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公開番号2025152059
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024053772
出願日2024-03-28
発明の名称画像読取装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20251002BHJP(電気通信技術)
要約【課題】読取センサと対向する搬送ガイドを操作性を低下させることなく可動可能とする。
【解決手段】画像読取装置1は、下方に原稿押さえ板50が取り付けられ、第2読取センサ72に対向して搬送部4により搬送される原稿を案内可能な搬送ガイド60であって、第2読取センサ72に下方から対向する閉鎖位置、及び、閉鎖位置よりも第2読取センサ72から下方に離間した開放位置に変位可能な搬送ガイド60と、搬送ガイド60に設けられ、当該搬送ガイド60を変位させるために操作される操作部61と、搬送ガイド60を開放位置から閉鎖位置に向かう向きに付勢する第1付勢バネ64と、を有し、操作部61は、搬送ガイド60の後端よりも前端に近い位置に配置されており、第1付勢バネ64は、搬送ガイド60の前端を、搬送ガイド60の後端よりも強い力で付勢する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
原稿を静止状態で載置可能な原稿載置部と、
前記原稿載置部に支持された原稿及び搬送部により搬送される原稿、を読み取る第1読取センサと、を有する本体と、
前記原稿載置部に載置された原稿を押さえる原稿押さえ板と、
原稿を搬送方向に沿って搬送する前記搬送部と、
前記搬送方向に沿って前記第1読取センサよりも下流側の位置で原稿を読み取る第2読取センサと、を有するカバーと、
を備える画像読取装置であって、
下方に前記原稿押さえ板が取り付けられ、前記第2読取センサに対向して前記搬送部により搬送される原稿を案内可能な搬送ガイドであって、前記第2読取センサに下方から対向する第1位置、及び、前記第1位置よりも前記第2読取センサから下方に離間した第2位置、に変位可能な前記搬送ガイドと、
前記搬送ガイドに設けられ、当該搬送ガイドを変位させるために操作される操作部と、
前記搬送ガイドを前記第2位置から前記第1位置に向かう向きに付勢する第1付勢バネと、
を有し、
前記カバーは、
前記本体の前記原稿載置部を覆うように閉じられた閉塞位置と、前端が前記本体に対して後端よりも持ち上げられた開放位置と、の間で回動可能であり、
前記操作部は、
前記搬送ガイドの後端よりも前端に近い位置に配置されており、
前記第1付勢バネは、
前記搬送ガイドの前端を、前記搬送ガイドの後端よりも強い力で付勢する、画像読取装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記カバーは、
カバー筐体を更に有し、
前記搬送ガイドは、
前記第2読取センサに下方から対向する対向板と、
前記カバー筐体に回動可能に支持され、前記対向板を保持する保持体と、
前記保持体と前記対向板との間に配置され、前記保持体を前記対向板から離間させる向きの付勢力を与えることで当該対向板を上方の前記第2読取センサに向けて付勢する、第2付勢バネと、
を有し、
前記第2付勢バネの付勢力は、前記第1付勢バネの付勢力よりも弱い、請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記本体は、
前記原稿載置部を支持する本体筐体を有し、
前記搬送ガイドの前記保持体は、前記本体筐体によって当接される被当接部を備え、
前記本体筐体は、前記搬送ガイドの前記被当接部に下方から当接して当該搬送ガイドを前記第1位置に位置するよう支持する、請求項2に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記本体筐体は、
前記保持体の、前後方向における第1被当接位置及び第2被当接位置にある前記被当接部にそれぞれ下方から当接し、
前記第1被当接位置及び前記第2被当接位置は、前記第2付勢バネの前記前後方向における位置と同じ位置にある、請求項3に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記カバー筐体は、
前後方向における前記第2付勢バネの位置する範囲において、前記搬送ガイドの前記保持体に下方から当接して支持する支持体を有する、請求項2に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記対向板は、金属で形成されており、
前記第2付勢バネは、
前記対向板と接触しており、
前記カバーは、さらに、
前記搬送ガイドの前記保持体の後方に前記第2付勢バネと接触して配置され、当該搬送ガイドを前記第1位置に向けて付勢する第3付勢バネを有し、
前記第3付勢バネの付勢力は、前記第1付勢バネの付勢力よりも弱い、請求項2に記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記カバーは、
カバー筐体を更に有し、
前記原稿押さえ板は、
前記搬送ガイド及び前記カバー筐体に対して第1スポンジ及び第2スポンジを介してそれぞれ取り付けられており、
前記第1スポンジの厚みは、前記第2スポンジの厚みよりも薄い、請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項8】
前記搬送ガイドは、
左右方向における一方側端部が、前後方向の回動軸心まわりに前記カバー筐体に対し回動可能に構成されており、
前記第2スポンジは、前記第1スポンジに対し左右方向において離間した位置に配置されている、請求項7に記載の画像読取装置。
【請求項9】
前記カバーは、さらに、
前記第2読取センサへの搬送路へ導くシュート部材を備え、
前記搬送ガイドは、さらに、
前記搬送方向と直交する前後方向における前記原稿の案内範囲よりもさらに前後方向の外側に、前記シュート部材に下方から当接して前記搬送路の空間を確保する当接部を備える、請求項1記載の画像読取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿を搬送しながら読み取りを行う画像読取装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に記載のように、自動原稿送り装置において、画像読取を行う2つのイメージセンサのうち下流側のイメージセンサと対向する部分を開放する、搬送路部材を設ける構成が知られている。この搬送路部材を開放させることで、この周辺で詰まってしまった原稿を除去したり、読取センサをメンテナンスしたりすることが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-80189号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の構成では、搬送路部材を確実に閉鎖しないと、原稿が詰まったり、読取精度が下がってしまう。そこで、例えば適宜の付勢部材によって搬送路部材を閉鎖する方向に付勢することが考えられるが、その場合、上記の詰まり除去やメンテナンスのためにユーザが搬送路部材を開閉しようとする際に、操作性が悪くなるおそれがあった。
【0005】
本発明の目的は、読取センサと対向する搬送ガイドを、操作性を低下させることなく可動することができる、画像読取装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本願発明の画像読取装置は、原稿を静止状態で載置可能な原稿載置部と、前記原稿載置部に支持された原稿及び搬送部により搬送される原稿、を読み取る第1読取センサと、を有する本体と、前記原稿載置部に載置された原稿を押さえる原稿押さえ板と、原稿を搬送方向に沿って搬送する前記搬送部と、前記搬送方向に沿って前記第1読取センサよりも下流側の位置で原稿を読み取る第2読取センサと、を有するカバーと、を備える画像読取装置であって、下方に前記原稿押さえ板が取り付けられ、前記第2読取センサに対向して前記搬送部により搬送される原稿を案内可能な搬送ガイドであって、前記第2読取センサに下方から対向する第1位置、及び、前記第1位置よりも前記第2読取センサから下方に離間した第2位置、に変位可能な前記搬送ガイドと、前記搬送ガイドに設けられ、当該搬送ガイドを変位させるために操作される操作部と、前記搬送ガイドを前記第2位置から前記第1位置に向かう向きに付勢する第1付勢バネと、を有し、前記カバーは、前記本体の前記原稿載置部を覆うように閉じられた閉塞位置と、前端が前記本体に対して後端よりも持ち上げられた開放位置と、の間で回動可能であり、前記操作部は、前記搬送ガイドの後端よりも前端に近い位置に配置されており、前記第1付勢バネは、前記搬送ガイドの前端を、前記搬送ガイドの後端よりも強い力で付勢する。
【0007】
本願発明においては、第1読取センサと、搬送方向に沿って第1読取センサよりも下流側の第2読取センサと、の2つが設けられている。搬送ガイドは、それらのうち第2読取センサに対向して設けられ、搬送部により搬送される原稿を案内する。搬送ガイドは、第2読取センサに下方から対向する第1位置と、第1位置よりも下方に離間した第2位置と、の間で変位可能である。この搬送ガイドを、第1付勢バネが、上記第2位置から上方の第1位置に向かう向きに付勢する。
この第1付勢バネは、搬送ガイドを変位させる際に操作される操作部が、ユーザに近い前方側に位置しているのに対応し、搬送ガイドの前端を後端よりも強い力で付勢する。これにより、搬送ガイドのうち操作部から遠い後端は弱く付勢されるので、前端に操作部を介し搬送ガイドを下方へ変位させるときに、搬送ガイドに捻じれ等の変形が生じにくい状態で第2位置へと比較的簡単に変位させることができる。
以上の結果、本願発明によれば、搬送ガイドを、操作性を低下させることなく可動させることができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、読取センサと対向する搬送ガイドを、操作性を低下させることなく可動することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る画像読取装置のカバーが閉じた状態における外観構成の一例を表す斜視図である。
実施形態に係る画像読取装置のカバーが開いた状態における外観構成の一例を表す斜視図である。
実施形態に係る画像読取装置の内部構成の一例を表す、図1中III-III断面に対応する断面図である。
実施形態に係る画像読取装置の搬送ガイドが開いた状態における外観構成の一例を表す斜視図である。
搬送ガイドを上側から見た構造の一例を表す斜視図である。
対向板を外した状態の搬送ガイドを上側から見た構造の一例を表す斜視図である。
搬送ガイドを下側から見た構造の一例を表す斜視図である。
搬送ガイドを閉じ、且つ、原稿押さえ板を外した状態のカバーを下側から見た構造の一例を表す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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