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公開番号2025125186
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-27
出願番号2024021079
出願日2024-02-15
発明の名称印刷装置、被印刷媒体識別方法、及び、プログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人インフォート弁理士法人
主分類B41J 29/38 20060101AFI20250820BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷装置の既存の構成を用いて被印刷媒体を識別する。
【解決手段】印刷装置は、無線通信端末から印刷データを無線で受信する無線通信部150と、無線通信部150が無線通信端末から受信した印刷データに基づいて被印刷媒体に印刷を行う印刷部160と、無線通信部150と無線通信端末との間の受信速度を測定する測定部と、測定部が測定した受信速度に基づいて被印刷媒体を識別する識別部と、を備える。
【選択図】図8


特許請求の範囲【請求項1】
無線通信端末から印刷データを無線で受信する無線通信部と、
前記無線通信部が前記無線通信端末から受信した前記印刷データに基づいて被印刷媒体に印刷を行う印刷部と、
前記無線通信部が前記無線通信端末からデータを受信したときの受信速度を測定する測定部と、
前記測定部が測定した前記受信速度に基づいて前記被印刷媒体を識別する識別部と、を備える
ことを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の印刷装置において、
前記識別部は、前記測定部が測定した第1の受信速度であって前記無線通信部が前記無線通信端末から初期通信データを受信したときの前記第1の受信速度と、前記測定部が測定した第2の受信速度であって前記無線通信部が前記無線通信端末から前記印刷データを受信したときの前記第2の受信速度と、基づいて、前記被印刷媒体を識別する
ことを特徴とする印刷装置。
【請求項3】
請求項2に記載の印刷装置において、さらに、
前記被印刷媒体の幅に関する幅情報を出力する検出部を備え、
前記識別部は、前記第1の受信速度と、前記第2の受信速度と、前記検出部が出力した前記幅情報と、に基づいて、前記被印刷媒体を識別する
ことを特徴とする印刷装置。
【請求項4】
請求項2に記載の印刷装置において、
前記測定部は、前記無線通信部が前記無線通信端末から前記初期通信データを受信した後に前記無線通信端末から前記印刷データを受信したときに、前記第2の受信速度を測定する
ことを特徴とする印刷装置。
【請求項5】
請求項2に記載の印刷装置において、
前記測定部は、さらに、前記無線通信部が前記無線通信端末からデータを受信したときの受信電波強度を測定し、
前記識別部は、前記第1の受信速度と、前記第2の受信速度と、前記測定部が測定した第1の受信電波強度であって被印刷媒体が収容されていない環境下で前記無線通信部が前記無線通信端末から前記初期通信データを受信したときの第1の受信電波強度と、前記測定部が測定した第2の受信電波強度であって前記無線通信部が前記無線通信端末から前記印刷データを受信したときの前記第2の受信電波強度と、に基づいて、前記被印刷媒体を識別する
ことを特徴とする印刷装置。
【請求項6】
請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の印刷装置において、さらに、
前記識別部で識別した前記被印刷媒体の種類に基づいて前記印刷部を制御する印刷制御部を備える
ことを特徴とする印刷装置。
【請求項7】
請求項1又は請求項2に記載の印刷装置において、さらに、
前記被印刷媒体を収容する収容部を備え、
前記無線通信部は、基板に設けられた無線通信モジュールであって、前記収容部と前記基板とが前記被印刷媒体の幅方向に重なる領域に配置された
ことを特徴とする印刷装置。
【請求項8】
請求項7に記載の印刷装置において、
前記基板は、前記被印刷媒体を交換する際に開閉される前記印刷装置の蓋に設けられた
ことを特徴とする印刷装置。
【請求項9】
無線通信端末から印刷データを無線で受信して被印刷媒体に印刷を行う印刷装置のコンピュータが行う被印刷媒体識別方法であって、
前記印刷データを受信する無線通信部と前記無線通信端末との間の受信速度を測定する測定工程と、
測定した前記受信速度に基づいて前記被印刷媒体を識別する識別工程と、を含む
ことを特徴とする被印刷媒体識別方法。
【請求項10】
無線通信端末から印刷データを無線で受信して被印刷媒体に印刷を行う印刷装置のコンピュータを、
前記印刷データを受信する無線通信部と前記無線通信端末との間の受信速度を測定する測定手段、
測定した前記受信速度に基づいて前記被印刷媒体を識別する識別手段
として機能させることを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書の開示は、印刷装置、被印刷媒体識別方法、及び、プログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から長尺状の被印刷媒体に文字、図形等を印刷するラベルプリンタが知られている。ラベルプリンタで使用される被印刷媒体には、幅、色、材質などによってさまざまな種類が存在し、これらは適宜交換して使用される。被印刷媒体に応じた印字制御等を行うためには、ラベルプリンタは、被印刷媒体を識別する機能を有することが望ましい。
【0003】
このような技術的な課題に関連する技術は、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1には、被印刷媒体を収容するカセットに備えられたRFIDタグから取得したカセット情報に基づいてカセットの種類を特定する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-070249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術で被印刷媒体の種類を特定するには、そのための専用構造が必要となる。具体的には、印刷装置にはRFIDリーダーが、カセットにはRFIDタグが必要となる。
【0006】
以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、印刷装置の既存の構成を用いて被印刷媒体を識別する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る印刷装置は、無線通信端末から印刷データを無線で受信する無線通信部と、前記無線通信部が前記無線通信端末から受信した前記印刷データに基づいて被印刷媒体に印刷を行う印刷部と、前記無線通信部と前記無線通信端末との間の受信速度を測定する測定部と、前記測定部が測定した前記受信速度に基づいて前記被印刷媒体を識別する識別部と、を備える。
【0008】
本発明の一態様に係る被印刷媒体識別方法は、無線通信端末から印刷データを無線で受信して被印刷媒体に印刷を行う印刷装置のコンピュータが行う被印刷媒体識別方法であって、前記印刷データを受信する無線通信部と前記無線通信端末との間の受信速度を測定する測定工程と、測定した前記受信速度に基づいて前記被印刷媒体を識別する識別工程と、を含む。
【0009】
本発明の一態様に係るプログラムは、無線通信端末から印刷データを無線で受信して被印刷媒体に印刷を行う印刷装置のコンピュータを、前記印刷データを受信する無線通信部と前記無線通信端末との間の受信速度を測定する測定手段、測定した前記受信速度に基づいて前記被印刷媒体を識別する識別手段として機能させる。
【発明の効果】
【0010】
上記の態様によれば、印刷装置の既存の構成を用いて被印刷媒体を識別することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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