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公開番号
2025131024
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024028500
出願日
2024-02-28
発明の名称
吊架線保護カバー
出願人
株式会社菅沼製作所
代理人
弁理士法人平和国際特許事務所
主分類
B60M
1/22 20060101AFI20250902BHJP(車両一般)
要約
【課題】吊架線保護カバーの着脱作業について、作業者の負担を軽減しつつ、より強固に係合状態を維持可能とすることを課題とする。
【解決手段】先端側に鍔11を有し基端側に係合部12を有した一対の半割体10を係合して糸巻状の部材とし固定手段で係合を固定して吊架線に装着される吊架線保護カバー1において、各前記半割体10は、同一形状であるとともに、軸線を中心線として平面視で線対称の形状であり、前記中空半円筒部13の重ね合わせ部分が、係合凸部133a,133bを有する凸条131a,131bと、係合凹部134a,134bを有する凹条132a,132bとされており、一対の前記半割体10,10を向かい合わせに密着させ軸線方向に摺動させた際、前記係合凸部133a,133bと前記係合凹部134a,134bが噛み合って係合する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
軸線方向に沿って二分割された中空半円筒部の基端側に鍔を有し、先端側に遠心方向に突出した係合部を有した半割体と、固定手段と、からなり、
吊架線を挟んで一対の前記半割体を向かい合わせに密着させ軸線方向に摺動させながら前記鍔に形成した切欠部に前記係合部を挿入して係合させることで1個の糸巻状の部材を構成し、前記固定手段で係合状態を固定することで吊架線に装着される吊架線保護カバーにおいて、
各前記半割体は、同一形状であるとともに、軸線を中心線として平面視で線対称の形状であり、
前記中空半円筒部の軸線方向に沿う重ね合わせ部分が、前記鍔の内側面から前記中空半円筒部の中間位置にかかる部分が凸条とされ、前記中間位置から前記先端にかかる部分が前記凸条を納めて摺動させる凹条とされており、
各前記凸条の一端において前記中間位置を超えて前記先端方向に突出形成された係合凸部と、各前記凹条の一端において前記中間位置を超えて前記基端方向に陥没形成された係合凹部と、を有し、
一対の前記半割体を向かい合わせに密着させ軸線方向に摺動させた際、前記係合凸部と前記係合凹部が噛み合って係合することを特徴とする吊架線保護カバー。
続きを表示(約 77 文字)
【請求項2】
各前記凸条の外面および各前記凹条の外面は、内側に向けて所定角度で傾いていることを特徴とする請求項1記載の吊架線保護カバー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電車路線でハンガイヤーを吊架線に掛ける部分に装着される吊架線保護カバーに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
吊架線保護カバーは、吊架線とハンガイヤーとの接触を防止する目的で吊架線に装着される筒状の樹脂製品であるが、例えば実公昭57-191638号公報(特許文献1)や実公昭59-113225号公報(特許文献2)に記載されているように、両端部に半鍔片を有する一対の半割体で吊架線を挟み込み、係合爪によって係合させることや、対向させて相接させることによって吊架線に装着する方式となっている。
【0003】
また、例えば特開平6-099766号公報(特許文献3)に記載されているように、中空円筒部の一端側に鍔を備え他端側に半径方向に突出した係合部を備えた一対の半割体で吊架線を挟み込み、軸方向にスライドさせながら互い違いに係合させることによって吊架線に装着する方式のものも知られている。
【0004】
このような吊架線保護カバーでは、同形状の一対の半割体を用いることが多く、そして、嵌合の強度を高めることや、ズレの防止や、雨水の内部(架線)への付着を防止することなどを目的として、相じゃくり状になるように半割体の中間部(半円筒部)において半割体同士の薄肉部を重ねるようにして嵌合させることが知られている。
【0005】
しかしながら、従来の吊架線保護カバーは、半割体同士の係合と固定手段(係合爪,スライド片など)によって装着するものであるが、装着した係合状態の吊架線保護カバーに対して、仮に鉛直方向に強い力が加わった場合などは係合状態が解除されてしまうおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実公昭57-191638号公報
実公昭59-113225号公報
特開平6-099766号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記のような問題を解決しようとするものであり、吊架線保護カバーの着脱作業について、作業者の負担を軽減しつつ、より強固に係合状態を維持可能とすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで、本発明は、軸線方向に沿って二分割された中空半円筒部の基端側に鍔を有し、先端側に遠心方向に突出した係合部を有した半割体からなり、一対の前記半割体を向かい合わせに密着させ軸線方向に摺動させながら前記鍔に形成した切欠部に前記係合部を挿入して係合させることで1個の糸巻状の部材を構成して、所定の固定手段で係合状態を固定して吊架線に装着される吊架線保護カバーにおいて、各前記半割体は、同一形状であるとともに、軸線を中心線として線対称の形状であり、前記中空半円筒部の軸線方向に沿う重ね合わせ部分が、前記鍔の内側面から前記中空半円筒部の中間位置にかかる部分が凸条とされ、前記中間位置から前記先端にかかる部分が前記凸条を納めて摺動させる凹条とされており、各前記凸条の一端において前記中間位置を超えて前記先端方向に突出形成された係合凸部と、各前記凹条の一端において前記中間位置を超えて前記基端方向に陥没形成された係合凹部と、を有し、一対の前記半割体を向かい合わせに密着させ軸線方向に摺動させた際、前記係合凸部と前記係合凹部が噛み合って係合することを特徴とするものとした。
【0009】
このように、同一形状の一対の半割体を用いることにより、半割体の組合せを確認する必要が無く、不具合発生時の交換もしやすく、現場での作業が容易になるとともに、製造コスト及び在庫コストを低廉に抑えやすいものとなり、更に、中空半円筒部の中間位置で係合凸部と係合凹部が噛み合って係合するものとしたことで、鉛直方向に強い力が加わった場合にも強固に係合状態を維持することができる。
【0010】
本発明の吊架線保護カバーにおいて、各前記凸条の外面および各前記凹条の外面は、内側に向けて所定角度で傾いていることを特徴としたものとすれば、一対の前記半割体を向かい合わせに密着させ軸線方向に摺動させる際に、この傾斜によって自動的に調心されるためスムーズに作業ができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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