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公開番号2025135139
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024032778
出願日2024-03-05
発明の名称防水板装置
出願人株式会社オカムラ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E06B 5/00 20060101AFI20250910BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】出入口の密閉状態を確実に維持することができる防水板装置を提供する。
【解決手段】
防水板をベースに対して枢着するヒンジ機構8は、防水板4が起立位置付近にある状態で防水板4を平行に移動を案内可能な案内部22を備え、ベース3には操作部35を動作させることで防水板4を後方から押圧可能な押圧部34aを有し防水板4の起立状態を保持する保持機構5が設けられている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
上面に開口を有する浅底の箱状を成すベースと、該ベースに対してヒンジ機構により一辺が枢着され、前記ベースの開口を閉塞する倒伏位置と前記ベースに対して略直交し出入口を密閉する起立位置との間で上下に回動可能である防水板と、を備える防水板装置であって、
前記ヒンジ機構は、前記防水板が起立位置付近にある状態で該防水板を平行に移動を案内可能な案内部を備え、
前記ベースには、操作部を動作させることで前記防水板を後方から押圧可能な押圧部を有し前記防水板の起立状態を保持する保持機構が設けられていることを特徴とする防水板装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記保持機構は、前記防水板を前記起立位置で保持した状態において前記ベースの側部を超えない高さ寸法に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の防水板装置。
【請求項3】
前記保持機構は、前記ベースの底部の幅方向に複数配設されていることを特徴とする請求項1に記載の防水板装置。
【請求項4】
前記保持機構の前記操作部は、前記押圧部を前記防水板に向けて進出動作させる際に使用する押圧用踏み込み板と、前記押圧部を前記防水板から後退動作させる際に使用する解除用踏み込み板と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の防水板装置。
【請求項5】
前記ヒンジ機構は、前記防水板に設けられガイド孔を有する可動ヒンジと、前記ガイド孔に案内されるピンを有し前記ベースの前記底部に固定される固定ヒンジと、を備え、
前記可動ヒンジの前記ガイド孔は、前記防水板が所定角度を超えて起立された状態において前後方向を向く案内部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の防水板装置。
【請求項6】
前記保持機構の前記押圧部は、前記ヒンジ機構を構成する前記可動ヒンジを押圧することを特徴とする請求項5に記載の防水板装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建造物の出入口等に設置される防水板装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば洪水や集中豪雨等により想定以上の大量の水が道路に溢れた場合、家屋、ビル、地下駐車場、地下鉄等の出入口を介して建造物内に水が浸入する虞がある。そこで、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されているように、平時は床面に埋設された防水板を洪水時に起立させ、建造物の出入口を閉塞することができるようにした防水板装置が開発されている。
【0003】
特許文献1に記載の防水板装置は、床面に埋設されたベースと、ベースに一辺がヒンジで枢着された防水板とを備え、ベースと防水板とにはそれぞれ起立補助機構と保持機構の長手方向の両端がそれぞれ接続されている。起立補助機構はガスが封入されたダンパであり、起立動作を補助することができる。保持機構は、長手方向の中央に関節部を有するヒンジ構造であり、防水板が起立位置まで回動された状態において、関節部が持ち上げられてロック機構が直線状に突っ張ることで、防水板の倒伏方向への回動を防止し、起立状態を保持することができる。また、保持機構が防水板を建造物の出入口に向けて押圧することで、高い密閉性を確保することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-133708号公報(第17頁、第8図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このように、特許文献1に記載されている防水板装置においては、保持機構はその一方端がベースの前後方向においてヒンジと反対側に固定され、他方端が防水板の自由端側に固定されており、関節部が持ち上げられてロック機構が直線状に突っ張る際には、自由端側を押すように防水板を回動させることになる。そのため、防水板の自由端側に押圧力が集中し、起立位置の防水板の上下方向で密閉性に偏りが生じ、出入口の密閉状態を確実に維持することができない虞があった。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、出入口の密閉状態を確実に維持することができる防水板装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明の防水板装置は、
上面に開口を有する浅底の箱状を成すベースと、該ベースに対してヒンジ機構により一辺が枢着され、前記ベースの開口を閉塞する倒伏位置と前記ベースに対して略直交し出入口を密閉する起立位置との間で上下に回動可能である防水板と、を備える防水板装置であって、
前記ヒンジ機構は、前記防水板が起立位置付近にある状態で該防水板を平行に移動を案内可能な案内部を備え、
前記ベースには、操作部を動作させることで前記防水板を後方から押圧可能な押圧部を有し前記防水板の起立状態を保持する保持機構が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、防水板は起立位置付近において、保持機構の押圧部の押圧により前方向に平行移動されるため、出入口に対して上下に渡って偏りなく押しつけられ、高い密閉性を確保でき、出入口の密閉状態を確実に維持することができる。
【0008】
前記保持機構は、前記防水板を前記起立位置で保持した状態において前記ベースの側部を超えない高さ寸法に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、保持機構は、防水板を起立位置で保持した状態においてベースの側部の高さを越えない範囲でベース内に収容されているため、足が保持機構に干渉するなどの衝突を防止でき、保持機構が意図せず解除されてしまうことなく、防水板の起立状態を安定して維持することができる。
【0009】
前記保持機構は、前記ベースの底部の幅方向に複数配設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、幅方向に保持機構を複数配設したことで、防水板の保持に必要な押圧力を分散し、それぞれの保持機構を小型化し、効果的に足などの衝突を防止することができる。
【0010】
前記保持機構の前記操作部は、前記押圧部を前記防水板に向けて進出動作させる際に使用する押圧用踏み込み板と、前記押圧部を前記防水板から後退動作させる際に使用する解除用踏み込み板と、を備えていることを特徴としている。
この特徴によれば、押圧部の防水板に対する進出動作と後退動作を、押圧用踏み込み板または解除用踏み込み板を足で踏み込むことで行うことができ、各動作を手で防水板を支えたまま行え、安全性に優れる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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