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公開番号
2025113274
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2025077287,2023048340
出願日
2025-05-07,2016-06-15
発明の名称
光学照準装置用の二重焦点面レチクル
出願人
シェルタード ウィングス, インコーポレイテッド
,
Sheltered Wings, Inc.
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F41G
1/12 20060101AFI20250725BHJP(武器)
要約
【課題】光学照準装置を提供する。
【解決手段】二重焦点面光学照準装置、例えばライフルスコープ(ライフル銃望遠照準器)であって、2つの焦点面を有するとともに第1の焦点面のところに位置する第1のレチクルおよび第2の焦点面のところに位置する第2のレチクルを備えていることを特徴とする二重焦点面光学照準装置。第1の焦点面のところのレチクルは、ガラスエッチングされたレチクルであり、第2の焦点面のところのレチクルは、ワイヤレチクルである。2つのレチクルは、光学照準装置越しに見て単一のレチクルまたは互いに相補形状のマーキングの外観を提供する互いに異なるパターンまたはマーキングを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
光学照準装置であって、
第1の端および第2の端を備えるとともに中心軸線を有する本体を有し、
前記本体内に設けられた対物レンズ系を有し、
前記本体内に設けられた接眼レンズを有し、
前記本体内に設けられたエレクターレンズ系を有し、前記対物レンズ系、前記接眼レンズ、および前記エレクターレンズ系は、第1の焦点面および第2の焦点面を有する光学系を形成し、前記第1の焦点面は、前記対物レンズ系の近くに位置し、前記第2の焦点面は、前記接眼レンズの近くに位置し、
前記第1の焦点面のところに位置する第1のレチクルを有し、
前記第2の焦点面のところに位置する第2のレチクルを有し、
前記第1のレチクルは、少なくとも1つの第1のマーキングを含み、
前記第2のレチクルは、少なくとも1つの第2のマーキングを含み、
前記少なくとも1つの第1のマーキングおよび少なくとも1つの第2のマーキングは、前記中心軸線に沿って見て単一のレチクルの外観を作る互いに相補形状のマーキングとなっている、光学照準装置。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記第1のレチクルは、ガラスエッチングレチクルである、請求項1記載の光学照準装置。
【請求項3】
前記第2のレチクルは、ワイヤレチクルである、請求項1記載の光学照準装置。
【請求項4】
前記第1のレチクルは、少なくとも1つのサブテンション(subtension)マーキングを含む、請求項2記載の光学照準装置。
【請求項5】
前記第1のレチクルは、ミルドット(mil dot )マーキングを含む、請求項2記載の光学照準装置。
【請求項6】
前記第2のレチクルは、少なくとも1本のスタジア線を含む、請求項3記載の光学照準装置。
【請求項7】
前記第1のレチクルは、パターンをなすマーキングを有する、請求項1記載の光学照準装置。
【請求項8】
前記第2のレチクルは、少なくとも1つの標的ドットを含む、請求項1記載の光学照準装置。
【請求項9】
前記少なくとも1つの標的ドットは、LEDによって照明される、請求項8記載の光学照準装置。
【請求項10】
前記少なくとも1つの標的ドットは、第1の端および第2の端を備えた光ファイバを有し、光が前記第1の端に入って前記第2の端を照明する、請求項9記載の光学照準装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示内容、すなわち本発明は、一般に、小火器用の光学照準装置に関する。特に、本発明は、二重焦点面光学照準装置に用いられるレチクルに関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【0002】
〔関連出願の説明〕
本願は、2015年6月17日に出願された米国特許出願第14/742,415号の優先権主張出願であり、この米国特許出願を全ての目的について参照により引用し、その記載内容を本明細書の一部とする。
【背景技術】
【0003】
レチクルは、物体に照準を当てて物体の距離またはサイズを計測する光学照準系に用いられている。種々の形式のレチクルを光学照準装置、例えばライフルスコープ(ライフル銃望遠照準器)に用いることができる。ワイヤ十字線が長年の間、レチクルに用いられている。
【0004】
最近になって、ガラスエッチングレチクルが民生市場、軍用市場、および法執行機関市場で用いられる照準装置において普及している。ガラスエッチングレチクルは、ガラス中にエッチングされたパターンを備えた一片のガラスであり、次に、蒸着チャンバを用いて種々の物質をエッチングされたパターン中に析出させることができる。黒色特徴部の場合、クロムが一般的に用いられる。「照明」特徴部に関し、二酸化チタンまたは珪酸ナトリウムが一般的に用いられる。この微粉は、レチクルハウジングの縁のところにかつユーザの視界から外れたところに位置決めされたLEDからの光を反射してこれをユーザの眼の方へ差し向け、そしてレチクルパターンが光って見えるようにし、したがって、光が僅かしかない状況でも見やすくなる。
【0005】
可変倍率方式の大抵の光学照準装置は、2つの焦点面を有する。一般に、レチクルは、第1の焦点面、第2の焦点面またはこれら両方の焦点面のところに配置できる。第1の焦点面レチクルと第2の焦点面レチクルの両方には顕著な利点と欠点がある。
【0006】
第1の焦点面レチクルは、一般的に、ワイヤが太すぎてワイヤレチクルの使用を通常阻む小さな特徴部を有する。したがって、ガラスエッチングレチクルは、一般に、第1の焦点面レチクル用に用いられる。第1の焦点面は、ズーム倍率系(すなわち、エレクターシステム)の前に位置しているので、レチクルと像は、互いにサイズが比例して変化し、像が大きくなると、レチクルに関する情報が同じ割合で多くなる。これに関する一利点は、レチクル上の任意の測定マークがユーザの選択する任意の倍率設定値で正確であるということにある。像を拡大すると、レチクルに関する情報は、同じ割合で像とともに増加するように見え、したがって、全てのレチクルマーキングは、その設計された測定スケール(尺度)に合わせて正確である。しかしながら、一欠点は、レチクルを構成する線がユーザの眼に対して太くなると、観察可能な領域のうちの多くが隠されるので、小さな標的を見るのが困難になる場合がある。線が細すぎる状態に作られた場合、低い倍率(広い視野および動いている標的にとって望ましい)では、これらの線は、細すぎるので明確には見えない。他方、線が太くて低い倍率でも良好に働く場合、これら線は、高い倍率では太すぎるように見える場合がある。
【0007】
これとは対照的に、第2の焦点面レチクルでは、利点と欠点は、大抵は第1の焦点面レチクルの利点と欠点の逆である。第2の焦点面レチクルは、像の倍率を変化させるとサイズまたはスケールの面で調節できず、と言うのは、第2の焦点面レチクルは、エレクターシステムの後に配置されているからである。したがって、第2の焦点面レチクルは、一般に、ライフルスコープの特定の倍率設定値に合わせて寸法決めされる。第2の焦点面レチクル上の測定マークが正確であるようにするためには、スコープは、所与のレチクルの設計対象である正確な倍率設定値に設定されていなければならない。したがって、別の倍率で測定マークを用いるためには、ユーザは、正確な使用を可能にするために差を数学的に計算する必要があろう。第2の焦点面レチクル上の線の太さは、倍率設定値につれて変化しないので、これらの線を所望の太さに合わせて最適化するのが良く、任意の倍率において、これらの線は、ユーザの眼には同じ太さに見えるであろう。
【0008】
現在の照準装置における技術動向の中には、注目に値するものがある。例えば、広げられた倍率範囲(レンジ)を有する照準装置がトレンドになっている。スコープが6X倍率範囲を有することは珍しくはなく、スコープの中には、10Xまたはそれ以上の範囲の倍率範囲を有するものさえある。倍率範囲が増大すると、第1の焦点面内で用いられるレチクルの線太さを最適化することが困難になり、と言うのは、倍率範囲を超えるレチクル線サイズの極めて大きな変化が生じるからである。もう一つの技術動向は、長いレンジの状況と近接したレンジの状況の両方について1つの光学照準装置を用いることにある。ズーム範囲の増大により、極めて近接した状況と極めて遠隔の状況の両方について用いることができる1つの光学照準装置を提供することができる。しかしながら、上述した利点と欠点のために、長いレンジの状況と近接したレンジの状況の両方について最適であるレチクルを見出すことは困難である。
【0009】
最近の数年で、ある特定の光学照準装置が二重焦点面レチクルを用いている。このことは、この装置が2つのレチクルを有し、1つのレチクルが第1および第2の焦点面の各々にそれぞれ位置することを意味している。一般に、大抵の二重目的(近接用途と遠隔用途)レチクルは、長いレンジショットについては特定の角度測定値(例えば、角度の分またはミリラジアン)を指示するハッシュマーク(hash marks)または他の何らかの形状を備えた垂直および水平スタジア線を有する。短いレンジのシューティングに関し、単純なドット、馬蹄形、切れた円、または他の何らかのマーキングが好ましい。現時点において本発明者の知っている全ての二重焦点面光学照準装置における両方のレチクルは、ガラスエッチングレチクルである。
【0010】
レチクル照明は、長年の間、伝統的な形式のライフルスコープにおいて用いられていたが、照明上の問題があった。ガラスレチクル技術についての説明は、有用な技術背景である。数年前に、ガラスレチクルが発明されたが、その理由は、これらガラスレチクルは、「浮動」レチクル特徴部の実現を可能にする利点を有していたからである。「浮動」という用語は、レチクルに適用される場合、他の物理的支持体を全く用いないで任意の設計をガラス上に配置でき、すなわち、この設計が連結される必要がないということを意味している。浮動レチクルは、ワイヤレチクルとは異なっており、と言うのは、ワイヤレチクルでは、レチクル特徴部を全て何らかの仕方でステンシルまたはネオンサインと非常によく似た状態でフレームに連結されることによって支持することが必要だからである。ガラスレチクルは、任意のパターンを想像できるようにする。上述したように、ガラスレチクルマーカーは、ガラスをパターンでエッチングし、次に、互いに異なる要因に応じて、エッチングされた領域に種々の別の物質を満たす。一般に、クロムが非照明特徴部に用いることができるようエッチング部分を満たすための物質として用いられる。照明される特徴部のため、ガラスレチクルマーカーは、一般に、反射性材料、例えば二酸化チタンや珪酸ナトリウム(これらには限定されない)を用いる。通常、ガラスレチクルには、パターンを保護するためにレチクルパターンを覆って接合される第2のガラス片が存在し、それによりダブレットが作られる。
(【0011】以降は省略されています)
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