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公開番号2025118902
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2025082342,2022148322
出願日2025-05-16,2022-09-16
発明の名称撹拌装置及び撹拌方法
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類B01F 29/34 20220101AFI20250805BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】撹拌動作が終了した際に、カートリッジを保持に適した姿勢とすることができる。
【解決手段】撹拌装置1が、静置されることで溶媒L1中に溶質L2が沈降する液剤であるインクを収容するカートリッジ2を保持した状態で回転動作する回転保持部12と、回転保持部12を回転動作させる回転機構10と、カートリッジ2が「正規の停止姿勢」である「第1姿勢」とは異なる「第2姿勢」の状態で回転機構10の動作が停止した場合に、カートリッジ2が「第1姿勢」となるように回転保持部12の停止位置を矯正する姿勢制御部(第2の姿勢制御部)としてのばね部材としての引っ張りコイルバネ133等と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
静置されることで溶媒中に溶質が沈降する液剤を収容するカートリッジを保持した状態で回転動作する回転保持部と、
前記回転保持部を回転動作させる回転機構と、
前記カートリッジが正規の停止姿勢である第1姿勢とは異なる第2姿勢の状態で前記回転機構の動作が停止した場合に、前記カートリッジが前記第1姿勢となるように前記回転保持部の停止位置を矯正する姿勢制御部と、
を備えることを特徴とする撹拌装置。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記姿勢制御部は、前記カートリッジが前記第1姿勢となる位置で前記回転保持部が停止するように負荷を付与するばね部材を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の撹拌装置。
【請求項3】
前記姿勢制御部は、前記カートリッジが前記第1姿勢となる位置で前記回転保持部が停止するように前記回転保持部の重心を設定する錘を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の撹拌装置。
【請求項4】
前記姿勢制御部は、前記カートリッジが前記第1姿勢となる位置で前記回転保持部を停止させる磁石を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の撹拌装置。
【請求項5】
前記姿勢制御部は、前記回転保持部の停止位置を検出する検出手段と、検出手段による検出結果に基づいて前記カートリッジが前記第1姿勢となる位置で前記回転保持部が停止するように前記回転機構の動作を制御する動作制御部と、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の撹拌装置。
【請求項6】
前記カートリッジは液剤を吐出させる吐出口を備え、前記吐出口が設けられた面とは異なる面に通気口を備えており、前記第1姿勢は、前記吐出口が設けられた面を下にした状態の姿勢である、
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の撹拌装置。
【請求項7】
静置されることで溶媒中に溶質が沈降する液剤を収容するカートリッジを保持した状態で回転保持部を回転動作させる回転工程と、
前記カートリッジが第1姿勢とは異なる第2姿勢の状態で前記回転工程における前記回転動作が停止した場合に、前記カートリッジが正規の停止姿勢である前記第1姿勢となるように前記回転保持部の停止位置を矯正する姿勢制御工程と、を含む、
ことを特徴とする撹拌方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撹拌装置及び撹拌方法に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
ネイルプリントを行う印刷装置(ネイルプリンタ)では、デザインを印刷する前の下地として白色等の下地用インクを塗布する。この下地用インクは白色成分として酸化チタン等を含んでいるが、酸化チタン等は比重の大きな溶質である。こうした比重の大きな溶質を含む液剤(インク)では、静置しておくと溶質の沈降が起こりやすい。
溶質の沈降が生じたインクを用いて印刷を行うと、印刷品位の低下を招く原因となる。
【0003】
この点、例えば特許文献1には、カートリッジ(印刷ヘッド)を収容するカートリッジホルダーを回動させることにより、撹拌を行う構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2017/217000号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的にカートリッジには、インクを吐出させる吐出面(ヘッド面)と異なる面に開口する通気口が設けられている。このため、通気口が設けられている面が下に向いた状態で放置、保管(保持)されると外圧がかかった際等に通気口からインクが漏出するおそれがあり望ましくない。
また通気口が設けられている面が下に向いた状態では、酸化チタン等の溶質が通気口を目詰まりさせるおそれもある。通気口が塞がれてしまうとインクを良好に吐出させることができなくなってしまう。
しかしながら、特許文献1はこうした通気口に配慮した構成について言及がなく、撹拌動作終後にカートリッジにとって不適な姿勢のまま保持されてしまうおそれがあった。
【0006】
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、撹拌動作が終了した際に、カートリッジを保持に適した姿勢とすることができる撹拌装置及び撹拌方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明の撹拌装置の一態様は、
静置されることで溶媒中に溶質が沈降する液剤を収容するカートリッジを保持した状態で回転動作する回転保持部と、
前記回転保持部を回転動作させる回転機構と、
前記カートリッジが正規の停止姿勢である第1姿勢とは異なる第2姿勢の状態で前記回転機構の動作が停止した場合に、前記カートリッジが前記第1姿勢となるように前記回転保持部の停止位置を矯正する姿勢制御部と、
を備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、撹拌動作が終了した際に、カートリッジを保持に適した姿勢とすることができるとの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る撹拌装置及び撹拌装置によって撹拌されるカートリッジの外観構成を示す要部斜視図である。
カートリッジが搭載された状態の撹拌装置の外観構成を示す要部斜視図である。
回転保持部及び回転機構を装置斜め前方から見た場合の要部構成を示す斜視図である。
回転保持部及び回転機構を装置斜め後方から見た場合の要部構成を示す斜視図である。
本実施形態における撹拌装置にセットされるカートリッジの斜視図であり、(a)は、カートリッジを吐出面(ヘッド面)側から見た図であり、(b)は、カートリッジを天面側から見た図である。
本実施形態におけるカートリッジの要部側断面図であり、(a)は、インクの分離が進んだ撹拌前の状態を模式的に示した図であり、(b)は、インクが十分に撹拌され再分散化された撹拌後の状態を模式的に示した図である。
本実施形態の回転機構に姿勢制御部を構成する復帰ホイールを取り付ける様子を装置の前方から見た斜視図である。
本実施形態の回転機構に姿勢制御部を構成する復帰ホイールを取り付ける様子を装置の後方から見た斜視図である。
復帰ホイールと係止凸部とに引っ張りコイルバネを取り付けた状態を装置の後方から見た斜視図である。
(a)は、カートリッジが第2姿勢のときに回転保持部が停止した状態を示す装置の正面側からの模式的平面図であり、(b)は、(a)に示す状態の回転保持部及び回転機構を装置の背面側から見た模式的平面図であり、(c)は、(a)に示す状態の回転保持部及び回転機構を装置の後方から見た模式的斜視図である。
(a)は、カートリッジが第1姿勢のときに回転保持部が停止した状態の回転保持部及び回転機構を装置の背面側から見た模式的平面図であり、(b)は、(a)に示す状態の回転保持部及び回転機構を装置の後方から見た模式的斜視図であり、(c)は、(a)に示す状態の回転保持部及び回転機構を装置の正面側から見た模式的平面図である。
(a)は、本実施形態の一変形例に係る撹拌装置においてカートリッジが第2姿勢のときに回転保持部が停止した場合の回転保持部及び回転機構を装置の背面側から見た模式的平面図であり、(b)は、(a)に示す状態の回転保持部及び回転機構を装置の後方から見た模式的斜視図である。
(a)は、本実施形態の一変形例に係る撹拌装置においてカートリッジが第1姿勢のときに回転保持部が停止した場合の回転保持部及び回転機構を装置の背面側から見た模式的平面図であり、(b)は、(a)に示す状態の回転保持部及び回転機構を装置の後方から見た模式的斜視図である。
(a)は、本実施形態の一変形例に係る撹拌装置においてカートリッジが第2姿勢のときに回転保持部が停止した場合の回転保持部及び回転機構を装置の背面側から見た模式的平面図であり、(b)は、(a)に示す状態の回転保持部及び回転機構を装置の後方から見た模式的斜視図である。
(a)は、本実施形態の一変形例に係る撹拌装置においてカートリッジが第1姿勢のときに回転保持部が停止した場合の回転保持部及び回転機構を装置の背面側から見た模式的平面図であり、(b)は、(a)に示す状態の回転保持部及び回転機構を装置の後方から見た模式的斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1から図11を参照しつつ、本発明に係る撹拌装置及び撹拌方法の一実施形態について説明する。
なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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