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公開番号2025115635
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010197
出願日2024-01-26
発明の名称用紙束搬送装置および用紙束搬送装置の制御方法
出願人株式会社ホリゾン
代理人個人,個人,個人
主分類B65H 33/08 20060101AFI20250731BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】区分けをするための用紙束を安定して回転させて所望の向きとする。
【解決手段】第1搬送部と、第2搬送部と、搬送方向TDの所定位置Xpで用紙束Bの先端が突当部材23aに突き当てられる突当状態と非突当状態とを切り替える突当部23と、用紙束を第1搬送部に向けて押圧する第1押圧部21と、用紙束を第2搬送部に向けて押圧する第2押圧部と、第1押圧部21および第2押圧部が所定位置Xpよりも搬送方向TDの上流側の所定領域Apで用紙束Bを押圧する第1押圧状態と、第1押圧部21が所定領域Apで用紙束を押圧しない第2押圧状態とを切り替える押圧切替部24と、所定の用紙束Bの幅方向に対する傾きを変更するように、非突当状態から突当状態に切り替えるとともに第1押圧状態から第2押圧状態に切り替えるよう突当部23および押圧切替部24を制御する制御部と、を備える用紙束搬送装置100を提供する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
搬送方向に沿って延びるように形成されるとともに複数の用紙束を前記搬送方向に沿って搬送する第1搬送部と、
前記第1搬送部に対して前記搬送方向に直交する幅方向に間隔を空けて配置され、前記搬送方向に沿って延びるように形成されるとともに複数の前記用紙束を前記搬送方向に沿って搬送する第2搬送部と、
前記幅方向における前記第1搬送部と前記第2搬送部との間に配置され、前記搬送方向の所定位置で前記用紙束の先端が突当部材に突き当てられる突当状態と前記所定位置で前記用紙束の先端が前記突当部材に突き当てられない非突当状態とを切り替えるよう前記突当部材を上下動させる突当部と、
前記第1搬送部の上方に前記用紙束を挟んだ状態で配置され、前記幅方向に沿った第1回転軸回りに回転可能な第1回転部材を介して前記用紙束を前記第1搬送部に向けて押圧する第1押圧部と、
前記第2搬送部の上方に前記用紙束を挟んだ状態で配置され、前記幅方向に沿った第2回転軸回りに回転可能な第2回転部材を介して前記用紙束を前記第2搬送部に向けて押圧する第2押圧部と、
前記第1押圧部および前記第2押圧部が前記所定位置よりも前記搬送方向の上流側の所定領域で前記用紙束を押圧する第1押圧状態と、前記第1押圧部が前記所定領域で前記用紙束を押圧せず前記第2押圧部が前記所定領域で前記用紙束を押圧する第2押圧状態とを切り替える押圧切替部と、
連続して搬送される複数の前記用紙束のうち所定の前記用紙束の前記幅方向に対する傾きを変更するように、前記非突当状態から前記突当状態に切り替えるとともに前記第1押圧状態から前記第2押圧状態に切り替えるよう前記突当部および前記押圧切替部を制御する制御部と、を備える用紙束搬送装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1押圧部は、一対の第1押圧ローラと、一対の前記第1押圧ローラに掛けまわされる第1押圧ベルトとを有し、
前記第2押圧部は、一対の第2押圧ローラと一対の前記第2押圧ローラに掛けまわされる第2押圧ベルトとを有する請求項1に記載の用紙束搬送装置。
【請求項3】
前記押圧切替部は、前記第1押圧状態において一対の前記第1押圧ローラの双方が前記第1押圧ベルトを介して前記用紙束を押圧する状態とし、前記第2押圧状態において前記搬送方向の上流側に配置される前記第1押圧ローラが前記用紙束を押圧せず、前記突当部材が配置される前記所定位置よりも前記搬送方向の上流側の前記用紙束を前記第2押圧ローラが前記第2押圧ベルトを介して押圧する状態とする請求項2に記載の用紙束搬送装置。
【請求項4】
前記突当部と前記第1押圧部と前記第2押圧部とを前記搬送方向の相対位置を保持しながら前記搬送方向に沿って移動させる移動機構を備える請求項1または請求項2に記載の用紙束搬送装置。
【請求項5】
用紙束搬送装置の制御方法であって、
前記用紙束搬送装置は、
搬送方向に沿って延びるように形成されるとともに複数の用紙束を前記搬送方向に沿って搬送する第1搬送部と、
前記第1搬送部に対して前記搬送方向に直交する幅方向に間隔を空けて配置され、前記搬送方向に沿って延びるように形成されるとともに複数の前記用紙束を前記搬送方向に沿って搬送する第2搬送部と、
前記幅方向における前記第1搬送部と前記第2搬送部との間に配置され、前記搬送方向の所定位置で前記用紙束の先端が突当部材に突き当てられる突当状態と前記所定位置で前記用紙束の先端が前記突当部材に突き当てられない非突当状態とを切り替えるよう前記突当部材を上下動させる突当部と、
前記第1搬送部の上方に前記用紙束を挟んだ状態で配置され、前記幅方向に沿った第1回転軸回りに回転可能な第1回転部材を介して前記用紙束を前記第1搬送部に向けて押圧する第1押圧部と、
前記第2搬送部の上方に前記用紙束を挟んだ状態で配置され、前記幅方向に沿った第2回転軸回りに回転可能な第2回転部材を介して前記用紙束を前記第2搬送部に向けて押圧する第2押圧部と、
前記第1押圧部および前記第2押圧部が前記所定位置よりも前記搬送方向の上流側の所定領域で前記用紙束を押圧する第1押圧状態と、前記第1押圧部が前記所定領域で前記用紙束を押圧せず前記第2押圧部が前記所定領域で前記用紙束を押圧する第2押圧状態とを切り替える押圧切替部と、を有し、
連続して搬送される複数の前記用紙束のうち所定の前記用紙束の前記幅方向に対する傾きを変更するように、前記非突当状態から前記突当状態に切り替えるとともに前記第1押圧状態から前記第2押圧状態に切り替えるよう前記突当部および前記押圧切替部を制御する第1切替工程と、
前記突当状態から前記非突当状態に切り替えるとともに前記第2押圧状態から前記第1押圧状態に切り替えるよう前記突当部および前記押圧切替部を制御する第2切替工程と、を備える用紙束搬送装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙束搬送装置および用紙搬送装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、製本機で綴じ、あるいは綴じ折り処理された用紙束を半重ね状態で搬送する用紙束搬送装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、搬送される用紙束の予め設定された数量に達する毎にピンを下方に突出させ、用紙束の端面をピンに接触させて搬送移動に遅れを生じさせる。これにより、用紙束の向きを用紙束の流れ方向に対して斜めになるため、この用紙束を他の用紙束から区別できるようにして用紙束の区分けをすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-278267号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1においては、ピンと接触することにより流れ方向に対して斜めになる用紙束は、上方から搬送ベルトに対して押圧されていない。用紙束の端面がピンに接触する際に、用紙束が搬送速度やサイズ等によって任意の位置に移動してしまう。そのため、用紙束を区分けする際に、用紙束の向きを所望の向きに安定して回転させることができず、用紙束の区分けを適切に行うことができない可能性がある。
【0005】
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであり、複数の用紙束を区分けする際に、区分けをするための用紙束を安定して回転させて所望の向きとし用紙束の区分けを適切に行うことが可能な用紙束搬送装置および用紙束搬送装置の制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る用紙束搬送装置は、搬送方向に沿って延びるように形成されるとともに複数の用紙束を前記搬送方向に沿って搬送する第1搬送部と、前記搬送方向に沿って延びるように形成されるとともに前記第1搬送部に対して前記搬送方向に直交する幅方向に間隔を空けて配置され、複数の前記用紙束を前記搬送方向に沿って搬送する第2搬送部と、前記幅方向における前記第1搬送部と前記第2搬送部との間に配置され、前記搬送方向の所定位置で前記用紙束の先端が突当部材に突き当てられる突当状態と前記所定位置で前記用紙束の先端が前記突当部材に突き当てられない非突当状態とを切り替えるよう前記突当部材を上下動させる突当部と、前記第1搬送部の上方に前記用紙束を挟んだ状態で配置され、前記幅方向に沿った第1回転軸回りに回転可能な第1回転部材を介して前記用紙束を前記第1搬送部に向けて押圧する第1押圧部と、前記第2搬送部の上方に前記用紙束を挟んだ状態で配置され、前記幅方向に沿った第2回転軸回りに回転可能な第2回転部材を介して前記用紙束を前記第2搬送部に向けて押圧する第2押圧部と、前記第1押圧部および前記第2押圧部が前記所定位置よりも前記搬送方向の上流側の所定領域で前記用紙束を押圧する第1押圧状態と、前記第1押圧部が前記所定領域で前記用紙束を押圧せず前記第2押圧部が前記所定領域で前記用紙束を押圧する第2押圧状態とを切り替える押圧切替部と、連続して搬送される複数の前記用紙束のうち所定の前記用紙束の前記幅方向に対する傾きを変更するように、前記非突当状態から前記突当状態に切り替えるとともに前記第1押圧状態から前記第2押圧状態に切り替えるよう前記突当部および前記押圧切替部を制御する制御部と、を備える。
【0007】
本発明の一態様に係る用紙束搬送装置によれば、突当部を非突当状態としかつ押圧切替部を第1押圧状態とすることにより、用紙束が突出部材に突き当てられない状態で、第1押圧部が所定領域で用紙束を第1搬送部に向けて押圧し、第2押圧部が所定領域で用紙束を第2搬送部に向けて押圧する。そのため、複数の用紙束のそれぞれは、第1搬送部および第2搬送部から搬送方向に向けた搬送力が付与されて搬送方向に沿って搬送される。
【0008】
また、本発明の一態様に係る用紙束搬送装置によれば、突当部を非突当状態から突当状態に切り替えるとともに第1押圧状態から第2押圧状態に切り替えることにより、用紙束が突出部材に突き当てられる状態で、第2押圧部が所定領域で用紙束を第2搬送部に向けて押圧する。突当部材に突き当てられる用紙束は、第2押圧部により第2搬送部に向けて押圧されているため、第2搬送部から伝達される搬送力によって突当部材を中心に回転し、所望の向きに安定して回転する。
【0009】
このように、本発明の一態様に係る用紙束搬送装置によれば、搬送される複数の用紙束を区分けする際に、区分けをするための用紙束を安定して回転させて所望の向きとし用紙束の区分けを適切に行うことができる。
【0010】
本発明の一態様に係る用紙束搬送装置において、前記第1押圧部は、一対の第1押圧ローラと一対の前記第1押圧ローラに掛けまわされる第1押圧ベルトとを有し、前記第2押圧部は、一対の第2押圧ローラと一対の前記第2押圧ローラに掛けまわされる第2押圧ベルトとを有する構成としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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