特許ウォッチ

公開番号2025136836
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024035722
出願日2024-03-08
発明の名称天板昇降式什器
出願人株式会社オカムラ
代理人個人
主分類A47B 9/20 20060101AFI20250911BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】組立作業性がよい天板昇降式什器を提供する。
【解決手段】天板昇降式什器1は、床面上に配設されて上下方向に伸縮可能な支持脚体23を有する支持構造体20と、支持脚体23の伸縮動作を制御する制御装置50と、支持脚体23を動作させるための指令を制御装置50に出力するスイッチ60と、支持構造体20に支持された下面を有する天板10と、支持脚体23、制御装置50およびスイッチ60に接続されたケーブル70と、を備える。制御装置50およびスイッチ60は、支持構造体20に設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
床面上に配設されて上下方向に伸縮可能な支持脚体を有する支持構造体と、
前記支持脚体の伸縮動作を制御する制御装置と、
前記支持脚体を動作させるための指令を前記制御装置に出力するスイッチと、
前記支持構造体に支持された下面を有する天板と、
前記支持脚体、前記制御装置および前記スイッチに接続されたケーブルと、
を備え、
前記制御装置および前記スイッチは、前記支持構造体に設けられている、
天板昇降式什器。
続きを表示（約 340 文字）【請求項２】
前記支持構造体は、前記天板の前記下面に沿って配置された上部構造体を有し、
前記制御装置は、前記上部構造体に設けられている、
請求項１に記載の天板昇降式什器。
【請求項３】
前記上部構造体は、前記支持脚体の上端に接続されて前後方向に延び、前記天板の前記下面を支持する上部支持部材を有し、
前記スイッチは、前記上部支持部材に取り付けられている、
請求項２に記載の天板昇降式什器。
【請求項４】
前記ケーブルは、前記制御装置および前記スイッチを接続するスイッチ接続部を有し、
前記スイッチ接続部は、前記上部構造体のみに設けられている、
請求項２または請求項３に記載の天板昇降式什器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、天板昇降式什器に関するものである。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、オフィスや公共施設などでは、各種作業を行うことのできる天板を備えたデスクやテーブルなどの、天板付き什器が用いられている。天板付き什器において、使用者の姿勢や体格、性別、好みなどによって、作業のしやすい天板の高さは個々に異なっている。天板の高さが一定である什器ではこのような実情に対応できないため、天板の高さを上下方向に変更可能な天板昇降式什器が広く用いられている（例えば、特許文献１および特許文献２参照）。
【０００３】
こうした天板昇降式什器の一例として、天板を下方から支持するとともに上下方向に伸縮可能な支持構造体と、支持構造体の伸縮動作を制御する制御装置と、支持構造体の伸縮動作を操作するための入力を行うスイッチと、これらの電気部品に電気的に接続されたケーブルと、を備えた電動タイプの天板昇降式什器がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１４－１１３５０５号公報
特許第５７１８５０３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、従来の電動タイプの天板昇降式什器は、支持構造体上に天板を載置して什器を組み立てた後に配線作業を行う必要がある。特にスイッチ等の電気部品が天板に設けられている場合には、天板を支持構造体に載置した状態で、天板に設けられたスイッチにケーブルを接続する必要がある。これにより、組み立て時に天板の下方に潜り込む作業が生じ、作業性が悪いという問題を有していた。
【０００６】
そこで本発明は、組立作業性がよい天板昇降式什器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の第１の態様に係る天板昇降式什器は、床面上に配設されて上下方向に伸縮可能な支持脚体を有する支持構造体と、前記支持脚体の伸縮動作を制御する制御装置と、前記支持脚体を動作させるための指令を前記制御装置に出力するスイッチと、前記支持構造体に支持された下面を有する天板と、前記支持脚体、前記制御装置および前記スイッチに接続されたケーブルと、を備え、前記制御装置および前記スイッチは、前記支持構造体に設けられている。
【０００８】
第１の態様によれば、支持構造体に天板が載置されていない状態で、ケーブルの配線作業を完結することができる。したがって、組立作業性のよい天板昇降式什器が得られる。
【０００９】
本発明の第２の態様に係る天板昇降式什器は、上記第１の態様に係る天板昇降式什器において、前記支持構造体は、前記天板の前記下面に沿って配置された上部構造体を有し、前記制御装置は、前記上部構造体に設けられていてもよい。
【００１０】
第２の態様によれば、制御装置が支持構造体における高い箇所に配置されるので、制御装置の配置作業、および制御装置周辺でのケーブルの配線作業の作業性を良好にすることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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