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公開番号
2025142913
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-01
出願番号
2024042532
出願日
2024-03-18
発明の名称
フィルム延伸装置
出願人
株式会社カネカ
代理人
個人
,
個人
主分類
B29C
55/06 20060101AFI20250924BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】延伸フィルムのムラを抑制できるフィルム延伸装置を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様に係るフィルム延伸装置1は、熱可塑性樹脂からなるフィルムFを搬送しながら加熱延伸するフィルム延伸装置1であって、前記フィルムFを駆動する一対の駆動ロール11,12と、前記一対の駆動ロール11,12の間で前記フィルムが張架される一対の張架ロール31,32と、前記一対の張架ロール31,32の間の前記フィルムFの全幅に亘って対向するよう前記フィルムFの表裏に1本ずつ配設される棒状または帯状の一対の赤外線ヒーター41,42と、を備え、前記一対の駆動ロール11,12の間に前記赤外線ヒーター41,42以外に熱源を有しない。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
熱可塑性樹脂からなるフィルムを搬送しながら加熱延伸するフィルム延伸装置であって、
前記フィルムを駆動する一対の駆動ロールと、
前記一対の駆動ロールの間で前記フィルムが張架される一対の張架ロールと、
前記一対の張架ロールの間の前記フィルムの全幅に亘って対向するよう前記フィルムの表裏に1本ずつ配設される棒状または帯状の一対の赤外線ヒーターと、
を備え、
前記一対の駆動ロールの間に前記赤外線ヒーター以外に熱源を有しない、フィルム延伸装置。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
前記ヒーターは、棒状のセラミックヒーターである、請求項1に記載のフィルム延伸装置。
【請求項3】
前記一対の赤外線ヒーターの前記フィルムと反対側にそれぞれ配置され、前記赤外線ヒーターから放射される赤外線を反射する一対の反射板をさらに備える、請求項1または2に記載のフィルム延伸装置。
【請求項4】
前記反射板は、前記フィルム上での赤外線の照度が最大値の1/4以上である範囲を前記反射板がない場合よりも狭くする、請求項3に記載のフィルム延伸装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルム延伸装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
位相差フィルム等を製造するために、熱可塑性樹脂からなるウェブ状のフィルムを搬送しながら加熱し、下流側の駆動ローラの速度を高くすることでフィルムを搬送方向に延伸するフィルム延伸装置が用いられている。従来のフィルム延伸装置では、例えば加熱炉等を用いてフィルムを延伸することが一般的である。また、フィルムの搬送経路の各所に遠赤外線ヒーターを配設し、フィルムを段階的に加熱してフィルムの急激な温度変化を抑制することにより、フィルム延伸時のシワの発生を抑制することも提案されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-135432号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば厚みおよび位相差等の延伸フィルムに要求される仕様は年々高度化しており、延伸フィルムのムラをより高度に抑制できる技術が望まれる。そこで、本発明は、延伸フィルムのムラを抑制できるフィルム延伸装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、フィルムの搬送方向に沿う過熱パターン(温度プロファイル)について研究した結果、徐々にフィルムを加熱および冷却するのではなく、フィルムが高温となる時間を極端に短くすることで、延伸フィルムのムラを抑制できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0006】
(1)本発明の一態様に係るフィルム延伸装置は、熱可塑性樹脂からなるフィルムを搬送しながら加熱延伸するフィルム延伸装置であって、前記フィルムを駆動する一対の駆動ロールと、前記一対の駆動ロールの間で前記フィルムが張架される一対の張架ロールと、前記一対の張架ロールの間の前記フィルムの全幅に亘って対向するよう前記フィルムの表裏に1本ずつ配設される棒状または帯状の一対の赤外線ヒーターと、を備え、前記一対の駆動ロールの間に前記赤外線ヒーター以外に熱源を有しない。
【0007】
(2)(1)のフィルム延伸装置において、前記ヒーターは、棒状のセラミックヒーターであってもよい。
【0008】
(3)(1)~(2)のフィルム延伸装置は、前記一対の赤外線ヒーターの前記フィルムと反対側にそれぞれ配置され、前記赤外線ヒーターから放射される赤外線を反射する一対の反射板をさらに備えてもよい。
【0009】
(4)(3)のフィルム延伸装置において、前記反射板は、前記フィルム上での赤外線の照度が最大値の1/4以上である範囲を前記反射板がない場合よりも狭くしてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、延伸フィルムのムラを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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