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公開番号
2025144285
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-02
出願番号
2024043991
出願日
2024-03-19
発明の名称
情報処理装置、磁気記録再生装置及び磁気記録再生システム
出願人
株式会社東芝
代理人
弁理士法人iX
主分類
G11B
20/10 20060101AFI20250925BHJP(情報記憶)
要約
【課題】効率の向上が可能な情報処理装置、磁気記録再生装置及び磁気記録再生システムを提供する。
【解決手段】実施形態によれば、情報処理装置は、取得部及び処理部を含む。処理部は、第1動作を実施するように構成される。第1動作は、第1デコード、第1精度評価、第2デコード及び第1決定動作を含む。第1デコードは、再生信号のデコード対象部分を第1処理構成により処理して第1デコード結果を導出する。第2デコードは、第1デコード結果の第1精度が第1基準を満たさない場合に、デコード対象部分を第2処理構成により処理して第2デコード結果を導出する。第2処理構成の少なくとも一部は、第1処理構成とは異なる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
取得部と、
処理部と、
を備え、
前記取得部は、磁気記録媒体から得られる信号に基づく再生信号を取得するように構成され、
前記処理部は、第1動作を実施するように構成され、
前記第1動作は、
前記再生信号のデコード対象部分を第1処理構成により処理して第1デコード結果を導出する第1デコードと、
前記第1デコード結果の第1精度を評価することを含む第1精度評価と、
前記第1精度が第1基準を満たさない場合に、前記デコード対象部分を第2処理構成により処理して第2デコード結果を導出する第2デコードであって、前記第2処理構成の少なくとも一部は、前記第1処理構成とは異なる、前記第2デコードと、
前記デコード対象部分の第1動作デコード結果を決定する第1決定動作と、
を含み、
前記第1精度が前記第1基準を満たさない場合は、前記第1動作デコード結果は前記第2デコード結果に基づいており、
前記第1精度が前記第1基準を満たす場合は、前記第1動作デコード結果は前記第1デコード結果に基づいている、情報処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記第1精度評価は、前記第1デコード結果をエラー検出処理することをさらに含み、
前記エラー検出処理の結果にエラーが検出されない場合は、前記第1精度が前記第1基準を満たし、
前記エラー検出処理の前記結果にエラーが検出される場合は、前記第1精度が前記第1基準を満たさない、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第1精度評価は、前記第1デコード結果を評価式で演算した評価値を用いて実施される、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第1処理構成は、第1モデルを用いた第1ニューラルネットワーク処理を含み、
前記第2処理構成は、第2モデルを用いた第2ニューラルネットワーク処理を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第1動作は、
前記第2デコード結果の第2精度を評価することを含む第2精度評価と、
前記第2精度が第2基準を満たさない場合に、前記デコード対象部分を第3処理構成により処理して第3デコード結果を導出する第3デコードであって、前記第3処理構成の少なくとも一部は、前記第2処理構成とは異なる、前記第3デコードと、
をさらに含み、
前記第2精度が前記第2基準を満たさない場合は、前記第1動作デコード結果は前記第3デコード結果に基づいており、
前記第2精度が前記第2基準を満たす場合は、前記第1動作デコード結果は前記第2デコード結果に基づいており、
前記第1精度評価は、前記第1デコード結果を評価式で演算した評価値を用いて実施され、
前記第2精度評価は、前記第2デコード結果をエラー検出処理することをさらに含み、
前記エラー検出処理の結果にエラーが検出されない場合は、前記第2精度が前記第2基準を満たし、
前記エラー検出処理の前記結果にエラーが検出される場合は、前記第2精度が前記第2基準を満たさない、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第1処理構成は、PRML処理を含み、
前記第2処理構成は、第2モデルを用いた第2ニューラルネットワーク処理を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記処理部は、第1処理回路と、第2処理回路と、を含み、
前記第1処理回路の第1処理性能は、前記第2処理回路の第2処理性能よりも低く、
前記第1処理回路は、前記第1デコードを実施するように構成され、
前記第2処理回路は、前記第2デコードを実施するように構成された、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
取得部と、
処理部と、
を備え、
前記取得部は、磁気記録媒体から得られる信号に基づく再生信号を取得するように構成され、
前記処理部は、第1動作を実施するように構成され、
前記第1動作は、
前記再生信号のデコード対象部分を第1処理構成により処理して第1デコード結果を導出する第1デコードと、
前記第1デコード結果の第1精度を評価することを含む第1精度評価と、
前記第1精度が第1基準を満たさない場合に、前記デコード対象部分を第2処理構成により処理して第2デコード結果を導出する第2デコードであって、前記第2処理構成の少なくとも一部は、前記第1処理構成とは異なる、前記第2デコードと、
を含む、情報処理装置。
【請求項9】
請求項1に記載の情報処理装置と、
前記磁気記録媒体と、
前記磁気記録媒体に記録された情報に対応する前記信号を再生可能な再生部と、
を備えた、磁気記録再生装置。
【請求項10】
請求項1に記載の情報処理装置を備えた、磁気記録再生システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理装置、磁気記録再生装置及び磁気記録再生システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、磁気記録媒体に記録された情報が情報処理装置により再生される。例えば、情報処理装置において効率の向上が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2020/0389188号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、効率の向上が可能な情報処理装置、磁気記録再生装置及び磁気記録再生システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態によれば、情報処理装置は、取得部及び処理部を含む。前記取得部は、磁気記録媒体から得られる信号に基づく再生信号を取得するように構成される。前記処理部は、第1動作を実施するように構成される。前記第1動作は、第1デコード、第1精度評価、第2デコード及び第1決定動作を含む。前記第1デコードは、前記再生信号のデコード対象部分を第1処理構成により処理して第1デコード結果を導出する。前記第1精度評価は、前記第1デコード結果の第1精度を評価することを含む。前記第2デコードは、前記第1精度が第1基準を満たさない場合に、前記デコード対象部分を第2処理構成により処理して第2デコード結果を導出する。前記第2処理構成の少なくとも一部は、前記第1処理構成とは異なる。前記第1決定動作は、前記デコード対象部分の第1動作デコード結果を決定する。前記第1精度が前記第1基準を満たさない場合は、前記第1動作デコード結果は前記第2デコード結果に基づいている。前記第1精度が前記第1基準を満たす場合は、前記第1動作デコード結果は前記第1デコード結果に基づいてる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係る情報処理装置及び情報記録再生装置を例示する模式図である。
図2は、第1実施形態に係る情報処理装置及び情報記録再生装置の動作を例示するフローチャートである。
図3は、第1実施形態に係る情報処理装置を例示する模式図である。
図4は、第1実施形態に係る情報処理装置及び情報記録再生装置の動作を例示するフローチャートである。
図5は、第1実施形態に係る情報処理装置及び情報記録再生装置の動作を例示するフローチャートである。
図6は、第1実施形態に係る情報処理装置及び情報記録再生装置の動作を例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0008】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る情報処理装置及び情報記録再生装置を例示する模式図である。
図1に示すように、実施形態に係る磁気記録再生装置210は、情報処理装置70、磁気記録媒体80及び再生部80Rを含む。磁気記録媒体80及び再生部80Rは、記録部80Dに含まれて良い、記録部80Dは、例えば、磁気ディスク(HDD:Hard Disk Drive)などに含まれて良い。磁気記録再生装置210は、例えばSSD(Solid State Drive)などをさらに含んでも良い。
【0009】
再生部80Rは、磁気記録媒体80に記録された情報に対応する信号80Sを再生可能である。再生部80Rは、例えば、磁気ヘッド80Hを含む。再生部80Rから、再生された情報に応じた信号80Sが出力される。信号80Sは、電気信号である。磁気ヘッド80Hにより、磁気記録媒体80に情報が記録されても良い。
【0010】
情報処理装置70は、取得部70i及び処理部70pを含む。取得部70iは、磁気記録媒体80から得られる信号80Sに基づく再生信号RSを取得するように構成される。再生信号RSは、信号80Sが増幅された信号に基づいて良い。再生信号RSは、信号80SがAD(Analog to Digital)変換されて得られるデジタル信号で良い。取得部70iは、例えば、インタフェースで良い。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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