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公開番号2025134397
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2024032279
出願日2024-03-04
発明の名称空間形成用什器
出願人株式会社オカムラ
代理人個人
主分類E04B 2/74 20060101AFI20250909BHJP(建築物)
要約【課題】内部空間の空き状況を確認できるとともに、多様な使用者が出入りしやすい空間形成用什器を提供する。
【解決手段】実施形態の空間形成用什器1は、床面F上に設置され、上下方向に延びる第1立設部10及び第2立設部20を備える。空間形成用什器1は、第1立設部10及び第2立設部20の一端部同士の間に、平面視で前後左右の4方のうち1方に常時開口する開口部19を形成する。空間形成用什器1は、第1立設部10及び第2立設部20の他端部同士が連結されることで内部空間5を形成する。開口部19を通じて内部空間5が視認可能とされた状態を第1状態とする。開口部19が第1状態での開口部19よりも大きく開口し且つ開口部19を通じて使用者が内部空間5に出入り可能とされた状態を第2状態とする。第1立設部10及び第2立設部20は、第1状態と第2状態とに切り替え可能に、相対変位可能に構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
床面上に設置され、上下方向に延びる第1立設部及び第2立設部を備え、前記第1立設部及び前記第2立設部の一端部同士の間に、平面視で前後左右の4方のうち1方に常時開口する開口部を形成し、前記第1立設部及び前記第2立設部の他端部同士が連結されることで前記4方のうち残り3方が少なくとも囲まれた内部空間を形成する空間形成用什器であって、
前記開口部を通じて前記内部空間が視認可能とされた状態を第1状態とし、前記開口部が前記第1状態での前記開口部よりも大きく開口し且つ前記開口部を通じて使用者が前記内部空間に出入り可能とされた状態を第2状態としたとき、
前記第1立設部及び前記第2立設部は、前記第1状態と前記第2状態とに切り替え可能に、相対変位可能に構成される、
空間形成用什器。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1立設部は、前記平面視で前記内部空間に対する前記4方のうち3方を囲むよう設けられ、
前記第2立設部は、前記平面視で前記内部空間に対する前記4方のうち残りの1方に設けられ、
前記第2立設部は、前記第1立設部に対して変位可能とされる、
請求項1に記載の空間形成用什器。
【請求項3】
前記第2立設部において前記開口部を形成する一端部とは反対側の他端部は、前記第1立設部において前記開口部を形成する一端部とは反対側の他端部に対して前記上下方向に沿う軸回りに回動可能に接続される、
請求項2に記載の空間形成用什器。
【請求項4】
前記内部空間において上方を向く作業面を有する天板を更に備える、
請求項1から3の何れか一項に記載の空間形成用什器。
【請求項5】
前記第1立設部は、前記平面視で前記天板の前方、右方及び左方を囲むよう設けられ、
前記第2立設部は、前記平面視で前記天板の後方に設けられ、
前記天板と前記第2立設部との間に、前記使用者が使用可能な使用空間が形成される、
請求項4に記載の空間形成用什器。
【請求項6】
前記第1立設部は、第1パネルと、前記平面視で前記第1パネルが延びる方向の両端部に各別に接続されるとともに前記第1パネルが延びる方向と交差する方向に延びる第2パネル及び第3パネルと、を備え、
前記第2立設部は、前記平面視で前記第3パネルのうち前記第1パネルとは反対側の端部に対して前記上下方向に沿う軸回りに回動可能に接続されるとともに、前記第2パネルとの間に前記開口部を形成する第4パネルを備える、
請求項3に記載の空間形成用什器。
【請求項7】
前記第4パネルは、少なくとも前記第1状態において前記第1パネルが延びる方向で前記第2パネルに向かうに従い前記第1パネルから遠ざかるように傾斜して延びる、
請求項6に記載の空間形成用什器。
【請求項8】
前記内部空間において上方を向く作業面を有する天板を更に備え、
前記天板は、前記平面視で前記第1パネルとは反対側の縁部に、前記第1パネルが延びる方向で前記第2パネルに向かうに従い前記第1パネルから遠ざかるように傾斜して延びる傾斜縁部を備える、
請求項7に記載の空間形成用什器。
【請求項9】
前記第2状態において前記第4パネルのうち前記第3パネルとは反対側の端部が前記平面視で前記第2パネルのうち前記第1パネルとは反対側の端部に対して最も離れるように前記第4パネルが回動した位置を最大開き位置としたとき、
前記最大開き位置は、前記平面視で前記第4パネルが前記第3パネルの延長線上にある位置とされる、
請求項6から8の何れか一項に記載の空間形成用什器。
【請求項10】
前記空間形成用什器は、前記開口部が前記第1状態での前記開口部よりも小さくなるように前記第1立設部及び前記第2立設部が閉じ動作を行うことを制限する閉じ止め部を更に備える、
請求項1から3の何れか一項に記載の空間形成用什器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空間形成用什器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
オフィスや公共施設等において、パネル等により外部と仕切られ、執務作業を行うことができる内部空間を形成するブースが知られている(例えば、特許文献1参照)。このブースには、ブース本体内への出入口が形成されている。例えば、この出入口を常時開口させておくことにより、内部空間の空き状況を確認しやすくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6868076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、出入口が通常の大きさで常時開口している場合は、使用者が大きな荷物を持っていたり、松葉杖や車椅子を使用していたりするとき等に、出入りしにくくなる可能性が高い。
【0005】
そこで本発明は、内部空間の空き状況を確認できるとともに、多様な使用者が出入りしやすい空間形成用什器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一態様に係る空間形成用什器は、床面上に設置され、上下方向に延びる第1立設部及び第2立設部を備え、前記第1立設部及び前記第2立設部の一端部同士の間に、平面視で前後左右の4方のうち1方に常時開口する開口部を形成し、前記第1立設部及び前記第2立設部の他端部同士が連結されることで前記4方のうち残り3方が少なくとも囲まれた内部空間を形成する空間形成用什器であって、前記開口部を通じて前記内部空間が視認可能とされた状態を第1状態とし、前記開口部が前記第1状態での前記開口部よりも大きく開口し且つ前記開口部を通じて使用者が前記内部空間に出入り可能とされた状態を第2状態としたとき、前記第1立設部及び前記第2立設部は、前記第1状態と前記第2状態とに切り替え可能に、相対変位可能に構成される。
本態様によれば、第1立設部及び第2立設部の相対変位により第1状態に切り替えられた場合は、開口部を通じて内部空間が視認可能とされることで、外部から内部空間の空き状況を確認することができる。一方、第1立設部及び第2立設部の相対変位により第2状態に切り替えられた場合は、開口部を通じて使用者が内部空間に出入り可能とされることで、使用者が内部空間へ出入りしやすくなる。したがって、内部空間の空き状況を確認できるとともに、多様な使用者が出入りしやすい空間形成用什器を提供することができる。
【0007】
(2)上記(1)の態様において、前記第1立設部は、前記平面視で前記内部空間に対する前記4方のうち3方を囲むよう設けられ、前記第2立設部は、前記平面視で前記内部空間に対する前記4方のうち残りの1方に設けられ、前記第2立設部は、前記第1立設部に対して変位可能とされてもよい。
本態様によれば、第2立設部は第1立設部よりも設置範囲(内部空間を囲む範囲)が小さいため、第1立設部に対する第2立設部の変位により、各状態の切り替えを円滑に行うことができる。
【0008】
(3)上記(2)の態様において、前記第2立設部において前記開口部を形成する一端部とは反対側の他端部は、前記第1立設部において前記開口部を形成する一端部とは反対側の他端部に対して前記上下方向に沿う軸回りに回動可能に接続されてもよい。
本態様によれば、第1立設部に対する第2立設部の回動動作により、各状態の切り替えを円滑に行うことができる。
【0009】
(4)上記(1)から(3)の態様において、前記内部空間において上方を向く作業面を有する天板を更に備えてもよい。
本態様によれば、天板があることで使用者が執務を行う作業面として使用でき、使い勝手が良い。
【0010】
(5)上記(4)の態様において、前記第1立設部は、前記平面視で前記天板の前方、右方及び左方を囲むよう設けられ、前記第2立設部は、前記平面視で前記天板の後方に設けられ、前記天板と前記第2立設部との間に、前記使用者が使用可能な使用空間が形成されてもよい。
本態様によれば、使用者は第2立設部を変位させ、後方から使用空間に入り、天板に向かうことができる。そのため、車椅子の使用者等、内部空間内での回転動作が難しい場合でも、出入りがしやすい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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