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公開番号2025176539
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-04
出願番号2024082763
出願日2024-05-21
発明の名称椅子用荷重支持部材、及び、椅子
出願人株式会社オカムラ
代理人個人
主分類A47C 27/00 20060101AFI20251127BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】着座者の身体の接触部の形状に沿って荷重受け面を柔軟に変形させることができる椅子用荷重支持部材、及び、椅子を提供する。
【解決手段】椅子用荷重支持部材は、厚み方向の一方の面が荷重受け面とされた複数の荷重受け帯部42を備える。複数の荷重受け帯部42のうちの少なくとも一つは、第1層50と、第2層51と、複数の連結壁52と、を備える。第1層50は、荷重受け面を構成する。第2層51は、第1層50の厚み方向の他方側に離間して配置される。連結壁52は、第1層50と第2層51を厚み方向で連結する。連結壁52は、第1層50の変形を許容する複数の変形許容空間53を第1層50と第2層51の間に形成する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
厚み方向の一方の面が荷重受け面とされた複数の荷重受け帯部を備え、
複数の前記荷重受け帯部のうちの少なくとも一つは、
前記荷重受け面を構成する第1層と、
前記第1層の厚み方向の他方側に離間して配置される第2層と、
前記第1層と前記第2層を前記厚み方向で連結するとともに、前記第1層の変形を許容する複数の変形許容空間を前記第1層と前記第2層の間に形成する複数の連結壁と、を備えていることを特徴とする椅子用荷重支持部材。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記連結壁は前記荷重受け帯部の延出方向に離間して複数設けられ、
複数の前記連結壁は、前記荷重受け帯部の延出方向において、単位長さ当たりの設置数を変化させて前記第1層と前記第2層の間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の椅子用荷重支持部材。
【請求項3】
前記荷重受け帯部は、前記第2層よりも強度が高い材料から成り前記第2層の厚み方向の他方の面に接合される第3層をさらに備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の椅子用荷重支持部材。
【請求項4】
前記第2層は、前記第1層よりも強度が高い材料から成ることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の椅子用荷重支持部材。
【請求項5】
請求項3に記載の前記椅子用荷重支持部材と、
床面に設置されるとともに前記椅子用荷重支持部材に連結される支持構造体と、を備え、
前記椅子用荷重支持部材は、複数の前記荷重受け帯部によって座と背凭れが連続して形成されるとともに、前記座の前部に、複数の前記荷重受け帯部の延出方向の端部が連結される椅子幅延在部が設けられ、
前記荷重受け帯部の前記第3層は前記椅子幅延在部の下面まで連続して延びており、
前記支持構造体は、前記椅子幅延在部の前記第3層に連結されていることを特徴とする椅子。
【請求項6】
請求項4に記載の前記椅子用荷重支持部材と、
床面に設置されるとともに前記椅子用荷重支持部材に連結される支持構造体と、を備え、
前記椅子用荷重支持部材は、複数の前記荷重受け帯部によって座と背凭れが連続して形成されるとともに、前記座の前部に、複数の前記荷重受け帯部の延出方向の端部が連結される椅子幅延在部が設けられ、
前記荷重受け帯部の前記第2層は前記椅子幅延在部の下面まで連続して延びており、
前記支持構造体は、前記椅子幅延在部の前記第2層に連結されていることを特徴とする椅子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、着座者の荷重を支持する椅子用荷重支持部材、及び、それを用いる椅子に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
座と背凭れを備えた椅子として、背凭れ部分を樹脂製の板材によって形成し、背凭れの一部に上下方向に延出する複数のスリットを設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の椅子は、樹脂製の板材から成る背凭れの一部に上下方向に延出する複数のスリットが形成され、それによって背凭れに複数の荷重受け帯部が椅子幅方向に離間して設けられている。複数の荷重受け帯部は、夫々上下方向に延出して、これらの上下の延出端が上部側の椅子幅延在部と下部側の椅子幅延在部に連結されている。複数の荷重受け帯部は、上下の椅子幅延在部を直線状に連結する弾力部と、後方側に湾曲した状態で上下の椅子幅延在部に連結されるベース部と、から成り、これらが椅子幅方向に交互に配置されている。
【0004】
特許文献1に記載の椅子は、弾力部である荷重受け帯部が着座者の背部から荷重を受けて後方側に柔軟に撓み変形し、ベース部である荷重受け帯部が高い剛性によって着座者の背部からの過大な荷重入力を受け止める。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5452996号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の椅子は、背凭れの一部を構成する荷重受け帯部が、肉厚の薄い帯状の板によって形成されている。このことから、着座者の身体が荷重受け帯部の表面に押し付けられたときには、荷重受け帯部は長手方向側が湾曲するように厚み方向に変形するものの、その表面(荷重受け面)は着座者の身体の接触部形状に沿って三次元的に変化しにくい。このため、荷重受け面が着座者の身体の接触部に沿って柔軟に変形し、着座感がより良好な椅子用荷重支持部材の案出が望まれている。
【0007】
そこで本発明は、着座者の身体の接触部の形状に沿って荷重受け面を柔軟に変形させることができる椅子用荷重支持部材、及び、椅子を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る椅子用荷重支持部材、及び、椅子は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
本発明の第1態様に係る椅子用荷重支持部材は、厚み方向の一方の面が荷重受け面とされた複数の荷重受け帯部を備え、複数の前記荷重受け帯部のうちの少なくとも一つは、前記荷重受け面を構成する第1層と、前記第1層の厚み方向の他方側に離間して配置される第2層と、前記第1層と前記第2層を前記厚み方向で連結するとともに、前記第1層の変形を許容する複数の変形許容空間を前記第1層と前記第2層の間に形成する複数の連結壁と、を備えていることを特徴とする。
【0009】
本態様の椅子用荷重支持部材は、荷重受け帯部の第1層と第2層を厚み方向で連結する連結壁が、第1層と第2層の間に複数の変形許容空間を形成している。このため、着座者の身体が荷重受け帯部の荷重受け面に接触すると、連結壁を介した第1層と第2層の相対的なずれや連結壁の撓み変形により、荷重受け面が身体の接触部に沿って三次元的に柔軟に変形することになる。
【0010】
本発明の第2態様に係る椅子用荷重支持部材は、前記第1態様に係る椅子用荷重支持部材において、前記連結壁は前記荷重受け帯部の延出方向に離間して複数設けられ、複数の前記連結壁は、前記荷重受け帯部の延出方向において、単位長さ当たりの設置数を変化させて前記第1層と前記第2層の間に配置されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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