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公開番号2025137092
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024036092
出願日2024-03-08
発明の名称斜行補正装置、媒体処理装置及び斜行補正装置の制御方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65H 9/14 20060101AFI20250911BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】媒体2の反力によって先端22がレジストローラー対20等に存在するガタの分だけレジストローラー対20のニップ位置21を通過してしまい、斜行補正が不十分となる虞がある
【解決手段】斜行補正装置4は、レジストローラー対20と、レジストローラー対20を駆動する駆動部23と、作動状態でレジストローラー対20を停止させ、切断状態でレジストローラー対20の停止を解除する電磁クラッチ24と、を備え、駆動部23は、レジストローラー対20が媒体2を搬送するときに、第1出力P1でレジストローラー対20を駆動し、前記作動状態のときに、第1出力P1よりも小さい第2出力P2で駆動する。これにより前記ガタを詰めた状態で媒体2の斜行補正を行う。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
レジストローラー対のニップ位置に媒体の先端を突き当てて斜行を補正する斜行補正装置であって、
レジストローラー対と、
前記レジストローラー対を駆動する駆動部と、
作動状態で前記レジストローラー対を停止させ、切断状態で前記レジストローラー対の停止を解除する電磁クラッチと、
を備え、
前記駆動部は、
前記レジストローラー対が前記媒体を搬送するときに、第1出力で前記レジストローラー対を駆動し、
前記作動状態のときに、前記第1出力よりも小さい第2出力で駆動する、
ことを特徴とする斜行補正装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の斜行補正装置において、
前記駆動部及び前記電磁クラッチを制御する制御部を更に備え、
前記制御部は、
前記レジストローラー対を停止させるときには、前記駆動部の出力を前記第2出力とし、且つ前記電磁クラッチを前記作動状態とし、
前記レジストローラー対によって前記媒体を搬送するときには、前記駆動部の出力を前記第1出力とし、且つ前記電磁クラッチを前記切断状態とする、
ことを特徴とする斜行補正装置。
【請求項3】
請求項2に記載の斜行補正装置において、
前記媒体に係る情報を検出する検出部を更に備え、
前記制御部は、前記検出部の検出結果に基づいて、前記レジストローラー対を停止させるときに、前記駆動部を駆動するか否かを決定する、
ことを特徴とする斜行補正装置。
【請求項4】
請求項3に記載の斜行補正装置において、
前記媒体に係る情報は、前記媒体の厚みに係る情報を含み、
前記制御部は、
前記媒体の厚みが第1厚みの場合には、前記レジストローラー対を停止させるときに、前記駆動部を前記第2出力で駆動し、
前記媒体の厚みが前記第1厚みよりも小さい第2厚みの場合には、前記レジストローラー対を停止させるときに、前記駆動部を駆動しない、
ことを特徴とする斜行補正装置。
【請求項5】
請求項1に記載の斜行補正装置において、
前記レジストローラー対は、歯付きローラーを備えている、
ことを特徴とする斜行補正装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の斜行補正装置と、
前記媒体を前記斜行補正装置に搬送する上流搬送部と、
前記斜行補正装置によって斜行が補正された前記媒体を搬送する下流搬送部と、
前記下流搬送部を搬送される前記媒体に処理を行う処理部と、を備える、
ことを特徴とする媒体処理装置。
【請求項7】
請求項6に記載の媒体処理装置において、
前記上流搬送部は、前記駆動部とは異なる第2駆動部によって駆動される、
ことを特徴とする媒体処理装置。
【請求項8】
請求項6に記載の媒体処理装置において、
前記下流搬送部は、前記駆動部とは異なる第3駆動部によって駆動される、
ことを特徴とする媒体処理装置。
【請求項9】
請求項6に記載の媒体処理装置において、
前記駆動部は、前記レジストローラー対のみを駆動する、
ことを特徴とする媒体処理装置。
【請求項10】
請求項6に記載の媒体処理装置において、
前記処理部は、媒体に記録を行う記録部であり、
前記斜行補正装置において斜行を補正された前記媒体は、前記記録部によって記録が行われる、
ことを特徴とする媒体処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、斜行補正装置、媒体処理装置及び斜行補正装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
この種の装置の一例として、特許文献1に記載のものが挙げられる。特許文献1には、電磁クラッチによって、レジストローラーを固定し、回転を停止することで、厚い用紙もスキューをとることができると記載されている。前記スキューをとるために前記レジストローラーに用紙先端を突き当てる際には、前記レジストローラーに駆動力は伝達されない構造である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-26375号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記電磁クラッチと軸の連結部や、前記電磁クラッチの内部等に隙間が生じる場合がある。以下、この隙間を「ガタ」とも言う。この場合、前記電磁クラッチを作動させても、前記レジストローラーが前記ガタの分だけ回転できてしまう。すなわち、前記用紙の反力によって用紙先端が前記ガタの分だけ前記レジストローラーのニップ位置を通過してしまい、スキュー補正、即ち斜行補正が不十分となる虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明に係る斜行補正装置は、レジストローラー対のニップ位置に媒体の先端を突き当てて斜行を補正する斜行補正装置であって、レジストローラー対と、前記レジストローラー対を駆動する駆動部と、作動状態で前記レジストローラー対を停止させ、切断状態で前記レジストローラー対の停止を解除する電磁クラッチと、を備え、前記駆動部は、前記レジストローラー対が前記媒体を搬送するときに、第1出力で前記レジストローラー対を駆動し、前記作動状態のときに、前記第1出力よりも小さい第2出力で駆動することを特徴とする。
【0006】
また、本発明に係る媒体処理装置は、後述する第1の態様から第5の態様のいずれか一つの態様の斜行補正装置と、前記媒体を前記斜行補正装置に搬送する上流搬送部と、前記斜行補正装置によって斜行が補正された前記媒体を搬送する下流搬送部と、前記下流搬送部を搬送される前記媒体に処理を行う処理部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る斜行補正装置の制御方法は、レジストローラー対のニップ位置に媒体の先端を突き当てて斜行を補正する斜行補正装置の制御方法であって、前記レジストローラー対によって前記媒体を搬送するときに、前記レジストローラー対を駆動する駆動部の出力を第1出力とし、電磁クラッチを切断状態とすることで、前記レジストローラー対の停止を解除し、前記レジストローラー対を停止させるときに、前記駆動部の出力を前記第1出力よりも小さい第2出力とし、前記電磁クラッチを作動状態とすることで、前記レジストローラー対を停止させることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1に係る媒体処理装置の搬送経路を説明する図。
実施形態1に係る斜行補正装置と駆動部の部分の概略平面図。
実施形態1に係るレジストローラー対の動作を説明する模式図。
実施形態1に係るレジストローラー対の動作を説明する模式図。
実施形態1と同2に係るレジストローラー対の動作を説明する模式図。
実施形態1に係るレジストローラー対の動作を説明する模式図。
実施形態1の斜行補正装置による斜行補正を説明するフローチャート。
実施形態2の斜行補正装置による斜行補正を説明するフローチャート。
実施形態3に係るレジストローラー対の要部斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明について先ず概略的に説明する。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様に係る斜行補正装置は、レジストローラー対のニップ位置に媒体の先端を突き当てて斜行を補正する斜行補正装置であって、レジストローラー対と、前記レジストローラー対を駆動する駆動部と、作動状態で前記レジストローラー対を停止させ、切断状態で前記レジストローラー対の停止を解除する電磁クラッチと、を備え、前記駆動部は、前記レジストローラー対が前記媒体を搬送するときに、第1出力で前記レジストローラー対を駆動し、前記作動状態のときに、前記第1出力よりも小さい第2出力で駆動することを特徴とする。
ここで、「媒体の先端を突き当てて斜行を補正する」における「斜行を補正する」とは、前記媒体の斜行を低減することを含み、前記媒体の斜行を厳密に無くすことまでは要しない意味で使われている。
【0010】
本態様によれば、前記駆動部は、前記電磁クラッチが前記切断状態の下で、前記レジストローラー対が前記媒体を搬送するときに前記第1出力で前記レジストローラー対を駆動する。前記駆動部は、前記電磁クラッチを前記作動状態にして前記レジストローラー対を停止状態にするときも、駆動停止にはしないで前記第2出力で前記レジストローラー対を駆動する。
これにより、前記駆動部から前記レジストローラー対までの動力伝達経路に前記ガタがあっても、前記ガタを詰めた状態とすることができる。従って、前記斜行補正のために前記媒体の先端を前記レジストローラー対の前記ニップ位置に突き当てた際に、前記媒体の反力によって前記レジストローラー対が回転してしまうことが抑制される。即ち、前記媒体の先端が前記ニップ位置を通過してしまうことが抑制される。これにより、前記媒体の斜行補正の精度を向上させることができる。
また、前記ガタを詰めるときの前記駆動部の駆動力である前記第2出力は、前記媒体を搬送するときの駆動力である前記第1出力よりも小さく設定されている。これにより、前記駆動部における消費電力の増加を抑制することができる。また、前記第2出力が前記第1出力よりも小さいことで、前記電磁クラッチに必要とされる保持力の増大を抑えることもでき、以ってコスト抑制にもつながる。
また、本態様によれば、前記レジストローラー対の回転時の摺動負荷を上げることによって前記媒体の反力で前記レジストローラー対が回転してしまうことを抑制する構成と比較して、モータ等の前記駆動部の負荷の増大を抑えることができる。これにより、前記駆動部における消費電力の増大を抑制することができ、また前記駆動部の小型化に繋げることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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