物
20日前
味の素株式会社
樹脂組成物
20日前
味の素株式会社
エポキシ樹脂
25日前
味の素株式会社
基板の製造方法
24日前
味の素株式会社
マレイミド樹脂
25日前
味の素株式会社
感光性樹脂組成物
1か月前
味の素株式会社
感光性樹脂組成物
1か月前
味の素株式会社
ミネラル強化食品
24日前
味の素株式会社
配線板の製造方法
24日前
味の素株式会社
チャック付き包装袋
24日前
味の素株式会社
ポリアミドイミド樹脂
25日前
味の素株式会社
高含水米飯食品の製造方法
24日前
味の素株式会社
ベーカリー食品食感向上剤
19日前
味の素株式会社
腸内環境改善用素材の製造方法
11日前
味の素株式会社
酵母培養物処理物を含む静菌剤
17日前
味の素株式会社
包餡麺帯食品及びその製造方法
24日前
味の素株式会社
集電層に用いられる金属箔積層体
26日前
味の素株式会社
集電層に用いられる金属箔積層体
26日前
味の素株式会社
包餡麺帯食品の焼き目形成用組成物
25日前
味の素株式会社
洋風調味料およびそれを含有する食品
24日前
味の素株式会社
コーヒー抽出液の香味を改善する方法
26日前
味の素株式会社
電子レンジ加熱調理用容器入り即席食品
25日前
東洋濾紙株式会社
アミノ酸定量用試験紙
27日前
味の素株式会社
バッター液の凍結物の割れにくさが向上した冷凍餃子
17日前
味の素株式会社
磁性ペースト
19日前
味の素株式会社
ドライ加熱調理品の製造方法及びドライ加熱調理品製造用組成物
1か月前
味の素株式会社
害虫情報提供装置、害虫情報提供方法および害虫情報提供プログラム
24日前
味の素株式会社
麺帯製造装置、包餡食品製造システム、麺帯製造方法及び麺帯製造プログラム
1か月前
味の素株式会社
樹脂シートおよびその製造方法
6日前
東レ株式会社
積層体
9か月前
東レ株式会社
積層体
5か月前
続きを見る
他の特許を見る