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公開番号2025130195
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027204
出願日2024-02-27
発明の名称耐火構造
出願人株式会社古河テクノマテリアル,古河電気工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類F16L 5/04 20060101AFI20250901BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】耐火性能を高くする。
【解決手段】耐火構造は、貫通孔200aに挿通されるスリーブ220と、冷媒配管210に巻き付けられた第1の耐火シート100’と、これに隣接するように巻き付けられた第2の耐火シート100”と、これらとスリーブ220との間に設けられる充填材230とを備え、第1、および第2の耐火シート100’・100”は、基材101に熱膨張性部材102が設けられて成り、熱膨張性部材102を冷媒配管210側に向けて巻き付けられ、熱膨張性部材102は冷媒配管210に摺動可能である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
建物の区画部に形成された貫通孔の内周面と、上記貫通孔に挿通される空気調和装置の冷媒配管の外周面との間に、火災時の熱によって膨張する熱膨張性部材が設けられた耐火構造であって、
上記貫通孔に挿通されるスリーブと、
上記冷媒配管の外周面に巻き付けられた帯状の第1の耐火シートと、
上記冷媒配管の外周面に、上記第1の耐火シートに対して、上記冷媒配管の中心線方向に隣接するように配置されて巻き付けられた帯状の第2の耐火シートと、
上記第1および第2の耐火シートと上記スリーブの内周面との間に設けられる充填材と、
を備え、
上記第1および第2の耐火シートは、それぞれ、帯状の基材に上記熱膨張性部材が設けられて成るとともに、上記熱膨張性部材を上記冷媒配管側に向けて上記冷媒配管に巻き付けられていることを特徴とする耐火構造。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
請求項1の耐火構造であって、
上記熱膨張性部材、上記冷媒配管に対して摺動可能に設けられていることを特徴とする耐火構造。
【請求項3】
請求項1の耐火構造であって、
上記第1の耐火シートは、上記帯状における上記冷媒配管の中心線方向の一方側の縁部に上記熱膨張性部材が設けられていない基材露出領域を有し、上記基材露出領域が、上記第2の耐火シートにおける上記熱膨張性部材に重なるように配置されていることを特徴とする耐火構造。
【請求項4】
請求項1の耐火構造であって、
上記建物の区画部は、薄壁であることを特徴とする耐火構造。
【請求項5】
請求項1の耐火構造であって、
上記第1または第2の耐火シートにおける上記スリーブの端面に対応する位置に線状のマーキングが設けられていることを特徴とする耐火構造。
【請求項6】
請求項3の耐火構造に用いられる第1の耐火シート、および第2の耐火シートの少なくとも一方である耐火シートであって、
上記帯状の基材に上記熱膨張性部材が設けられて成るとともに、
上記帯状における上記冷媒配管の中心線方向の一方側の縁部に上記熱膨張性部材が設けられていない基材露出領域が形成されていることを特徴とする耐火シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の配管が貫通する貫通孔における耐火構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
耐火構造体に形成された貫通孔と複数の長尺体との間に設けられる防火措置構造として、熱膨張性耐火材層と長手方向全域に沿って設けられる粘着層とを含む熱膨張性耐火シート材を備えたものが知られている。熱膨張性耐火シート材が、複数の長尺体に対して共巻きされているとともに、粘着層により複数の長尺体の束の外面形状に沿って粘着保持されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-75643号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような耐火シート材を長尺体に巻き付けても、耐火構造体が薄壁である場合などには、必ずしも耐火性能を高めることは容易ではない。耐火性能を高くするためには、耐火シート材の幅を広く(長尺体の中心線方向の長さを長く)することも考えられるが、そのような耐火シート材はコストが高くなりがちである。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、コストを低く抑えつつ、耐火性能を高くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、
本発明は、
建物の区画部に形成された貫通孔の内周面と、上記貫通孔に挿通される空気調和装置の冷媒配管の外周面との間に、火災時の熱によって膨張する熱膨張性部材が設けられた耐火構造であって、
上記貫通孔に挿通されるスリーブと、
上記冷媒配管の外周面に巻き付けられた帯状の第1の耐火シートと、
上記冷媒配管の外周面に、上記第1の耐火シートに対して、上記冷媒配管の中心線方向に隣接するように配置されて巻き付けられた帯状の第2の耐火シートと、
上記第1および第2の耐火シートと上記スリーブの内周面との間に設けられる充填材と、
を備え、
上記第1および第2の耐火シートは、それぞれ、帯状の基材に上記熱膨張性部材が設けられて成るとともに、上記熱膨張性部材を上記冷媒配管側に向けて上記冷媒配管に巻き付けられていることを特徴とする。
【0007】
これにより、幅の広い耐火シートを用いたりしなくても、長尺体における耐火シートに覆われる部分を長くして耐火性能を高くすることが容易にできる。
【発明の効果】
【0008】
本発明では、コストを低く抑えつつ、耐火性能を高くすることが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
熱膨張性部材が設けられた側を上に向けて配置した耐火シートの平面図
熱膨張性部材が設けられた側を上に向けて配置した耐火シートの底面図
熱膨張性部材が設けられた側を上に向けて配置した耐火シートの側面図
耐火構造の縦断面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいはその用途を制限することを意図するものでは全くない。また、以下に示す寸法等の数値は一例であり、これに限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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