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公開番号
2025136786
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024035633
出願日
2024-03-08
発明の名称
発音装置及び音出力制御システム
出願人
カシオ計算機株式会社
代理人
弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類
H04R
3/12 20060101AFI20250911BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】好適なヒアリングを可能とする発音装置及び音出力制御システムを提供する。
【解決手段】第1の発音装置(10)は、接続装置(20)と接続可能な接続端子(12、13)と、接続端子(12、13)により接続装置(20)に接続していない場合に、電子機器(40)から受信した音データに基づく音を出力する第1出力部(11)と、を備える。第1の発音装置(10)は、接続端子(12、13)により接続装置(20)に接続している場合であってかつ接続装置(20)に第1出力部(11)と特性が異なる第2出力部(31)を備える第2の発音装置(30)が接続されている場合に、音データに基づく音を第1出力部(11)から出力させずに、接続端子(13)が第2出力部(31)から出力させるための音データを接続装置(20)へ出力する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
接続装置と接続可能な第1接続部と、
前記第1接続部により前記接続装置に接続していない場合に、外部装置から受信した音データに基づく音を出力する第1出力部と、
を備え、
前記第1接続部により前記接続装置に接続している場合であってかつ前記接続装置に前記第1出力部と特性が異なる第2出力部を備える第2の発音装置が接続されている場合に、前記音データに基づく音を前記第1出力部から出力させずに、前記第1接続部が前記第2出力部から出力させるための音データを前記接続装置へ出力する、
発音装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1出力部と前記第1接続部のいずれに音データを出力するかを切り替える切替部と、
前記第1接続部の前記接続装置への接続有無に係る情報、及び前記第2の発音装置の前記接続装置への接続有無に係る情報に基づいて、前記切替部を切り替える制御部と、
を備える請求項1記載の発音装置。
【請求項3】
第1接続部及び第1出力部を有する第1の発音装置と、前記第1接続部を介して前記第1の発音装置と接続可能な接続装置と、を含み、
前記第1出力部は、前記第1接続部により前記接続装置に接続していない場合に、外部装置から受信した音データに基づく音を出力し、
前記第1接続部により前記接続装置に接続している場合であってかつ前記接続装置に前記第1出力部と特性が異なる第2出力部を備える第2の発音装置が接続されている場合に、前記音データに基づく音を前記第1出力部から出力させずに、前記第1接続部が音データを前記接続装置へ出力し、
前記接続装置は、前記第2の発音装置に接続可能であって、前記第1接続部を介して取得される前記音データを前記第2の発音装置に出力する第2接続部を備える、
音出力制御システム。
【請求項4】
前記接続装置は、前記第1の発音装置を収容可能な収容部を有し、
前記第1の発音装置が前記収容部に収容されることで、前記第1接続部が前記接続装置に接続される、
請求項3記載の音出力制御システム。
【請求項5】
前記接続装置は、前記収容部を開閉可能な蓋体を有し、
前記第1の発音装置は、周囲の音を集音する集音部を備え、
前記第1の発音装置が前記収容部に収容されており、かつ前記収容部が開放状態の場合には、第1出力部又は前記第2出力部により出力される音には前記集音部の集音により得られた音データに基づく音が含まれ、前記第1の発音装置が前記収容部に収容されており、かつ前記収容部が閉止状態の場合には、前記音には前記集音部の集音により得られた音データに基づく音が含まれない、
請求項4記載の音出力制御システム。
【請求項6】
前記接続装置は、前記第1の発音装置が備え、当該第1の発音装置の動作電力を供給する二次電池の充電電力を供給する電力供給部を有し、
前記電力供給部は、前記第1の発音装置が前記収容部に収容されている場合に、前記二次電池を充電可能である、
請求項4記載の音出力制御システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、発音装置及び音出力制御システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、ユーザが単独で所望の音を聞くためのイヤホンといった発音装置において、耳孔に挿入しない開放型の発音装置が利用されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-96092号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方で、開放型の発音装置では、周囲の環境に応じて快適なヒアリングが難しい場合がある。また、ユーザにとっては、特性の異なる複数の発音装置のなかから、ユーザが用途に応じて選択した発音装置を利用できることが望ましい。
【0005】
この発明の目的は、好適なヒアリングを可能とする発音装置及び音出力制御システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明は、
接続装置と接続可能な第1接続部と、
前記第1接続部により前記接続装置に接続していない場合に、外部装置から受信した音データに基づく音を出力する第1出力部と、
を備え、
前記第1接続部により前記接続装置に接続している場合であってかつ前記接続装置に前記第1出力部と特性が異なる第2出力部を備える第2の発音装置が接続されている場合に、前記音データに基づく音を前記第1出力部から出力させずに、前記第1接続部が前記第2出力部から出力させるための音データを前記接続装置へ出力する、
発音装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明に従うと、ユーザにとってより好適なヒアリングを可能とすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の音出力システムの構成を説明する図である。
第1の発音装置及び接続装置の機能構成を示すブロック図である。
音の出力、通信及び充電について説明する図である。
接続装置、第1の発音装置及び電子機器の間でのやり取り及び動作を説明するシーケンス図である。
接続装置における出力制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
第1の発音装置における出力先制御処理及び音源制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本開示において、発音装置を便宜的に補聴器と表現するが、発音装置は、補聴器以外の集音器など、他のイヤーデバイスであってもよい。また、本開示において、第1の発音装置10は、開放型の第1出力部11を有し、第2の発音装置30は、密閉型の第2出力部31を有するとしているが、第1出力部11と第2出力部31は、互いに異なる音響特性を備えていて、ユーザが用途に応じて第1の発音装置10又は第2の発音装置30のいずれかを選択可能であればよい。
図1は、本実施形態の音出力制御システム100の構成を説明する図である。
音出力制御システム100は、第1の発音装置10(発音装置)と、接続装置20と、第2の発音装置30とを含む。
【0010】
第1の発音装置10は、補聴器であり、左耳用の補聴器10L及び右耳用の補聴器10Rの2個が組となっている。補聴器10Lは、開放型の第1出力部11Lと、接続端子12L、13Lとを有する。補聴器10Rは、開放型の第1出力部11Rと、接続端子12R、13Rとを有する。以下、第1の発音装置10は、補聴器10L,10Rの各々を指す。第1出力部11L、11Rの各々を第1出力部11と記す。接続端子12L、12Rの各々を接続端子12と記す。接続端子13L、13Rの各々を接続端子13と記す。第1の発音装置10は、例えば、開放型の第1出力部11と、接続端子12、13とを有する。第1出力部11は、空気を振動させるタイプであってもよいし、骨伝導タイプや軟骨伝導タイプなどであってもよい。第1の発音装置10は、通常では、単体で動作する。一方で、接続端子12、13は、いずれも接続装置20に接続可能である。第1の発音装置10は、内部に二次電池19(図2参照)を有し、接続端子12により接続装置20と接続されることで、接続装置20を介して二次電池19が充電可能となる。接続端子13(第1接続部)は、音信号(アナログ音データ;以降、音データとの表記には、各種処理されたデジタルデータ及びアナログ変換された音信号を含む)を接続装置20へ出力する。後述のように、出力される音データは、第2の発音装置30に接続された接続装置20が当該第2の発音装置30の第2出力部31に出力するためのデータである。接続端子13は、接続端子12と接続装置20との接続に連動して又は一体的に接続装置20と接続される構造であってもよい。接続端子13は、接続装置20との接続に特化した構造であってもよいし、汎用の音出力用の端子であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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