TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025127890
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2024024882
出願日
2024-02-21
発明の名称
トイレットロール包装体
出願人
日本製紙クレシア株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
71/06 20060101AFI20250826BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】内部のトイレットロールが潰れること等による美粧性の低下が起こりにくく、かつ、クラフト包装紙がたわみにくく破れにくい上で、コストがかからず加工及び運搬がしやすいトイレットロール包装体を提供する。
【解決手段】トイレットロールを1個以上包装したフィルム包装体を並べたものを被包装物として、クラフト包装紙で包装した包装体であって、トイレットロールは、巻長が所定の数値と等しいか、又は大きく、巻密度が1.47m/cm
2
以上1.80m/cm
2
以下であり、クラフト包装紙の坪量が70g/m
2
以上130g/m
2
以下、縦のクラークこわさは116cm
3
/100以上291cm
3
/100以下、横のクラークこわさは52cm
3
/100以上138cm
3
/100以下であり、包装体の長手方向の周長と、被包装物の長手方向の周長の差分は-50mm以上50mm以下である、トイレットロール包装体を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
トイレットペーパーをロール状に巻き取ったトイレットロールを少なくとも1個以上、フィルムによって包装したフィルム包装体を、前記トイレットロールの軸方向に垂直な方向に並べ、及び/又は軸方向に平行な方向に積み重ねたものを被包装物として、前記被包装物をクラフト包装紙で包装したトイレットロール包装体であって、
前記トイレットロールは、巻長が(150/前記トイレットペーパーのプライ数)で算出される値と等しいか、又は大きく、巻密度が1.47m/cm
2
以上1.80m/cm
2
以下であり、
前記クラフト包装紙の製品プライ当たりの坪量が70g/m
2
以上130g/m
2
以下であり、
前記クラフト包装紙のJIS P 8143に基づく縦のクラークこわさは116cm
3
/100以上291cm
3
/100以下、横のクラークこわさは52cm
3
/100以上138cm
3
/100以下であり、
包装体の長手方向の周長(LPA)と、前記被包装物の長手方向の周長(LPB)との差分Δ(LPA-LPB)は-50mm以上50mm以下であることを特徴とする、トイレットロール包装体。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
包装体の短手方向の周長(SPA)と、前記被包装物の短手方向の周長(SPB)との差分Δ(SPA-SPB)は-80mm以上10mm以下であることを特徴とする、請求項1に記載のトイレットロール包装体。
【請求項3】
前記クラフト包装紙のJIS P 8113に基づく乾燥時におけるMD方向の製品プライ当たりの引張強度DMDTが6.9kN/m以上15.3kN/m以下であることを特徴とする、請求項1に記載のトイレットロール包装体。
【請求項4】
前記クラフト包装紙のJIS P 8113に基づく乾燥時における製品プライ当たりのCD方向の引張強度DCDTが3.1kN/m以上5.7kN/m以下であることを特徴とする、請求項1に記載のトイレットロール包装体。
【請求項5】
前記クラフト包装紙の、荷重を100kPa加えた時における製品プライ当たりの紙厚が106μm以上182μm以下であることを特徴とする、請求項1に記載のトイレットロール包装体。
【請求項6】
前記トイレットロールのロール重量が194g以上295g以下であることを特徴とする、請求項1に記載のトイレットロール包装体。
【請求項7】
前記トイレットロールのロール密度が0.18g/cm
3
以上0.28g/cm
3
以下であることを特徴とする、請求項1に記載のトイレットロール包装体。
【請求項8】
前記トイレットペーパーの1プライ当たりの坪量が12.0g/m
2
以上18.2g/m
2
以下であることを特徴とする、請求項1に記載のトイレットロール包装体。
【請求項9】
前記被包装物に含まれる前記トイレットロールの合計個数が、12個以上84個以下であることを特徴とする、請求項1に記載のトイレットロール包装体。
【請求項10】
包装体の包装形態はキャラメル包装であり、
前記クラフト包装紙における折り畳み部分はテープで封止され、
包装体の高さに対する、前記テープの幅の比率が20%以上40%以下であることを特徴とする、請求項1に記載のトイレットロール包装体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルムで包装したトイレットロールを、段ボールの代わりにクラフト包装紙で包装したトイレットロール包装体に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
現在市販されているトイレットロールは、複数個を並べて積層した状態で、フィルム包装したパッケージとして販売されているものが多数を占めている。そしてそれらのトイレットロール包装体は、段ボールケースに梱包されて運搬される場合が多い。
【0003】
しかし、環境負荷低減意識の上昇や段ボールケースのコストダウン、使用後の処理の簡便さから、段ボールの代わりに、クラフト包装紙が用いられることが多い。
【0004】
トイレットロール包装体の先行技術文献として、例えば、特許文献1には、本体部が紙の質量比率が50質量%を超える包装紙で形成され、正面部、正面部に対面する背面部、正面部と背面部とに連接する天面部及び底面部及び、各面に連接する側面部を有し、取っ手部が、柔軟な帯状材又は紐状材を、両側面部の天面部の近傍に接着して形成され、本体部に、取っ手部近傍であってかつ取っ手部の本体部への接着部分を挟んで正面部側と背面部側との両側に、天面側から底面側に延在する一対の第一ミシン目と、接着部より天面部側において、少なくとも一対の第一ミシン目間に配される第二ミシン目と、一方側面部における一対の第一ミシン目の少なくとも一方から、正面部及び背面部の少なくとも一方を介して、他方側面部における一対の第一ミシン目の少なくとも一方に至る第三ミシン目と、が形成されていることを、特徴とする家庭用ロール紙包装体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-160814号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ただ、クラフト包装紙は剛性が弱く、通常のトイレットロール(以下、通常ロールとも称する)では、積み上げた際に内部のトイレットロール包装体が潰れる問題点が見られた。
そこで、ロールが固巻きで潰れにくい、長尺のトイレットペーパーを巻き取ったトイレットロール(以下、長尺ロールとも称する)のフィルム包装体を包装することで、ロールの潰れを回避するという方策が考えられる。
【0007】
しかしながら、図3に示すようなフォークリフト等のアーム300によって包装体を持ち上げる際、図3(a)に示す通常ロール110をフィルム包装したものである通常フィルム包装体111を、複数パッケージ包装した通常ロール包装体100では、包装紙が少したわむ程度であるが、図3(b)に示す長尺ロール210をフィルム包装したものである長尺フィルム包装体211を、複数パッケージ包装した長尺ロール包装体200では、長尺ロール210が重くアーム300によって持ち上げた際に、包装紙がたわんでしまう。そのため、包装体が持ちにくく、運搬しづらいという問題があった。
また、たわんだ結果、クラフト包装紙が長尺ロール210のフィルム包装体の重さに耐えきれず、破れてしまうこともある。
【0008】
さらに、たわみによる製品(長尺フィルム包装体211)のズレによって、製品同士が擦れてフィルムのインキが剥がれたり、ロール表面のトイレットペーパーが破れたりしてしまうなど、製品の美粧性の低下もみられる。
一方で、クラフト包装紙の坪量や強度を上げるだけでは、コストがかかる上、加工しにくくなる。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、内部のトイレットロールが潰れることやフィルムのインキ剥がれ、ロール表面のトイレットペーパーの破れによる美粧性の低下が起こりにくく、かつ、クラフト包装紙がたわみにくく破れにくい上で、コストがかからず加工及び運搬がしやすいトイレットロール包装体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
発明者は鋭意検討を行い、トイレットペーパーをロール状に巻き取ったトイレットロールを少なくとも1個以上、フィルムによって包装したフィルム包装体を、前記トイレットロールの軸方向に垂直な方向に並べ、及び/又は軸方向に平行な方向に積み重ねたものを被包装物として、被包装物をクラフト包装紙で包装したトイレットロール包装体において、トイレットロールの巻長及び巻密度をそれぞれ所定の数値範囲内とし、クラフト包装紙の製品プライ当たりの坪量、縦及び横のクラークこわさをそれぞれ所定の数値範囲内とし、更に包装体の長手方向の周長と被包装物の長手方向の周長との差分を所定の数値範囲内とすることで、内部のトイレットロールが潰れることやフィルムのインキ剥がれ、ロール表面のトイレットペーパーの破れによる美粧性の低下が起こりにくく、かつ、クラフト包装紙がたわみにくく破れにくい上で、コストがかからず加工及び運搬がしやすいトイレットロール包装体とすることができ、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、以下のものを提供する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
箱
11か月前
個人
ゴミ箱
10か月前
個人
収容箱
1か月前
個人
包装体
11か月前
個人
コンベア
3か月前
個人
段ボール箱
5か月前
個人
段ボール箱
5か月前
個人
容器
7か月前
個人
ゴミ収集器
5か月前
個人
土嚢運搬器具
6か月前
個人
パウチ補助具
10か月前
個人
折り畳み水槽
11か月前
個人
宅配システム
5か月前
個人
楽ちんハンド
3か月前
個人
角筒状構造体
3か月前
個人
バンド
14日前
個人
廃棄物収容容器
1か月前
個人
閉塞装置
8か月前
個人
コード類収納具
6か月前
個人
ダンボール宝箱
11か月前
個人
お薬の締結装置
4か月前
個人
貯蔵サイロ
5か月前
個人
ゴミ処理機
7か月前
個人
圧縮収納袋
11か月前
個人
把手付米袋
3か月前
個人
蓋閉止構造
2か月前
個人
積み重ね用補助具
1か月前
株式会社コロナ
梱包材
3か月前
個人
蓋閉止構造
2か月前
株式会社和気
包装用箱
7か月前
個人
介護用コップ
20日前
個人
袋入り即席麺
5か月前
個人
搬送システム
5か月前
個人
輸送積荷用動吸振器
4か月前
株式会社イシダ
搬送装置
4か月前
個人
包装箱
8か月前
続きを見る
他の特許を見る