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公開番号
2025149314
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-08
出願番号
2024049873
出願日
2024-03-26
発明の名称
画像形成装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人ATEN
主分類
B41J
29/38 20060101AFI20251001BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】外部装置において設定できない設定項目について設定可能であって利便性の低下を招きにくい。
【解決手段】プリンタは外部装置から外部設定内容143を取得し、画像形成の対象となる画像データと共にジョブデータとして記憶部131に格納する。プリンタの記憶部131には、ユーザの識別情報と関連付けて内部設定内容153を示すユーザデータが格納されている。内部設定内容153は、外部装置のプリンタドライバでは対応できない設定項目に関する設定内容である。外部設定内容143及び内部設定内容153を用いた画像形成処理が実行される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
外部装置と通信可能に接続された画像形成装置であって、
媒体に画像を形成する画像形成動作を行う画像形成部と、
ユーザ入力を受け付ける入力部と、
記憶部と、
制御部とを備えており、
前記制御部は、
前記入力部又は前記外部装置が受け付けたユーザ入力を取得する入力取得処理と、
前記画像形成動作に係る複数の設定項目についての設定内容を取得する設定内容取得処理と、
前記設定内容取得処理により取得した前記設定内容に従って前記画像形成部に前記画像形成動作を行わせる画像形成処理とを実行し、
前記設定内容取得処理は、
前記複数の設定項目のうち前記外部装置において設定できる項目についての前記設定内容である外部設定内容を前記外部装置から取得する外部設定取得処理と、
前記複数の設定項目のうち前記外部装置において設定できない項目についての前記設定内容である内部設定内容を取得する内部設定取得処理とを含んでおり、
前記記憶部は、ユーザ識別情報と関連付けて前記内部設定内容を記憶しており、
前記内部設定取得処理は、
前記入力取得処理により取得した前記ユーザ識別情報に基づいて前記記憶部の前記内部設定内容を取得する処理であることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
前記複数の設定項目のうち前記外部装置において設定できない項目がいずれであるかを示す不対応項目情報を取得する不対応項目情報取得処理と、
前記複数の設定項目のうち前記不対応項目情報が示す項目について、前記入力取得処理により取得したユーザ入力に基づいて設定内容を取得すると共に、取得した設定内容を前記内部設定内容として前記記憶部に記憶させる不対応項目設定内容取得処理とを実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記記憶部は、前記外部装置が前記外部設定内容を取得するために実行するプログラムの種類と関連付けて前記不対応項目情報を記憶しており、
前記不対応項目設定内容取得処理は、前記外部設定内容を取得する際に前記外部装置から取得した前記プログラムの種類と関連付けて前記記憶部が記憶している前記不対応項目情報を取得する処理を含んでいることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記不対応項目情報取得処理が、前記外部装置から前記不対応項目情報を取得する処理を含んでいることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記外部装置から取得した前記画像形成動作に係る画像データ及び前記外部設定内容を前記記憶部に一旦記憶させた後に、前記画像形成動作を行うことを指示する前記ユーザ入力である蓄積形成指示を前記入力取得処理により取得した場合に前記画像形成処理を開始する蓄積画像形成処理を実行可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記入力取得処理において、前記蓄積画像形成処理を行うか否かを選択する前記ユーザ入力を取得可能であり、
前記蓄積画像形成処理を行うことを選択する前記ユーザ入力を前記入力取得処理により取得した場合に前記蓄積画像形成処理を実行することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記記憶部は、前記蓄積画像形成処理を行うか否かを示す蓄積オンオフ情報を記憶しており、
前記制御部は、
前記蓄積画像形成処理を行うか否かを選択する前記ユーザ入力を前記入力取得処理により取得する初期入力処理と、
前記初期入力処理において取得した前記ユーザ入力に対応する内容の前記蓄積オンオフ情報を前記記憶部に記憶させるオンオフ情報記憶処理と、
前記初期入力処理後に、前記画像形成動作に係る画像データ及び前記外部設定内容を前記外部装置から取得した場合に、前記記憶部の前記蓄積オンオフ情報に基づいて前記蓄積画像形成処理を行うか否かを決定する蓄積実行決定処理とを実行することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記入力取得処理において、前記蓄積形成指示と合わせて、前記記憶部が記憶している前記内部設定内容とは別の設定内容で前記画像形成動作を行うことを指示する前記ユーザ入力である設定内容変更指示を取得可能であり、
前記入力取得処理により前記設定内容変更指示を取得した場合に、前記画像形成処理において、前記別の設定内容に従って前記画像形成部に前記画像形成動作を行わせることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記記憶部が、複数回の前記蓄積画像形成処理に係る前記画像データ及び前記外部設定内容を記憶可能であり、
前記制御部は、
前記入力取得処理において、前記蓄積形成指示と合わせて、前記画像データ及び前記外部設定内容を指示する前記ユーザ入力である画像データ指示を取得可能であり、
前記入力取得処理により前記画像データ指示を取得すると、前記画像データ指示が指示する前記画像データ及び前記外部設定内容についての前記設定内容変更指示をさらに取得可能であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記記憶部は、前記複数の設定項目のうち設定内容の入力を受け付ける項目がいずれであるかを示す入力受付項目情報を記憶しており、
前記制御部は、
前記入力取得処理において、前記入力受付項目情報を示す前記ユーザ入力を取得可能であり、
前記入力取得処理により取得した前記ユーザ入力が示す前記入力受付項目情報を前記記憶部に記憶させる初期入力処理と、
前記初期入力処理後に前記蓄積画像形成処理を開始するごとに、前記複数の設定項目のうち前記記憶部の前記入力受付項目情報が示す項目について、前記記憶部が記憶している前記内部設定内容とは別の設定内容で前記画像形成動作を行うことを指示する前記ユーザ入力である設定内容変更指示を前記入力取得処理により取得すると共に、前記画像形成処理において、前記別の設定内容に従って前記画像形成部に前記画像形成動作を行わせることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、プリンタ等の画像形成装置において、画像形成に使用する用紙や画像形成の品質等に係る設定内容をPC等の外部装置から受け取り、その設定内容に従って画像形成動作が行われることがある。特許文献1はこのような画像形成装置の一例に関する。特許文献1によると、外部装置においてプリンタドライバで設定できない設定項目については、画像形成装置に設置された操作パネルを通じ、ジョブごと、つまり、画像形成動作が発生するごとに設定可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-312251号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、外部装置において設定できない設定項目を、画像形成動作が発生するごとに毎回設定する必要がある。これによると、例えば、一度設定した内容について、その変更が不要であるにも関わらず、毎回設定することが強いられる。一方、画像形成装置の本体設定として、一度設定した内容を保存し、次回もその設定内容を使用することも考えられる。しかしながら、従来の画像形成装置では、1つの本体設定を複数のユーザで共有することになる。この場合、ユーザごとに本体設定を変更することが多くなり、利便性の低下につながりやすい。
【0005】
本発明の目的は、外部装置において設定できない設定項目について設定可能であって利便性の低下を招きにくい画像形成装置を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の画像形成装置は、外部装置と通信可能に接続された画像形成装置であって、媒体に画像を形成する画像形成動作を行う画像形成部と、ユーザ入力を受け付ける入力部と、記憶部と、制御部とを備えており、前記制御部は、前記入力部又は前記外部装置が受け付けたユーザ入力を取得する入力取得処理と、 前記画像形成動作に係る複数の設定項目についての設定内容を取得する設定内容取得処理と、前記設定内容取得処理により取得した前記設定内容に従って前記画像形成部に前記画像形成動作を行わせる画像形成処理とを実行し、前記設定内容取得処理は、前記複数の設定項目のうち前記外部装置において設定できる項目についての前記設定内容である外部設定内容を前記外部装置から取得する外部設定取得処理と、前記複数の設定項目のうち前記外部装置において設定できない項目についての前記設定内容である内部設定内容を取得する内部設定取得処理とを含んでおり、前記記憶部は、ユーザ識別情報と関連付けて前記内部設定内容を記憶しており、前記内部設定取得処理は、前記入力取得処理により取得した前記ユーザ識別情報に基づいて前記記憶部の前記内部設定内容を取得する処理である。
【発明の効果】
【0007】
外部装置において設定できない設定項目についての設定内容である内部設定内容は、ユーザ識別情報と関連付けられつつ記憶部に記憶されている。これにより、ユーザ入力により取得されたユーザ識別情報に基づき、記憶部に記憶された内部設定内容が取得され、その内部設定内容に従って画像形成動作が実行される。よって、内部設定内容を毎回入力したり変更したりする必要がなく、また、ユーザ共通の本体設定等を変更する必要もないため、利便性の低下を招きにくい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態である第1実施形態に係るプリンタ及び外部装置の概要構成図である。
図1のプリンタの画像形成部による画像形成動作に係る設定項目についての、プリンタドライバの種類と設定可否との関係の一例を示す概念図である。
図1のプリンタの記憶部における記憶内容を示す概念図である。
図1のプリンタの制御部が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
図4のS3の処理においてタッチパネルディスプレイに表示される画面の一例である。
図4のS5の処理においてタッチパネルディスプレイに表示される画面の一例である。
図4のS6の処理においてタッチパネルディスプレイに表示される画面の一例である。
図4のS8の処理においてタッチパネルディスプレイに表示される画面の一例である。
本発明の別の一実施形態である第2実施形態に係るプリンタ及び外部装置の概要構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[第1実施形態]
本発明の好適な一実施形態である第1実施形態に係るプリンタ1について図1~図8を参照しつつ、以下に説明する。図1に示すように、プリンタ1(本発明の「画像形成装置」に相当する)は、画像形成部110、タッチパネルディスプレイ120及び制御部130を有している。
【0010】
画像形成部110は、後述の外部装置2からの画像データが示す画像を印刷用紙上に形成する画像形成動作を行う。画像形成部110は、印刷用紙にインクを付着させるヘッドと、ヘッドに対して印刷用紙を搬送する搬送部とを有している。搬送部が印刷用紙を搬送しつつヘッドが印刷用紙にインクを付着させることにより、画像形成動作が実行される。
(【0011】以降は省略されています)
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