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公開番号2025138036
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2024036741
出願日2024-03-11
発明の名称熱交換器及び冷凍サイクル装置
出願人日本キヤリア株式会社
代理人弁理士法人東京国際特許事務所
主分類F28F 9/02 20060101AFI20250917BHJP(熱交換一般)
要約【課題】ボルトとナットを使用しないでする積層型ヘッダの複数の板状体のろう付けで、複数の板状体間からの冷媒漏れを抑制することができる熱交換器及び冷凍サイクル装置を提供することである。
【解決手段】実施形態に係る熱交換器は、複数の板状体を積層して成る積層型ヘッダを備える。当該積層型ヘッダは、複数の板状体のうち両端に位置する端部板状体の外側面にそれぞれろう材を介して接し、複数の板状体どうしに面圧がかかるように複数の板状体を挟み込む固定用部品が配置されて成る。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の板状体を積層して成る積層型ヘッダを備え、
前記積層型ヘッダは、
前記複数の板状体のうち両端に位置する端部板状体の外側面にそれぞれろう材を介して接し、前記複数の板状体どうしに面圧がかかるように前記複数の板状体を挟み込む固定用部品が配置されて成る、
熱交換器。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記固定用部品が、前記端部板状体の一方に接続される冷媒配管を挿通するため貫通孔を備え、
前記固定用部品が、前記貫通孔に前記冷媒配管が挿通されるように配置された、
請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】
前記固定用部品が、前記端部板状体の外側面にそれぞれ接する2個の対向板を備えるコの字型部品である、
請求項1に記載の熱交換器。
【請求項4】
前記固定用部品が、前記端部板状体の外側面にそれぞれ接する2個の対向板を備えるコの字型部品であり、
前記コの字型部品の前記2個の対向板の、前記板状体の2辺に沿った方向の幅がそれぞれ前記端部板状体の一方に接続される冷媒配管の径以上で、かつ、複数の板状体の積層方向から見た場合に、前記コの字型部品の前記2個の対向板が、前記複数の板状体のうち前記端部板状体以外である中部板状体に形成される少なくとも1個以上の空間流路の全体を覆うサイズである、
請求項1に記載の熱交換器。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の前記熱交換器、
を備える冷凍サイクル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、熱交換器及び冷凍サイクル装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、熱交換器の各伝熱管に対して流体を分配して供給する分配器(積層型ヘッダ)が知られている。この分配器は、1つの入口流路に対して複数の出口流路に分岐する分岐流路を形成する複数の板状体を積層することによって、熱交換器の各伝熱管に流体を分配して供給するものである(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
積層型ヘッダを構成する複数の板状体は、加熱炉でろう付けされている。加熱炉でろう付けする際は、ろう付け前の複数の板状体同士の仮組みが重要となる。仮組みがないと、加熱炉内で複数の板状体がばらばらに脱落してしまい、クリアランスが大きいと接合面にろう材フィレットが形成されずに冷媒漏れの原因となる。そのため、例えば、積層型ヘッダにおいてろう付け前の複数の板状体同士の仮組みのため、ボルト(複数の板状体のうち一端の板状体から他端の板状体まで積層方向に延びる貫通孔に軸を備えるボルト)とナットが用いられる方法がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/130834号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ボルトとナットを用いた固定方法では、ボルトの材質により異種金属接触することでガルバニック腐食が起きる可能性がある。また、部品点数が多くなることで作業工数が増加し、量産向きではない。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、ボルトとナットを使用しないでする積層型ヘッダの複数の板状体のろう付けで、複数の板状体間からの冷媒漏れを抑制することができる熱交換器及び冷凍サイクル装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態に係る熱交換器は、複数の板状体を積層して成る積層型ヘッダを備える。当該積層型ヘッダは、複数の板状体のうち両端に位置する端部板状体の外側面にそれぞれろう材を介して接し、複数の板状体どうしに面圧がかかるように複数の板状体を挟み込む固定用部品が配置されて成る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る冷凍サイクル装置の概略構成図。
実施形態に係る熱交換器の構成を示す概略図。
実施形態に係る熱交換器の第1ヘッダの一例を示す外観図。
実施形態に係る熱交換器のコの字型部品が、貫通孔に冷媒配管が挿通されるように挟み込まれる場合の効果を説明するための図。
実施形態に係る熱交換器のコの字型部品の第1の板の幅及び配置を説明するための図。
実施形態に係る熱交換器のコの字型部品の第2の板の幅及び配置を説明するための図。
実施形態に係る熱交換器の第1ヘッダの一例を示す分解斜視図。
実施形態に係る熱交換器の第2ヘッダの一例を示す分解斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、熱交換器及び冷凍サイクル装置の実施形態について詳細に説明する。
【0010】
図1は、実施形態に係る冷凍サイクル装置の概略構成図である。
(【0011】以降は省略されています)

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