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公開番号
2025128577
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025321
出願日
2024-02-22
発明の名称
天板昇降式什器
出願人
株式会社オカムラ
代理人
個人
主分類
A47B
9/00 20060101AFI20250827BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】天板を上下方向に変位可能に支持する支持構造体を備えながら、天板と支持構造体との角度関係の変化に対応できる天板昇降式什器を提供すること。
【解決手段】天板昇降式什器は、天板1と、天板1を上下方向Zに変位可能に天板1を下方から支持する支持構造体2と、を備える。支持構造体2は、天板1の下面52cに対向する上向き面6aを有しており、天板1と連結される天板支持部6と、少なくとも一部が上向き面6aと天板1の下面52cとの間に介在して、上向き面6aと天板1の下面52cとがなす角度を調整する角度調整部7と、を有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
天板と、
前記天板を上下方向に変位可能に、前記天板を下方から支持する支持構造体と、
を備え、
前記支持構造体は、
前記天板の下面に対向する上向き面を有しており、前記天板と連結される天板支持部と、
少なくとも一部が前記上向き面と前記天板の下面との間に介在して、前記上向き面と前記天板の下面とがなす角度を調整する角度調整部と、
を有する、
天板昇降式什器。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記天板支持部は、少なくとも一部が前記上向き面と前記天板の下面との間に介在して、前記角度調整部によって調整された前記角度で前記天板を前記天板支持部に固定する角度固定部を有する、
請求項1に記載の天板昇降式什器。
【請求項3】
前記角度調整部と前記角度固定部とは、前記天板支持部に対して水平な第一方向に離間している、
請求項2に記載の天板昇降式什器。
【請求項4】
前記角度調整部は、前記天板および前記天板支持部のうち一方から前記天板および前記天板支持部のうち他方に向かって突出して、前記他方に当接しており、前記上下方向の突出量を調整することで前記角度を調整する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の天板昇降式什器。
【請求項5】
前記天板は、前記角度調整部が突出する位置または前記角度調整部が当接する位置に、前記上下方向を板厚方向とする薄板部を有する、
請求項4に記載の天板昇降式什器。
【請求項6】
前記一方は、前記天板であり、
前記他方は、前記天板支持部である、
請求項4に記載の天板昇降式什器。
【請求項7】
前記角度調整部は、複数設けられている、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の天板昇降式什器。
【請求項8】
前記角度固定部は、
前記天板に対して固定される第一固定部と、
前記第一固定部に接続されており、前記天板支持部に対して固定される第二固定部と、
を有し、
前記天板と前記天板支持部との間の前記上下方向の距離を固定することで前記角度を維持する、
請求項2または請求項3に記載の天板昇降式什器。
【請求項9】
片持ち支持構造である、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の天板昇降式什器。
【請求項10】
前記天板は、前記角度調整部を外部に露出させる開口を有する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の天板昇降式什器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、天板と、天板を上下方向に変位可能に支持する支持構造体と、を備える天板昇降式什器に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
支持構造体の一部としての支柱を有し、支柱が上下方向に伸縮することによって、天板を上下方向に変位可能に支持している天板昇降式什器が知られている。天板昇降式什器では、使用者の要望に合わせて天板の高さを調整することが可能であり、例えば、天板下方に組み合わせたい他什器(例えばベッド)に合わせて天板の高さを調整することが可能である。
【0003】
一方で、天板の自重等による負荷や取付誤差によって天板が支持構造体に対して傾いてしまい、外観上の問題を生じる場合がある。補強部材を設けることで天板が傾くことを防ぐ技術が知られており、例えば、特許文献1には、天板と支柱との間にハット型の補強金属を有する什器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-131640号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、補強部材を備えても、天板が支持構造体に対して傾いてしまうことがある。特に、天板を下方から片持ち支持する支持構造体を備えた什器の場合、天板の支持されていない領域が常時自重により下方に付勢されており、天板が下方に垂れ下がってしまうことがある。また、天板昇降式什器では、支持構造体が上下方向にまっすぐに延びていることが好ましい。
【0006】
本発明は、天板を上下方向に変位可能に支持する支持構造体を備えながら、天板と支持構造体との角度関係の変化に対応できる天板昇降式什器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様に係る天板昇降式什器は、天板と、前記天板を上下方向に変位可能に、前記天板を下方から支持する支持構造体と、を備え、前記支持構造体は、前記天板の下面に対向する上向き面を有しており、前記天板と連結される天板支持部と、少なくとも一部が前記上向き面と前記天板の下面との間に介在して、前記上向き面と前記天板の下面とがなす角度を調整する角度調整部と、を有する。
【0008】
第1の態様によれば、天板と天板支持部との間に角度調整部を設けることによって、例えば、天板の角度を若干上向きにするといった設定が可能になる。このように設定をすれば、天板の自重等による負荷や取付誤差に起因して天板が下方に垂れ下がろうとしても、天板が垂れ下がっているという印象を和らげることができる。このように、天板昇降式什器の天板と支持構造体との角度を調整可能とすることによって、外観体裁の低下を抑制することができる。
【0009】
本発明の第2の態様に係る天板昇降式什器は、上記第1の形態に係る天板昇降式什器において、前記天板支持部は、少なくとも一部が前記上向き面と前記天板の下面との間に介在して、前記角度調整部によって調整された前記角度で前記天板を前記天板支持部に固定する角度固定部を有していてもよい。
【0010】
第2の態様によれば、天板支持部から天板が脱落することはない。第1の態様では、角度調整部が設けられている位置の天板と天板支持部との上下方向の距離は拡大するが、角度固定部が設けられている位置では上下方向に離間不能になっているため、天板支持部から天板が脱落することはない。さらに、使用者が設定した角度を維持しやすくなる。第1の形態では、角度調整部によって天板と天板支持部との間に斥力が発生し、天板と天板支持部との接続が不安定になるため、角度調整部によって調整した角度が変化しやすくなってしまう。角度固定部を設けることによって角度の変化を抑えることができ、外観体裁の低下を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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