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公開番号2025123506
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2025105939,2021151405
出願日2025-06-23,2021-09-16
発明の名称転写装置、印刷装置及び転写方法
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類B41F 17/30 20060101AFI20250815BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】転写を用いた印刷を効率良く行う。
【解決手段】印刷装置1は、印刷対象の形状を検出する制御部82と、転写機構3とを備える。転写機構3は、少なくとも被転写層S4及びベース層S2を有する熱転写シートNsを搬送方向Dに搬送するプラテンローラ32と、プラテンローラ32により搬送されてきた熱転写シートNsを、印刷対象の形状に基づいて加熱するサーマルヘッド33と、被転写層S4に熱転写されたベース層S2を印刷対象に向けて押圧する押圧部35とを備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
印刷対象の形状を検出する検出手段と、
少なくとも被転写層及びインク層を有する被加熱媒体を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記被加熱媒体を、前記印刷対象の形状に基づいて加熱し、前記インク層を前記被転写層に熱転写する第1加熱手段と、
前記被転写層に熱転写された前記インク層を前記印刷対象に向けて押圧する押圧手段と、を備える、
ことを特徴とする転写装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
印刷対象である爪を検出する検出手段と、
少なくとも被転写層及びインク層を有する被加熱媒体を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記被加熱媒体を加熱し、前記インク層を前記被転写層に熱転写する第1加熱手段と、
前記被転写層に熱転写された前記インク層を前記爪に向けて押圧する押圧手段と、を備える、
ことを特徴とする転写装置。
【請求項3】
前記被加熱媒体は、前記被転写層と前記インク層との間にインク受容層を有し、
前記第1加熱手段は、前記インク層及び前記インク受容層を前記被転写層へ熱転写し、
前記押圧手段は、前記インク層及び前記インク受容層を前記印刷対象に向けて押圧する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の転写装置。
【請求項4】
前記被加熱媒体は、前記インク層に対して前記被転写層とは反対側に積層され、前記被加熱媒体の搬送に伴って前記インク層から剥離される剥離層を有する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の転写装置。
【請求項5】
前記押圧手段は第2加熱手段を有し、前記第2加熱手段により加熱をしながら、前記インク層を前記印刷対象に向けて押圧する、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の転写装置。
【請求項6】
前記被加熱媒体は、前記インク層に対して前記被転写層とは反対側に積層され、前記被加熱媒体の搬送に伴って前記インク層から剥離される剥離層を有し、
前記押圧手段は、前記第1加熱手段が前記インク層及び前記インク受容層を前記被転写層へ熱転写する際の第1温度よりも低い、前記インク層及び前記インク受容層を前記印刷対象に向けて加熱しながら押圧する際の第2温度を取り得る第2加熱手段を有し、
前記第1温度において、前記被転写層と前記インク受容層との間の粘着力は、前記インク層と前記剥離層との間の粘着力よりも大きく、前記第2温度において、前記被転写層と前記インク受容層との間の粘着力は、前記インク層と前記印刷対象との間の粘着力よりも小さく、
前記インク受容層と前記インク層との間の粘着力は、前記第1温度及び前記第2温度において、前記被加熱媒体の各々の層間のうち最も大きい粘着力である、
ことを特徴とする請求項3に記載の転写装置。
【請求項7】
前記押圧手段は、前記搬送手段による搬送方向において、前記第1加熱手段よりも下流側に配置される、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の転写装置。
【請求項8】
前記印刷対象を撮影する撮影手段をさらに備え、
前記検出手段は、前記撮影手段により撮影された画像に基づいて、前記印刷対象の形状を検出する、
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の転写装置。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の転写装置と、
前記インク層が貼付された前記印刷対象に印刷を施す印刷手段と、
を備える、
ことを特徴とする印刷装置。
【請求項10】
被転写層と、
前記被転写層に熱転写可能であって、インクを受容するインク受容層と、
接着性を有するインク層と、
離型性表面を有する剥離層と、
がこの順に積層されている、
ことを特徴とする熱転写シート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、転写装置、印刷装置、熱転写シート及び転写方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、指の爪等にデザインの印刷を施す印刷装置(ネイルプリント装置)が知られている。このネイルプリント装置では、仕上がりが爪自体の色に左右されないようにするため、カラー層の形成の前に白色等の下地層を爪に形成することがある。この下地層の形成は、手塗りによって行われることが多い。
【0003】
一方、爪に印刷を施す手法として転写を用いたものがある。例えば特許文献1に記載の技術では、版板に塗布されたインクを、パッドを用いて爪に転写して印刷を行っている。使用後のパッドはパッドクリーニング装置を用いてインクや埃などが除去される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-216872号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術を利用して下地層を形成する場合、ユーザの爪毎の輪郭に合わせた印刷を行わなければならないため、一つの爪の印刷が終わる度にパッドを洗浄する必要が生じ、印刷効率が悪くなる。
【0006】
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、転写を用いた印刷を効率良く行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、本発明の転写装置は、
印刷対象の形状を検出する検出手段と、
少なくとも被転写層及びインク層を有する被加熱媒体を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記被加熱媒体を、前記印刷対象の形状に基づいて加熱し、前記インク層を前記被転写層に熱転写する第1加熱手段と、
前記被転写層に熱転写された前記インク層を前記印刷対象に向けて押圧する押圧手段と、
を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、転写を用いた印刷を効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る印刷装置の要部外観構成を示す斜視図である。
実施形態に係る印刷装置の要部の平面図である。
実施形態に係る印刷装置の要部の側面図である。
実施形態に係る転写部本体の要部の正面図である。
実施形態に係る熱転写シートの断面図である。
実施形態に係る印刷装置と端末装置の概略の制御構成を示す制御ブロック図である。
実施形態に係る印刷処理の流れを示すフローチャートである。
実施形態に係る印刷処理を説明するための図である。
実施形態に係る印刷処理を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。
なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
また、以下の実施形態では、印刷装置が手の指の爪を印刷対象としてこれに印刷するネイルプリント装置である場合を例に説明するが、本発明に係る転写装置及び印刷装置の印刷対象は手の指の爪に限るものではなく、例えば足の指の爪を印刷対象としてもよい。また、ネイルチップや各種アクセサリの表面等、人の爪以外のものを印刷対象としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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