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公開番号2025149565
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024050294
出願日2024-03-26
発明の名称画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 21/18 20060101AFI20251001BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】外力によって回転カムの位置がずれることを抑制すること。
【解決手段】画像形成装置は、接触位置と離間位置の間で移動する現像ローラを含む現像カートリッジと、モータの駆動力で回転する回転カム(離間カム150)と、カムフォロワと、接触面を有する支持部材を備える。カムフォロワは、回転カムの回転に応じて回転軸線方向に移動し、現像ローラを接触位置と離間位置の間で移動させる。回転カムは、ベース部(円板部151)と、カムフォロワを移動させるカム部153と、リブ156を有する。ベース部は、第1ベース面と、第1ベース面とは反対に位置する第2ベース面151Bを有する。第2ベース面151Bは、接触面と向かい合う。カム部153は、第1ベース面から突出する。リブ156は、第2ベース面151Bから突出する。リブ156は、回転軸線方向から見てカム部153と重なる。リブ156は、接触面と接触する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項１】
感光ドラムと、
前記感光ドラムに接触する接触位置と前記感光ドラムから離れる離間位置との間で移動可能な現像ローラを含む現像カートリッジと、
モータと、
前記モータの駆動力を受けて回転軸線を中心に回転する回転カムと、
前記回転カムの回転に応じて前記回転カムの回転軸線方向に移動するカムフォロワであって、前記現像カートリッジを押圧することで前記現像ローラを前記接触位置と前記離間位置の間で移動させるカムフォロワと、
前記回転カムを回転可能に支持する支持部材であって、前記回転カムと接触する接触面を有する支持部材と、を備え、
前記回転カムは、
第１ベース面と、前記回転軸線方向において前記第１ベース面とは反対に位置する第２ベース面であって、前記接触面と向かい合う第２ベース面とを有するベース部と、
前記第１ベース面から突出するカム部であって、前記カムフォロワを前記回転軸線方向に移動させるカム部と、
前記第２ベース面から突出し、前記回転軸線方向から見て前記カム部と重なるリブであって、前記接触面と接触するリブと、を有することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記カムフォロワは、前記現像カートリッジを押圧して前記現像ローラを前記離間位置に位置させる押圧位置と、前記現像ローラを前記接触位置に位置させる非押圧位置との間で移動可能であり、
前記ベース部は、前記カムフォロワを前記非押圧位置に位置させる第１面を有し、
前記カム部は、
前記第１面から斜めに延び、前記カムフォロワを前記回転軸線方向において前記第１面から離れる方向に押圧することで前記非押圧位置から前記押圧位置に移動させる傾斜面と、
前記カムフォロワを前記押圧位置に保持する第２面であって、前記傾斜面に接続される第２面と、を有し、
前記回転軸線方向から見て、前記リブが前記傾斜面と重なることを特徴とする請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項３】
前記リブは、前記回転カムの回転軸線を中心とした円弧形状であることを特徴とする請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項４】
前記リブの中心角は、１８０°以下であることを特徴とする請求項３に記載の画像形成装置。
【請求項５】
前記回転カムは、
前記リブから前記回転カムの回転軸線に向けて延びる補強リブであって、前記回転軸線に向かうにつれて前記接触面から離れるように傾斜する面を有する補強リブをさらに有することを特徴とする請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項６】
前記モータと前記回転カムとを連結するギヤ列であって、アイドルギヤを有するギヤ列と、
前記アイドルギヤを、前記回転軸線方向に付勢して前記支持部材に接触させる板バネと、をさらに備えることを特徴とする請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項７】
前記ベース部は、外周面にギヤ歯を有し、
前記アイドルギヤは、前記ギヤ歯と噛み合うことを特徴とする請求項６に記載の画像形成装置。
【請求項８】
前記支持部材は、板金であることを特徴とする請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項９】
前記カムフォロワは、
前記回転軸線方向に移動可能なスライド軸と、
前記スライド軸から前記回転軸線方向と直交する方向に延びるアームと、
前記アームから前記回転軸線方向に延びるピンであって、前記現像カートリッジを押圧するピンと、を有することを特徴とする請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項１０】
前記モータは、正逆回転可能なモータであり、印刷時において正回転し、
前記モータが正回転する場合、前記カムフォロワは、前記回転カムに対して、前記第２面から前記傾斜面を経由して前記第１面に向かう方向に相対的に移動することを特徴とする請求項２に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、画像形成装置に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、画像形成装置として、感光ドラムに対して現像ローラを移動させるためのカムフォロワと、カムフォロワを移動させるための回転カムと、回転カムに駆動力を伝達する駆動列とを備えたものが知られている（特許文献１参照）。駆動列は、電磁クラッチと、電磁クラッチと間に配置されるギヤと、ギヤを付勢することでギヤに回転抵抗を付与する板バネとを有する。
【０００３】
この画像形成装置では、板バネによってギヤに回転抵抗を付与することで、電磁クラッチの空転トルクなどの外力によって回転カムの位置がずれるのを抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２１－１１０８４７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、本願発明者は、回転カムの位置がずれることを、従来技術とは異なる方法で抑制することを思いついた。
【０００６】
そこで、本開示は、外力によって回転カムの位置がずれることを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
前記課題を解決するため、本開示に係る画像形成装置は、感光ドラムと、現像カートリッジと、モータと、回転カムと、カムフォロワと、支持部材と、を備える。
現像カートリッジは、現像ローラを含む。
現像ローラは、感光ドラムに接触する接触位置と、感光ドラムから離れる離間位置との間で移動可能である。
回転カムは、モータの駆動力を受けて回転軸線を中心に回転する。
カムフォロワは、回転カムの回転に応じて回転カムの回転軸線方向に移動する。カムフォロワは、現像カートリッジを押圧することで現像ローラを接触位置と離間位置の間で移動させる。
支持部材は、回転カムを回転可能に支持する。支持部材は、回転カムと接触する接触面を有する。
回転カムは、ベース部と、カム部と、リブと、を有する。
ベース部は、第１ベース面と、第２ベース面と、を有する。
第２ベース面は、回転軸線方向において第１ベース面とは反対に位置する。第２ベース面は、接触面と向かい合う。
カム部は、第１ベース面から突出する。カム部は、カムフォロワを回転軸線方向に移動させる。
リブは、第２ベース面から突出する。リブは、回転軸線方向から見てカム部と重なる。リブは、接触面と接触する。
【０００８】
回転軸線方向から見てカム部と重なるリブが支持部材の接触面と接触する構成とすることで、カムフォロワからカム部に加わる力がリブを介して効率よく接触面で受けられるので、リブと接触面の摩擦力が大きくなり、外力によって回転カムの位置がずれることを抑制できる。また、回転軸線方向から見てカム部とリブが重なることで、カムフォロワからカム部に加わる力によって回転カムが傾くことが抑制される。
【０００９】
また、カムフォロワは、現像カートリッジを押圧して現像ローラを離間位置に位置させる押圧位置と、現像ローラを接触位置に位置させる非押圧位置との間で移動可能であってもよい。
ベース部は、カムフォロワを非押圧位置に位置させる第１面を有していてもよい。
カム部は、傾斜面と、第２面と、を有していてもよい。
傾斜面は、第１面から斜めに延びる。傾斜面は、カムフォロワを回転軸線方向において第１面から離れる方向に押圧することで非押圧位置から押圧位置に移動させる。
第２面は、カムフォロワを押圧位置に保持する。第２面は、傾斜面に接続される。
リブは、回転軸線方向から見て、傾斜面と重なっていてもよい。
【００１０】
回転軸線方向から見てカム部の傾斜面とリブが重なる構成とすることで、カム部の傾斜面でカムフォロワを押圧しているときに、カムフォロワからカム部に加わる反力を、リブを介して効率よく接触面で受けることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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