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公開番号
2025125396
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-27
出願番号
2024021433
出願日
2024-02-15
発明の名称
天板付什器
出願人
株式会社オカムラ
代理人
個人
主分類
A47B
13/02 20060101AFI20250820BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】大型又は大重量の天板であっても、安定して設置できる天板付什器を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係る天板付什器は、支持構造体と、支持構造体に下方から支持された天板と、を備えている。支持構造体は、第1方向に延びる第1ベース部、及び第2方向に延びる第2ベース部を有するベース脚と、ベース部のうち、第1ベース部における前記第1方向の第1側端部から上方に向けて延びるとともに、天板を支持する支柱部と、を備えている。ベース脚は、第1ベース部において、コーナ部分に対して第1方向の第2側に位置する部分に設けられるとともに、設置面に接地する第1接地部と、第2ベース部において、コーナ部分に対して前記第2方向の第1側に位置する部分に設けられるとともに、設置面に接地する第2接地部と、コーナ部分に設けられるとともに、設置面に接地するコーナ接地部と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
支持構造体と、
上下方向に交差する2方向のうち、第1方向を長手方向とし、第2方向を短手方向として形成されるとともに、前記支持構造体に下方から支持された天板と、を備え、
前記支持構造体は、
前記第1方向に延びる第1ベース部、及び前記第1ベース部における前記第1方向の第1側端部から前記第2方向の第1側に延びる第2ベース部を有するベース脚と、
前記ベース脚のうち、前記第1ベース部における前記第1方向の第1側端部、又は前記第2ベース部における前記第2方向の第2側端部に位置するコーナ部分から上方に向けて延びるとともに、前記天板のうち前記第1方向における第1側端部を支持する支柱部と、を備え、
前記ベース脚は、
前記第1ベース部において、前記コーナ部分に対して前記第1方向の第2側に位置する部分に設けられるとともに、設置面に接地する第1接地部と、
前記第2ベース部において、前記コーナ部分に対して前記第2方向の第1側に位置する部分に設けられるとともに、前記設置面に接地する第2接地部と、
前記コーナ部分に設けられるとともに、前記設置面に接地するコーナ接地部と、を備えている天板付什器。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記第1接地部は、前記第1ベース部のうち前記第1方向における少なくとも第2側端部に設けられている請求項1に記載の天板付什器。
【請求項3】
前記第1ベース部は、
前記第1接地部が設けられた内部フレームと、
前記内部フレームを上方から覆うとともに、前記内部フレームに固定されたフレームカバーと、を備えている請求項2に記載の天板付什器。
【請求項4】
前記内部フレームは、角筒状に形成されている請求項3に記載の天板付什器。
【請求項5】
前記第2接地部は、前記第2ベース部のうち前記第2方向における少なくとも第1側端部に設けられている請求項1又は請求項2に記載の天板付什器。
【請求項6】
前記第2ベース部上には、物品を収納可能な収納什器が配置されている請求項1又は請求項2に記載の天板付什器。
【請求項7】
前記第2ベース部は、角筒状に形成されている請求項1又は請求項2に記載の天板付什器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、天板付什器に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
オフィスや公共施設等の各種施設には、使用者に作業面を提供するための天板付什器が設けられている。この種の天板付什器として、上下方向に延びる支柱部と、支柱部の上端部に片持ち状に支持された天板と、天板と向かい合った状態で支柱部の下端部から設置面に沿って延びるとともに、キャスタを介して設置面に接地する脚部と、を備えた構成が開示されている(例えば、下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5479952号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した天板付什器のように、天板が支柱部に片持ち状に支持されている構成にあっては、天板の自由端部において下方に向けて作用する荷重が脚部のうち支柱部との連結部分を引き上げるように作用する。従来技術にあっては、水平方向において、キャスタが支柱部から離れた位置で接地しているため、特に大型又は大重量の天板を有する天板付什器を安定して設置する点で未だ改善の余地があった。
【0005】
本発明は、大型又は大重量の天板であっても、安定して設置できる天板付什器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1)本発明の一態様に係る天板付什器は、支持構造体と、上下方向に交差する2方向のうち、第1方向を長手方向とし、第2方向を短手方向として形成されるとともに、前記支持構造体に下方から支持された天板と、を備え、前記支持構造体は、前記第1方向に延びる第1ベース部、及び前記第1ベース部における前記第1方向の第1側端部から前記第2方向の第1側に延びる第2ベース部を有するベース脚と、前記ベース脚のうち、前記第1ベース部における前記第1方向の第1側端部、又は前記第2ベース部における前記第2方向の第2側端部に位置するコーナ部分から上方に向けて延びるとともに、前記天板のうち前記第1方向における第1側端部を支持する支柱部と、を備え、前記ベース脚は、前記第1ベース部において、前記コーナ部分に対して前記第1方向の第2側に位置する部分に設けられるとともに、設置面に接地する第1接地部と、前記第2ベース部において、前記コーナ部分に対して前記第2方向の第1側に位置する部分に設けられるとともに、前記設置面に接地する第2接地部と、前記コーナ部分に設けられるとともに、前記設置面に接地するコーナ接地部と、を備えている。
【0007】
本態様によれば、支柱部が設けられたコーナ部分がコーナ接地部を介して設置面に接地する。これにより、支柱部を介してベース脚に伝達される天板の荷重が、コーナ接地部を介して設置面上で支持される。これにより、例えばベース脚が第1接地部や第2接地部のみで設置面に接地する場合に比べ、ベース脚のうち、支柱部との連結部分に対してベース脚を引き上げる向きに作用する荷重に対して抗することができる。
その上で、ベース脚が第1ベース部に設けられた第1接地部を介して設置面上に接地していることから、天板が片持ち状に支持されていることに起因して、ベース脚のうち、支柱部との連結部分に対してベース脚を引き上げる向きに作用する大きな荷重が作用したとしても、荷重への抵抗力を第1ベース部によって発揮させ易い。
また、ベース脚が第2ベース部に設けられた第2接地部を介して設置面上に接地していることから、天板の捩じれ方向における天板付什器のがたつき等を抑制できる。
その結果、大型又は大重量の天板を有する天板付什器であっても、安定して設置することができる。
【0008】
(2)上記(1)の態様に係る天板付什器において、前記第1接地部は、前記第1ベース部のうち前記第1方向における少なくとも第2側端部に設けられていることが好ましい。
本態様によれば、ベース脚のうち、支柱部との連結部分に対してベース脚を引き上げる向きに作用する荷重に対して抗し易い。そのため、天板付什器を安定して設置することができる。
【0009】
(3)上記(1)又は(2)の態様に係る天板付什器において、前記第1ベース部は、前記第1接地部が設けられた内部フレームと、前記内部フレームを上方から覆うとともに、前記内部フレームに固定されたフレームカバーと、を備えていることが好ましい。
本態様によれば、内部フレームがフレームカバーに覆われることで、第1ベース部の美観を向上させることができる。その上で、フレームカバーが内部フレームに固定されているので、第1ベース部の曲げ剛性を確保し易い。
【0010】
(4)上記(3)の態様に係る天板付什器において、前記内部フレームは、角筒状に形成されていることが好ましい。
本態様によれば、第1ベース部としての曲げ剛性を確保し易いので、天板の荷重に対する抵抗力を第1ベース部によって発揮させ易い。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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