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公開番号2025117078
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011755
出願日2024-01-30
発明の名称プログラム、方法、及び情報処理装置
出願人株式会社ROKI,美和ロック株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B62H 5/20 20060101AFI20250804BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】運転者を生体認証しつつ、回転式スイッチを用いる自動二輪車の駆動部を始動させる際の運転者の操作負担を低減させ、自動二輪車を適切に始動させること。
【解決手段】
コンピュータに、自動二輪車に設けられた認証装置を通じて、自動二輪車の運転者の生体情報を取得することと、生体情報に基づいて、運転者が認証運転者であるか否かを判定することと、自動二輪車の駆動部を始動する操作を示す始動信号が取得されているか否かを判定することと、始動信号が取得され、かつ運転者が認証運転者である場合に、自動二輪車の駆動部を始動させることと、自動二輪車の駆動部を停止させるための回転操作が入力される回転式モーメンタリスイッチへの回転操作の入力に基づいて、自動二輪車を停止させるよう制御することと、を実行させるプログラム。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータに、
自動二輪車に設けられた認証装置を通じて、前記自動二輪車の運転者の生体情報を取得することと、
前記生体情報に基づいて、前記運転者が認証運転者であるか否かを判定することと、
前記自動二輪車の駆動部を始動する操作を示す始動信号が取得されているか否かを判定することと、
前記始動信号が取得され、かつ前記運転者が前記認証運転者である場合に、前記自動二輪車の駆動部を始動させることと、
前記自動二輪車の駆動部を停止させるための回転操作が入力される回転式モーメンタリスイッチへの回転操作の入力に基づいて、自動二輪車を停止させるよう制御することと、を実行させる、プログラム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載のプログラムであって、
前記自動二輪車の駆動部を始動させることは、所定の時間にわたって前記始動信号が取得された場合に、前記駆動部を始動させることを含む、プログラム。
【請求項3】
請求項1に記載のプログラムであって、
前記運転者が認証運転者であるか否かを判定することは、
前記生体情報と、前記コンピュータの記憶部に記憶された、前記認証運転者の生体情報とに基づいて、前記運転者が前記認証運転者であるか否かを判定すること、を含む、プログラム。
【請求項4】
請求項1に記載のプログラムであって、
前記生体情報を取得することは、前記自動二輪車に設けられ、運転者の操作に応じて前記始動信号を出力する操作装置に含まれる前記認証装置から前記生体情報を取得すること、を含む、プログラム。
【請求項5】
請求項4に記載のプログラムであって、
前記操作装置は、前記自動二輪車のステアリングハンドルに設けられる、プログラム。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記生体情報は前記運転者の指紋情報である、プログラム。
【請求項7】
コンピュータが、
自動二輪車に設けられた認証装置を通じて、前記自動二輪車の運転者の生体情報を取得することと、
前記生体情報に基づいて、前記運転者が認証運転者であるか否かを判定することと、
前記自動二輪車の駆動部を始動する操作を示す始動信号が取得されているか否かを判定することと、
前記始動信号が取得され、かつ前記運転者が前記認証運転者である場合に、前記自動二輪車の駆動部を始動させることと、
前記自動二輪車の駆動部を停止させるための回転操作が入力される回転式モーメンタリスイッチへの回転操作の入力に基づいて、自動二輪車を停止させるよう制御することと、を含む、方法。
【請求項8】
自動二輪車に設けられた認証装置を通じて、前記自動二輪車の運転者の生体情報を取得する生体情報取得部と、
前記生体情報に基づいて、前記運転者が認証運転者であるか否かを判定する生体情報判定部と、
前記自動二輪車の駆動部を始動する操作を示す始動信号が取得されているか否かを判定する始動信号判定部と、
前記始動信号が取得され、かつ前記運転者が前記認証運転者である場合に、前記自動二輪車の駆動部を始動させる駆動処理部と、
前記自動二輪車の駆動部を停止させるための回転操作が入力される回転式モーメンタリスイッチへの回転操作の入力に基づいて、自動二輪車を停止させるよう制御する停止制御部と、を備える、情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、方法、及び情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
自動車では、車両の盗難防止のために、電子的な鍵を用いた解錠制御が行われる。特許文献1には、例えばリレーアタックによる盗難被害を防止するための電子キーシステムが記載されている。特許文献1では、顔認証が成功した場合に、車両のドアの解錠を行うための解錠許可信号を制御装置に送信することで、盗難のリスク低減が試みられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-46741号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
自動二輪車は、ドアを有しないため、盗難防止のためには、自動二輪車の起動そのものを防ぐ必要がある。自動二輪車はメインスイッチの操作によって車両の制御系が起動される。自動二輪車の起動を防ぐために顔認証等の生体認証を用いることも考えられる。しかし、自動二輪車は技術規格上、駆動部を停止させるための操作は、機械式の鍵やスイッチを反時計回りに回転させる必要がある。メインスイッチとして回転式のスイッチを用いる場合に対応した、生体認証のための方法はこれまで提供されていなかった。
【0005】
また、自動二輪車では、自動二輪車の起動のためのメインスイッチ操作及び駆動部の駆動のためのセルスイッチの操作という2つの操作が必要とされている。よって、駆動部の始動のためには、複数の操作が必要であり運転者にとって操作負担が存在した。ここで、操作負担軽減のために、セルスイッチの操作のみで自動二輪車の起動及び駆動部の始動を可能とした場合、例えば、メインスイッチがオフ状態であるにも関わらず、自動二輪車の起動及び駆動部の始動が実行され、メインスイッチの状態と自動二輪車の状態とが矛盾した状態となる可能性があり、このような状態は回避されることが好ましい。
【0006】
そこで、本発明は、運転者を生体認証しつつ、回転式スイッチを用いる自動二輪車の駆動部を始動させる際の運転者の操作負担を低減させ、自動二輪車を適切に始動させることが可能なプログラム、方法、情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、自動二輪車に設けられた認証装置を通じて、自動二輪車の運転者の生体情報を取得することと、生体情報に基づいて、運転者が認証運転者であるか否かを判定することと、自動二輪車の駆動部を始動する操作を示す始動信号が取得されているか否かを判定することと、始動信号が取得され、かつ運転者が認証運転者である場合に、自動二輪車の駆動部を始動させることと、自動二輪車の駆動部を停止させるための回転操作が入力される回転式モーメンタリスイッチへの回転操作の入力に基づいて、自動二輪車を停止させるよう制御することと、を実行させる。
【0008】
この態様によれば、自動二輪車の駆動部は、始動信号が取得され、かつ運転者が認証運転者である場合に始動される。よって、運転者は、操作としては、例えば始動信号を出力する操作装置を操作するのみで駆動部を始動させることができる。また、モーメンタリスイッチへの入力に基づいて、自動二輪車を停止させることで、例えば、自動二輪車を起動させる形態(オン)と自動二輪車を停止させる形態(オフ)との2つの状態のいずれかを取るような、オルタネイト式のスイッチを用いる場合に生じ得る、スイッチの状態と自動二輪車の状態とが矛盾した状態とならないようにできる。さらに、回転式のモーメンタリスイッチを用いることで、技術規格上の要請をも満たすことが可能となる。これにより、運転者を生体認証しつつ、回転式スイッチを用いる自動二輪車の駆動部を始動させる際の運転者の操作負担を低減させ、自動二輪車を適切に始動させることが可能となる。
【0009】
上記態様において、自動二輪車の駆動部を始動させることは、所定の時間にわたって始動信号が取得された場合に、駆動部を始動させること、を含んでもよい。
【0010】
この態様によれば、運転者は所定の時間にわたって始動信号を取得させることが要求されるので、誤入力による駆動部の始動を避けることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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