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公開番号2025116545
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024011031
出願日2024-01-29
発明の名称包装体、及びこの包装体の包装方法
出願人株式会社東京自働機械製作所
代理人弁理士法人相原国際知財事務所
主分類B65D 71/08 20060101AFI20250801BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】プラスチックの使用量を削減できるとともに、手提げが不用意に外れてしまうことがない包装体を提供する。
【解決手段】包装体2は、ボックスティッシュ4が積層された集積ユニット6に環状に巻き付けられている帯状部材10と、集積ユニット6及び帯状部材10を包む外装部材8と、を備えており、外装部材8は、紙材料からなり、帯状部材10の一部を露出させて取り出せる取出手段80としてのミシン目84を含んでおり、取出手段80から取り出された帯状部材10の一部が手提げとなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被包装物に環状に巻き付けられている帯状部材と、
前記被包装物及び前記帯状部材を包む外装部材と、を備えており、
前記外装部材は、紙材料からなり、前記帯状部材の一部を露出させて取り出せる取出手段を含んでおり、
前記取出手段から取り出された前記帯状部材の一部が手提げとなる、包装体。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記取出手段は、開口部、ミシン目、開封テープ、及びノッチのうちの少なくとも一つである、請求項1に記載の包装体。
【請求項3】
前記開口部は、平面視形状が矩形状をなし、前記帯状部材の一部を露出させており、
前記開口部の短い側の辺の長さが、前記帯状部材の幅の長さと同じか、それよりも短く、前記開口部が前記帯状部材により占められている、請求項2に記載の包装体。
【請求項4】
前記開口部は、前記被包装物及び前記帯状部材を前記外装部材により合わせ包みをした場合に生じる対向する一対の台形状のフラップが前記被包装物の頂面及び底面のうちの少なくとも前記頂面に位置付けられるとともに、前記一対の台形状のフラップ同士の間に隙間を設けるように折り畳まれることにより形成された開口部である、請求項2に記載の包装体。
【請求項5】
前記被包装物が直方体又は略直方体であり、頂面の長い側の辺の長さをWとし、頂面の短い側の辺の長さをHとし、前記台形状のフラップにおける上底と下底との間の長さをDとした場合に、Dは、Hの1/2未満である、請求項4に記載の包装体。
【請求項6】
前記被包装物は、直方体状の箱に入れられた製品及び樹脂包装袋入りの略直方体状の製品の何れかの製品が複数個積層された全体としても直方体状及び略直方体状の何れかの集積ユニットである、請求項1~5の何れかに記載の包装体。
【請求項7】
帯状部材を被包装物に環状に巻き付ける帯状部材巻き付け工程と、
前記帯状部材が巻き付けられた前記被包装物を外装部材で包む包装工程と、を備えており、
前記外装部材は、紙材料からなり、前記帯状部材の一部を露出させて取り出せる取出手段を含んでおり、
前記包装工程では、前記外装部材の前記取出手段の位置と、前記被包装物に巻き付けられた前記帯状部材の一部とがオーバーラップするように前記被包装物を前記外装部材で包む、請求項1に記載の包装体の包装方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は包装体、及びこの包装体の包装方法に関し、特に直方体状の製品、及び直方体に近い略直方体状の製品を複数個積層した状態で包装する包装体、及びこの包装体の包装方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
矩形状に折り畳まれた複数枚のシートが積み重ねられて全体として直方体状となった内容物、例えば、ティッシュが、紙製の箱に入れられて全体として直方体状の製品となっている箱入りティッシュ(以下、ボックスティッシュとも表記する)のような製品や上記したティッシュが樹脂製のシートで包装されて全体として略直方体状の製品となっている樹脂包装袋入りティッシュは、複数個が積層された状態で、外装部材としてのプラスチック製の包装フィルムにより包装され、製品の集積ユニットとして店頭に並べられる。この集積ユニットは、購入者の持ち運びを容易にするため、例えば、特許文献1に示されるように、プラスチック製の帯状フィルムにより形成された手提げ用フィルムの両端部が集積ユニットの側面の包装フィルムに熱融着されている。つまり、集積ユニットには手提げ用フィルムが取り付けられており、購入者はこの手提げ用フィルムを持つことにより、製品の集積ユニットを持ち運ぶことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-275011号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、世界的にプラスチックゴミの問題が深刻化している。地球環境の改善のため、プラスチックゴミを減らすべく、プラスチックの使用量を削減することが望まれている。プラスチックの使用量を削減する対策の一つとして、例えば、外装部材をプラスチックから紙に置き換える対策がとられている。
【0005】
上記したボックスティッシュや樹脂包装袋入りティッシュの集積ユニットにおいても、外装部材を紙に置き換えることが試みられている。上記した集積ユニットを紙で包装した場合においても、持ち運びを容易にするために手提げが取り付けられる。この場合、紙は、プラスチックのように、シーラント層を設けられないので、手提げを熱融着することはできない。このため、手提げ用の帯状フィルムを紙の外装部材に接着剤で接合する必要がある。
【0006】
しかしながら、紙の外装部材と手提げ用の帯状フィルムとの接合強度は比較的低く、手提げが取れてしまうなどの不具合が起こり易いという課題がある。
【0007】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、プラスチックの使用量を削減できるとともに、手提げが不用意に外れてしまうことがない包装体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の包装体は、被包装物に環状に巻き付けられている帯状部材と、前記被包装物及び前記帯状部材を包む外装部材と、を備えており、前記外装部材は、紙材料からなり、前記帯状部材の一部を露出させて取り出せる取出手段を含んでおり、前記取出手段から取り出された前記帯状部材の一部が手提げとなることを特徴とする。
【0009】
この構成により、外装部材に紙材料を用いているため、プラスチックの使用量を削減でき、地球環境への負荷の軽減に寄与することができる。しかも、紙材料は、切り裂き易く、被包装物を取り出しやすい。また、外装部材には取出手段が含まれているため、外装部材から帯状部材の一部を容易に露出させ取り出すことができる。更に、手提げとなる帯状部材が被包装物に環状に巻き付けられているので、手提げ自体が被包装物をしっかりと保持することができる。このため、外装部材と帯状部材とを接着する必要はなく、外装部材と帯状部材との接合強度を懸念する必要がない。
【0010】
また、前記取出手段は、開口部、ミシン目、開封テープ、及びノッチのうちの少なくとも一つである構成とすることが好ましい。
この構成により、手提げとなる帯状部材の取り出しを容易にすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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