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公開番号2025132278
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029713
出願日2024-02-29
発明の名称自転車用ヘルメット
出願人株式会社谷沢製作所
代理人デロイトトーマツ弁理士法人
主分類A42B 3/10 20060101AFI20250903BHJP(頭部に着用するもの)
要約【課題】強度低下を防止して通気性を向上させ、高い通気性と高い保護性能とを両立させることができる自転車用ヘルメットを提供する。
【解決手段】殻層2と内部層3とを備える。内部層3及び殻層2を厚み方向に貫通する複数の貫通孔4を形成する。内部層3に、フレーム部材8を埋設する。フレーム部材8は、人頭の周囲を包囲する形状の第1フレーム部10と、第1フレーム部10からアーチ状に立ち上がる形状であって両端が夫々第1フレーム部10の互いに対向する位置で連結された第2フレーム部11と、前後方向に延びて前端が第1フレーム部10に連結され後端が第2フレーム部11に連結された第3フレーム部12とを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
外表面を覆う殻層と、前記殻層よりも厚手に形成されて前記殻層の内側で人頭に接する内部層とを備え、前記内部層及び前記殻層を厚み方向に貫通する複数の貫通孔が形成された自転車用ヘルメットにおいて、
前記内部層には、フレーム部材が埋設されており、
前記フレーム部材は、人頭の周囲を包囲する形状の第1フレーム部と、前記第1フレーム部からアーチ状に立ち上がる形状であって両端が夫々第1フレーム部の互いに対向する位置で連結された第2フレーム部と、前後方向に延びて前端が前記第1フレーム部に連結され後端が前記第2フレーム部に連結された第3フレーム部とを備えることを特徴とする自転車用ヘルメット。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
請求項1記載の自転車用ヘルメットにおいて、
前記第1フレーム部、第2フレーム部、及び第3フレーム部の夫々の所定位置に、突起状のブロック体を設けたことを特徴とする自転車用ヘルメット。
【請求項3】
請求項1記載の自転車用ヘルメットにおいて、
前記内部層に形成されて、前記内部層を前方から後方に貫通する通気トンネルと、
前記通気トンネルの一部に連通して前記内部層の人頭に対向する内面側で開口する連通孔とを備えることを特徴とする自転車用ヘルメット。
【請求項4】
請求項1記載の自転車用ヘルメットにおいて、
前記貫通孔は、前後方向に延びるスリット状に形成されており、
前記フレーム部材と別体の他のフレーム部材を備え、
前記他のフレーム部材は、前記貫通孔を横切って左右方向にアーチ状に延びる形状に形成されていることを特徴とする自転車用ヘルメット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自転車用ヘルメットに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年では、ロードバイクやマウンテンバイク等のスポーツ走行時に限らず、通勤や通学といった通常の走行時においても自転車用ヘルメットを着用して安全対策の強化が一般的となっている。
【0003】
従来、この種の自転車用ヘルメットは、比較的硬質の殻層と、殻層の内側で人頭を覆って衝撃を吸収する内部層とを備えている。そして、この種の自転車用ヘルメットにおいては、人頭に対する高い保護性能を有するだけでなく、人頭を冷却する機能を備えているものが知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023‐59843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の自転車用ヘルメットにおいては、人頭を冷却する機能を得るために、殻層及び内部層を厚み方向に貫通する複数の貫通孔を設けている。これにより、人頭と帽体との間での熱気を含んだ空気が抜けやすく、通気による快適性が得られるようになっている。
【0006】
しかし、複数の貫通孔は、殻層及び内部層の強度を低下させる不都合がある。殻層及び内部層の強度低下を防止するためには、貫通孔の数や大きさを小さくする等が考えられるが、そうすると通気性が悪化してしまい、人頭に対する十分な冷却効果を得ることができない。このように、従来の自転車用ヘルメットの構造では、十分な通気性を得ることと、高い保護性能を得ることとを両立させることが困難であった。
【0007】
上記の点に鑑み、本発明は、強度低下を防止して通気性を向上させ、高い通気性と高い保護性能とを両立させることができる自転車用ヘルメットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる目的を達成するために、本発明は、外表面を覆う殻層と、前記殻層よりも厚手に形成されて前記殻層の内側で人頭に接する内部層とを備え、前記内部層及び前記殻層を厚み方向に貫通する複数の貫通孔が形成された自転車用ヘルメットにおいて、前記内部層には、フレーム部材が埋設されており、前記フレーム部材は、人頭の周囲を包囲する形状の第1フレーム部と、前記第1フレーム部からアーチ状に立ち上がる形状であって両端が夫々第1フレーム部の互いに対向する位置で連結された第2フレーム部と、前後方向に延びて前端が前記第1フレーム部に連結され後端が前記第2フレーム部に連結された第3フレーム部とを備えることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、内部層にフレーム部材が埋設されているので、自転車用ヘルメットの強度を向上させることができる。従って、強度低下を防止して複数の貫通孔を設けることができ、十分な通気性と高い保護性能とを両立させた自転車用ヘルメットを提供することができる。
【0010】
本発明において、前記第1フレーム部、第2フレーム部、及び第3フレーム部の夫々の所定位置に、突起状のブロック体を設けたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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