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公開番号
2025120809
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-18
出願番号
2024015915
出願日
2024-02-05
発明の名称
フロア部材の製造方法
出願人
フタバ産業株式会社
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
B62D
25/20 20060101AFI20250808BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】接合箇所の破断を抑制する。
【解決手段】車両のフロア部材の製造方法は、本体部材における複数のビード部にビードを形成することと、本体部材における複数の被覆部に複数の補強部材を配置することと、本体部材と複数の補強部材とを溶接することで接合材を形成することと、接合材に冷間プレス成形を行うことを備える。冷間プレス成形により、それぞれの補強部材に対応して、稜線に沿って延びる下側稜線部が形成される。下側稜線部は、稜線に直交する断面において本体部材側に突出するように曲がっている。ビード部は、下側稜線部、又は、下側稜線部の付近に位置する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
車両のフロアに含まれるフロア部材の製造方法あって、
板状の部材である本体部材における複数のビード部に、前記本体部材の下面から突出するように曲がったビードを形成することと、
前記本体部材における複数の被覆部の上面をそれぞれ覆うように、前記本体部材よりも厚い板状の部材である複数の補強部材を配置することと、
前記本体部材と、複数の前記被覆部に配置された複数の前記補強部材と、を溶接することで、接合材を形成することと、
前記接合材に対し冷間プレス成形を行うことで、前記フロア部材を形成することと、
を備え、
前記冷間プレス成形により、それぞれの前記補強部材に対応して、稜線に沿って延びる下側稜線部が形成され、前記下側稜線部は、前記稜線に直交する断面において前記本体部材側に突出するように曲がっており、
前記ビード部は、前記下側稜線部、又は、前記下側稜線部の付近に位置する
フロア部材の製造方法。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のフロア部材の製造方法であって、
複数の前記補強部材のうちの少なくとも1つは、前記本体部材からはみ出すように配置される
フロア部材の製造方法。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のフロア部材の製造方法であって、
複数の前記ビード部のうちの少なくとも1つは、前記被覆部を横断するように設けられる
フロア部材の製造方法。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のフロア部材の製造方法であって、
前記フロア部材において、前記本体部材における複数の前記ビード部のうちの少なくとも1つと前記補強部材との間には、隙間が形成されている
フロア部材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、フロア部材の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されているように、重ねて配置された本体鋼板と補強鋼板とをスポット溶接により接合することで重ね合わせブランクを形成することや、重ね合わせブランクにプレス成形を行うことで、プレス成形品を製造する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-199520号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術により製造されるプレス成形品の断面は、所謂ハット形状であり、補強鋼板は、本体鋼板の屈曲箇所における内周面に当接した状態で配置される。このため、重ね合わせブランクにプレス成形を行う際に、本体鋼板と補強鋼板との接合箇所にせん断力が発生し、接合箇所が破断する恐れがある。
【0005】
本開示の一態様では、接合箇所の破断を抑制するのが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、車両のフロアに含まれるフロア部材の製造方法である。該製造方法は、板状の部材である本体部材における複数のビード部に、本体部材の下面から突出するように曲がったビードを形成することと、本体部材における複数の被覆部の上面をそれぞれ覆うように、本体部材よりも厚い板状の部材である複数の補強部材を配置することと、を備える。また、該製造方法は、本体部材と、複数の被覆部に配置された複数の補強部材と、を溶接することで、接合材を形成することと、接合材に対し冷間プレス成形を行うことで、フロア部材を形成することと、を備える。冷間プレス成形により、それぞれの補強部材に対応して、稜線に沿って延びる下側稜線部が形成される。下側稜線部は、稜線に直交する断面において本体部材側に突出するように曲がっている。ビード部は、下側稜線部、又は、下側稜線部の付近に位置する。
【0007】
上記構成によれば、接合材に対し冷間プレス成形を行う際、ビード部により、本体部材における下側稜線部の周辺で生じる延びを吸収できる。このため、本体部材と補強部材との接合箇所が破断するのを抑制できる。
【0008】
本開示の一態様では、複数の補強部材のうちの少なくとも1つは、本体部材からはみ出すように配置されてもよい。
上記構成によれば、本体部材からはみ出した補強部材により、他の部材を補強できる。
【0009】
本開示の一態様では、複数のビード部のうちの少なくとも1つは、被覆部を横断するように設けられてもよい。
上記構成によれば、接合材に対し冷間プレス成形を行う際、ビード部により、より好適に、本体部材における下側稜線部の周辺で生じる延びを吸収できる。このため、本体部材と補強部材との接合箇所が破断するのをより好適に抑制できる。
【0010】
本開示の一態様では、フロア部材において、本体部材における複数のビード部のうちの少なくとも1つと補強部材との間には、隙間が形成されていてもよい。
上記構成によれば、フロア部材におけるビード部の周辺の剛性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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