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公開番号2025122809
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024018477
出願日2024-02-09
発明の名称ブーツ、動力伝達軸およびプロペラシャフト
出願人Astemo株式会社
代理人ポレール弁理士法人
主分類F16D 3/84 20060101AFI20250815BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】
本発明の目的は、ブーツバンドによる締結作業の作業性を向上することにある。
【解決手段】
本発明のブーツは、外輪部材3aの外周に固定される第1固定部41を有する。第1固定部41は、外輪部材3aの回転軸線100aに近づくように凹んだ第1凹部41Aを有する。第1凹部41Aは、回転軸線100aに沿う方向において外輪部材3aの側に設けられた第1部材側側壁41aと、回転軸線100aに沿う方向において第2シャフト部(第2部材)1Cの側に設けられた第2部材側側壁41bと、を有する。第2部材側側壁41bは、回転軸線100aに直交する径方向における寸法(外径)φ41bが、第1部材側側壁41aの径方向における寸法(外径)φ41aよりも大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
回転する第1部材と、前記第1部材と繋がって前記第1部材と共に回転する第2部材との間に跨って設けられるブーツであって、
前記第1部材の外周に固定される第1固定部と、
前記第2部材の外周に固定される第2固定部と、
を備え、
前記第1固定部は、前記第1部材の回転軸線に近づくように凹み、第1ブーツバンドが締結される第1凹部を有し、
前記第1凹部は、前記回転軸線に沿う方向において前記第1部材の側に設けられた第1部材側側壁と、前記回転軸線に沿う方向において前記第2部材の側に設けられた第2部材側側壁と、を有し、
前記第2部材側側壁は、前記回転軸線に直交する径方向における寸法が、前記第1部材側側壁の前記径方向における寸法よりも大きく形成されてなるブーツ。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
請求項1のブーツにおいて、
前記第1ブーツバンドは、前記第1固定部に締結される前の最大の内径の寸法が、前記第1凹部の前記第1部材側側壁の外径の寸法よりも大きく、かつ、前記第1凹部の前記第2部材側側壁の外径の寸法よりも小さくなっているブーツ。
【請求項3】
請求項1のブーツにおいて、
前記第1凹部の前記第2部材側側壁の外径の寸法は、前記第1固定部に締結されているときの前記第1ブーツバンドの最大の外径の寸法以下であるブーツ。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかのブーツにおいて、
前記第1ブーツバンドは、メカニカルインターロック構造を有したアジャスタブルクランプであるブーツ。
【請求項5】
第1回転部材と、
第2回転部材と、
前記第2回転部材と繋がった内輪部材と、前記第1回転部材と繋がった外輪部材と、前記内輪部材と前記外輪部材との間に配置されたボール部材と、を有し、前記ボール部材を介して前記内輪部材から前記外輪部材に回転が伝達される等速ジョイントと、
前記等速ジョイントの前記外輪部材と前記第2回転部材との間に設けられたブーツと、
前記ブーツを締結する第1ブーツバンドと、
前記ブーツを締結する第2ブーツバンドと、
を備え、
前記ブーツは、
前記第1ブーツバンドで前記等速ジョイントの前記外輪部材の外周に固定される第1固定部と、
前記第2ブーツバンドで前記第2回転部材の外周に固定される第2固定部と、
を有し、
前記第1固定部は、
前記第1回転部材の回転軸線に近づくように凹んだ第1凹部と、
前記回転軸線に沿う方向において前記第1凹部の前記第1回転部材の側に設けられた前記第1凹部の第1回転部材側側壁と、
前記回転軸線に沿う方向において前記第1凹部の前記第2回転部材の側に設けられた前記第1凹部の第2回転部材側側壁と、を含み、
前記第1凹部の前記第2回転部材側側壁は、前記回転軸線に直交する径方向における寸法が、前記第1凹部の前記第1回転部材側側壁の前記径方向における寸法よりも大きく形成され、
前記第2固定部は、
前記回転軸線に近づくように凹んだ第2凹部と、
前記回転軸線に沿う方向において前記第2凹部の前記第1回転部材の側に設けられた前記第2凹部の第1回転部材側側壁と、
前記回転軸線に沿う方向において前記第2凹部の前記第2回転部材の側に設けられた前記第2凹部の第2回転部材側側壁と、を含み、
前記第2凹部の前記第2回転部材側側壁は、前記回転軸線に直交する径方向における寸法が、前記第2凹部の前記第1回転部材側側壁の前記径方向における寸法よりも小さく形成されている動力伝達軸。
【請求項6】
請求項5の動力伝達軸において、
前記第1ブーツバンドは、前記第1固定部に固定される前の最大の内径の寸法が、前記第1凹部の前記第1回転部材側側壁の外径の寸法よりも大きく、かつ、前記第1凹部の前記第2回転部材側側壁の外径の寸法よりも小さい動力伝達軸。
【請求項7】
請求項5の動力伝達軸において、
前記第1凹部の前記第2回転部材側側壁の外径の寸法は、前記第1固定部に締結されているときの前記第1ブーツバンドの最大の外径の寸法以下である動力伝達軸。
【請求項8】
請求項5の動力伝達軸において、
前記第2ブーツバンドは、前記第2固定部に固定される前の最大の内径の寸法が、前記第2凹部の前記第1回転部材側側壁の外径の寸法よりも小さく、かつ、前記第2凹部の前記第2回転部材側側壁の外径の寸法よりも大きい動力伝達軸。
【請求項9】
請求項8の動力伝達軸において、
前記第2凹部の前記第1回転部材側側壁の外径の寸法は、前記第2固定部に締結されているときの前記第2ブーツバンドの最大の外径の寸法以下である動力伝達軸。
【請求項10】
車両の動力源からの回転力を前記車両の車輪に伝達するプロペラシャフトであって、
軸部材と、
前記軸部材の中心軸線に直交する径方向において、前記軸部材の外側に取り付けられるブーツ部材と、
前記ブーツ部材の外周面に形成され、前記径方向の外側から内側に向かって凹む凹部からなる固定部と、
前記固定部に巻き付けられるブーツバンドと、を備え、
前記凹部は、底部と、前記底部の前記中心軸線に沿う方向の一端側に接続され前記径方向の外側に向かって延びる第1側壁部と、前記底部の前記中心軸線に沿う方向の他端側に接続され前記径方向の外側に向かって延びる第2側壁部と、を有し、
前記第1側壁部の外径の寸法は、前記ブーツバンドを取り付ける前の前記ブーツバンドの内径の寸法よりも小さく、
前記第2側壁部の外径の寸法は、前記ブーツバンドを取り付ける前の前記ブーツバンドの内径の寸法よりも大きいプロペラシャフト。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動車に用いられるブーツ、動力伝達軸およびプロペラシャフトに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、第1クランプによって自在継手としての等速ジョイントのケースに固定される第1固定部と、ケース内に揺動自在に保持された被動軸に第2クランプによって固定される第2固定部と、第1固定部と第2固定部とを連結する蛇腹部と、を備えた等速ジョイント用ブーツが記載されている(段落0022-0023)。第1固定部の外周面には第1クランプが装着される係合溝が全周に亘って形成されている(段落0024)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-205291号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の等速ジョイント用ブーツでは、第1クランプが装着される係合溝の深さに対する配慮が十分になされていない。係合溝の深さが浅いと、第1クランプが係合溝に装着される際に、第1クランプが係合溝端部の壁を噛み込んだまま締結され、シール性が確保出来ないことがある。このような第1クランプの締結状態を避けるため、第1クランプの締結作業の作業性が悪くなる。なお本明細書では、第1クランプとして、ブーツバンド(第1ブーツバンド)を用いる。
【0005】
本発明の目的は、ブーツバンドによる締結作業の作業性を向上することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のブーツは、
回転する第1部材と、前記第1部材と繋がって前記第1部材と共に回転する第2部材との間に跨って設けられるブーツであって、
前記第1部材の外周に固定される第1固定部と、
前記第2部材の外周に固定される第2固定部と、
を備え、
前記第1固定部は、前記第1部材の回転軸線に近づくように凹み、第1ブーツバンドが締結される第1凹部を有し、
前記第1凹部は、前記回転軸線に沿う方向において前記第1部材の側に設けられた第1部材側側壁と、前記回転軸線に沿う方向において前記第2部材の側に設けられた第2部材側側壁と、を有し、
前記第2部材側側壁は、前記回転軸線に直交する径方向における寸法が、前記第1部材側側壁の前記径方向における寸法よりも大きく形成されてなる。
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の動力伝達軸は、
第1回転部材と、
第2回転部材と、
前記第2回転部材と繋がった内輪部材と、前記第1回転部材と繋がった外輪部材と、前記内輪部材と前記外輪部材との間に配置されたボール部材と、を有し、前記ボール部材を介して前記内輪部材から前記外輪部材に回転が伝達される等速ジョイントと、
前記等速ジョイントの前記外輪部材と前記第2回転部材との間に設けられたブーツと、
前記ブーツを締結する第1ブーツバンドと、
前記ブーツを締結する第2ブーツバンドと、
を備え、
前記ブーツは、
前記第1ブーツバンドで前記等速ジョイントの前記外輪部材の外周に固定される第1固定部と、
前記第2ブーツバンドで前記第2回転部材の外周に固定される第2固定部と、
を有し、
前記第1固定部は、
前記第1回転部材の回転軸線に近づくように凹んだ第1凹部と、
前記回転軸線に沿う方向において前記第1凹部の前記第1回転部材の側に設けられた前記第1凹部の第1回転部材側側壁と、
前記回転軸線に沿う方向において前記第1凹部の前記第2回転部材の側に設けられた前記第1凹部の第2回転部材側側壁と、を含み、
前記第1凹部の前記第2回転部材側側壁は、前記回転軸線に直交する径方向における寸法が、前記第1凹部の前記第1回転部材側側壁の前記径方向における寸法よりも大きく形成され、
前記第2ブーツバンド固定部は、
前記回転軸線に近づくように凹んだ第2凹部と、
前記回転軸線に沿う方向において前記第2凹部の前記第1回転部材の側に設けられた前記第2凹部の第1回転部材側側壁と、
前記回転軸線に沿う方向において前記第2凹部の前記第2回転部材の側に設けられた前記第2凹部の第2回転部材側側壁と、を含み、
前記第2凹部の前記第2回転部材側側壁は、前記回転軸線に直交する径方向における寸法が、前記第2凹部の前記第1回転部材側側壁の前記径方向における寸法よりも小さく形成されている。
【0008】
上記目的を達成するために、本発明プロペラシャフトは、
車両の動力源からの回転力を前記車両の車輪に伝達するプロペラシャフトであって、
軸部材と、
前記軸部材の中心軸線に直交する径方向において、前記軸部材の外側に取り付けられるブーツ部材と、
前記ブーツ部材の外周面に形成され、前記径方向の外側から内側に向かって凹む凹部からなる固定部と、
前記固定部に巻き付けられるブーツバンドと、を備え、
前記凹部は、底部と、前記底部の前記中心軸線に沿う方向の一端側に接続され前記径方向の外側に向かって延びる第1側壁部と、前記底部の前記中心軸線に沿う方向の他端側に接続され前記径方向の外側に向かって延びる第2側壁部と、を有し、
前記第1側壁部の外径の寸法は、前記ブーツバンドを取り付ける前の前記ブーツバンドの内径の寸法よりも小さく、
前記第2側壁部の外径の寸法は、前記ブーツバンドを取り付ける前の前記ブーツバンドの内径の寸法よりも大きい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ブーツバンドによる締結作業の作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施例に係る動力伝達軸を一部断面で示す図である。
等速ジョイント3及びブーツ4の近傍を一部断面で示す拡大図であり、ブーツバンド5,6を締結した図である。
等速ジョイント及びブーツの近傍を一部断面で示す拡大図であり、ブーツバンドが締結される前の状態を示す図である。
等速ジョイント及びブーツの近傍を一部断面で示す拡大図であり、ブーツバンドが締結された状態を示す図である。
メカニカルインターロック構造を有したアジャスタブルクランプを示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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