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公開番号
2025121531
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-20
出願番号
2024016971
出願日
2024-02-07
発明の名称
車両用シートとその振動低減方法
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60N
2/42 20060101AFI20250813BHJP(車両一般)
要約
【課題】軽量化を図ることができ、かつ、振動が乗員に伝わることによる不快感を低減させることができるようにする。
【解決手段】車両に設置される車両用シートであって、走行時、当該車両用シートの乗員に伝わる振動を低減させる振動低減部材と、CFRP、UD材および複合積層樹脂材料の少なくともいずれかにより構成されたシートフレーム32と、を有する座部20を備え、振動低減部材が樹脂構造体および/またはCFRPで構成されている。振動低減部材は、CFRPで構成された板状部材24を含んでいてもよい。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に設置される車両用シートであって、
走行時、当該車両用シートの乗員に伝わる振動を低減させる振動低減部材と、
CFRP、UD材および複合積層樹脂材料の少なくともいずれかにより構成されたシートフレームと、
を有する座部を備え、
前記振動低減部材が樹脂構造体および/またはCFRPで構成されている、車両用シート。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記振動低減部材が樹脂構造体で構成されている、請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記樹脂構造体は、メタマテリアルからなる構造体である、請求項2に記載の車両用シート。
【請求項4】
前記メタマテリアルからなる構造体は、共振子を含むものである、請求項3に記載の車両用シート。
【請求項5】
前記振動低減部材がCFRPで構成されている、請求項1に記載の車両用シート。
【請求項6】
前記振動低減部材が、CFRPで構成された板状部材を含む、請求項5に記載の車両用シート。
【請求項7】
前記板状部材は、長尺のCFRP製板バネ部材を含む、請求項6に記載の車両用シート。
【請求項8】
前記振動低減部材は、少なくとも20Hz~50Hzの領域の振動を低減させる部材である、請求項1から7のいずれか一項に記載の車両用シート。
【請求項9】
前記座部は、メッシュ素材の張地を含み、ウレタン状の緩衝材を含まない、請求項1から7のいずれか一項に記載の車両用シート。
【請求項10】
車両に設置される車両用シートの振動を低減させる方法であって、
当該車両用シートの座部に、
走行時、当該車両用シートの乗員に伝わる振動を低減させる振動低減部材と、
CFRP、UD材および複合積層樹脂材料の少なくともいずれかにより構成されたシートフレームと、
を備えさせることにより、これら振動低減部材とシートフレームとによって乗員に伝わる振動を低減させる、振動低減方法であって、
前記振動低減部材が樹脂構造体および/またはCFRPで構成されている、振動低減方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートとその振動低減方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
各種車両の燃費の向上等を実現するべく、車体をより軽量化するための部材開発がおこなわれてきており、とくに、車両における重量比の高い車両用シートについても軽量化のため種々の検討がされてきた。このように車両用シートを軽量化するに際しては、単に軽量化を図るばかりでなく、強度低下における安全性の低下といった各種特性にも考慮しなければならず、それらの中でも、乗員の安全性はもっとも考慮されなければならない。従来、このような観点から、乗員の安全性を考慮した技術が種々提案されている(たとえば特許文献1~3参照)。
【0003】
また、車両乗車時に乗員が感じる不快感の一つとして、振動に起因するものが挙げられ、車両用シートの振動を抑制する技術として、ダイナミックダンパなどを使用することが知られている(たとえば特許文献4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6266320号公報
特許第3507065号公報
特許第6439724号公報
特開2004-116654号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献4に開示されたようなダイナミックダンパにおいては、振動吸収のためにダンパマスが必要になるなど、車両用シートの重量が増加してしまうという課題を有していた。また、軽量化を図りつつ、振動が乗員に伝わることによる不快感を和らげるような構造の車両用シートは、従来、皆無であった。
【0006】
そこで、本発明は、軽量化を図ることができ、かつ、振動が乗員に伝わることによる不快感を低減させることができる構造の車両用シートとその振動低減方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、車両に設置される車両用シートであって、
走行時、当該車両用シートの乗員に伝わる振動を低減させる振動低減部材と、
CFRP、UD材および複合積層樹脂材料の少なくともいずれかにより構成されたシートフレームと、
を有する座部を備え、
振動低減部材が樹脂構造体および/またはCFRPで構成されている、車両用シートである。
【0008】
かかる構造の車両用シートによれば、走行時、当該車両用シートの乗員に伝わる振動を振動低減部材により低減させることで、振動が乗員に伝わることによる不快感を低減させることができる。また、シートフレーム(骨格)として、CFRP、UD材および複合積層樹脂材料の少なくともいずれかにより構成されたものを備えることで軽量化することができる。
【0009】
上記のごとき車両用シートにおいて、振動低減部材が樹脂構造体で構成されていてもよい。
【0010】
上記のごとき車両用シートにおいて、樹脂構造体は、メタマテリアルからなる構造体であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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