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公開番号
2025112393
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024006584
出願日
2024-01-19
発明の名称
ジャッキ用ブラケット及びジャッキ取り付け方法、ジャッキ取り外し方法
出願人
中央ビルト工業株式会社
代理人
個人
主分類
E04G
25/00 20060101AFI20250725BHJP(建築物)
要約
【課題】ジャッキの操作時に、ハンマーなどの工具を使用しなくてもハンドル操作を容易に行うことができるジャッキ用ブラケット及びジャッキ取り付け方法、取り外し方法を提供する。
【解決手段】外周面にねじ溝101が刻設されたスピンドル102と、スピンドル102の軸方向にそれぞれ別れてスピンドル102に配置された第1の台座103Aと第2の台座103Bとでなる1対の台座103と、スピンドル102を回転させる操作ハンドル104と、を備えるジャッキ100に使用するブラケット10であって、第1の台座103Aの裏面に添えてジャッキ100に取り外し可能に装着するブラケット本体11を有し、ブラケット本体11が、第2の台座103Bの表面側から第1の台座103Aの裏面側に向けて第1の台座103Aを押圧する押圧力を付与可能に構成した。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
外周面にねじ溝が刻設されたスピンドルと、前記スピンドルの軸方向にそれぞれ別れて前記スピンドルに配置された第1の台座と第2の台座とでなる1対の台座と、前記スピンドルを回転させる操作ハンドルと、を備えるジャッキを四角支柱の下端側に取り付け又は取り外しを行う際に使用するジャッキ用ブラケットであって、
前記第1の台座の裏面に添えて前記ジャッキに取り外し可能に装着するブラケット本体を有し、
前記ブラケット本体には、前記第2の台座の表面側から前記第1の台座の前記裏面側に向けて、補助ジャッキによる前記第1の台座を押圧する押圧力が付与可能に構成してなる、
ことを特徴とするジャッキ用ブラケット。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記ブラケット本体は、前記スピンドルを収容して前記スピンドルを逃がす凹所を互いに対向し合う面に各々有する、突き合わせ結合可能な第1のブラケット半体と第2のブラケット半体とでなり、前記第1のブラケット半体と前記第2のブラケット半体は、互いに分解可能に一体化されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のジャッキ用ブラケット。
【請求項3】
外周面にねじ溝が刻設されたスピンドルと、前記スピンドルの軸方向にそれぞれ別れて前記スピンドルに配置された第1の台座と第2の台座を備える1対の台座と、前記スピンドルを回転させる操作ハンドルと、を備えるジャッキを四角支柱の下端側に取り付けるジャッキ取り外し方法であって、
前記第1の台座の裏面に添えてブラケットを配置した後、前記ブラケットに対して補助ジャッキにより、前記第2の台座の表面と対向する側から前記第1の台座の前記裏面側に向けて押圧力を付与し、前記第2の台座に対する負荷を軽減した状態で、前記操作ハンドルを操作する、
ことを特徴とするジャッキ取り外し方法。
【請求項4】
外周面にねじ溝が刻設されたスピンドルと、前記スピンドルの軸方向にそれぞれ別れて前記スピンドルに配置された第1の台座と第2の台座を備える1対の台座と、前記スピンドルを回転させる操作ハンドルと、を備えるジャッキを四角支柱の下端側に取り付けるジャッキ取り付け方法であって、
前記第1の台座の裏面に添えてブラケットを配置した後、前記ブラケットに対して補助ジャッキにより、前記第2の台座の表面と対向する側から前記第1の台座の前記裏面側に向けて押圧力を付与して前記第2の台座を浮かし、その後、前記操作ハンドルを操作して所定の位置まで前記第2の台座を下降させる、
ことを特徴とするジャッキ取り付け方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ジャッキ用ブラケット及びジャッキ取り付け方法、ジャッキ取り外し方法に関するものであり、例えばコンクリート用の型枠を支持している仮設支柱と床面などとの間にジャッキを取り付け、取り外すための、ジャッキ用ブラケット及びジャッキ取り付け方法・ジャッキ取り外し方法に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、ビルの建設現場や高架道路の建設現場でコンクリート打設する際には、型枠を支持する仮設用の四角支柱を適当間隔置きに配置するとともに、四角支柱と床側の受け台との間にジャッキを配置し、四角支柱とジャッキとで型枠を保持している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図6は、一般に知られるジャッキ100の一例を示す。ジャッキ100は、外周面にねじ溝101が刻設されたスピンドル102と、スピンドル102の軸方向にそれぞれ別れて、スピンドル102の一端側(上端側)でねじ溝101に螺合して取り付けられている第1の台座103Aとスピンドル102の他端側(下端側)に回転可能に取り付けられている第2の台座103Bとを備えた1対の台座103と、第1の台座103Aと第2の台座103Bとの間でスピンドル102に取り付けられ、スピンドル102を回転させて第1の台座103Aを軸方向にねじ送りする操作ハンドル104と、を備えた構造になっている。また、第1の台座103Aには、四角支柱110側のベースプレート110Aと当接連結されるベースプレート105Aを有し、第2の台座103Bには、床側の受け台111と当接されるベースプレート105Bを有している。
【0004】
このように構成されたジャッキ100は、第1の台座103Aが上側で、第2の台座103Bが下側となるようにして、床側の受け台111の所定の箇所にベースプレート105Bを当接させて配置する。そして、更に第1の台座103Aのベースプレート105A上に四角支柱110のベースプレート110Aを面当接状態にして載せた後、ベースプレート105Aとベースプレート110Aの間をボルト・ナット112で固定して、ジャッキ100上に四角支柱110を一体化して配置し、四角支柱110の上端部を型枠106に当接させて型枠106を支持する。また、四角支柱110は、ジャッキ100の操作ハンドル104でスピンドル102を回転させてジャッキ100の第1の台座103Aを軸方向にねじ送りすると、型枠106を支持するのに必要な上下方向の高さ位置に調整されて支持される。
【0005】
そして、こうして支持された型枠106内へのコンクリートの打設作業が終わり、その後、型枠106を解体するときには、型枠106と各四角支柱110との間に大きな荷重が作用している。したがって、解体作業をする際には、まず、ジャッキ100の操作ハンドル104を回転操作し、第1の台座103Aを退出(下降)させて型枠106からの荷重を開放し、その後、各四角支柱110を下降させて、型枠106との間に大きな空間を確保した状態で型枠106を解体するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開昭51-51110号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のような仮設用の四角支柱110とジャッキ100を用いて支持された型枠106の解体方法では、解体前には、四角支柱110を介してジャッキ100に大きな荷重が作用し、図示しない第1の台座103Aのねじ部とスピンドル102におけるねじ溝101のねじ部とが互いに喰い込み合っている。そのため、ジャッキ100のスピンドル102を回転させるための操作ハンドル104を操作するときに、操作ハンドル104の操作が非常に困難であり、例えばハンマーで叩くなどの操作をし、操作ハンドル104と共にスピンドル102を回転させている。したがって、操作ハンドル104をハンマーなどで叩くときには大きな金属打音が発生する。この場合、住宅が隣接する地域での作業では、住民の感覚を直接刺激し、住民の日常生活や作業従事者などに様々な影響を及ぼす。例えば、大きな金属打音などは睡眠の質を低下させるばかりでなく、周知有力や記憶力を阻害し、ストレスやイライラを引き起こしたりする。また、聴力の低下や難聴の原因にもなり、さらに心臓病や高血圧などの生活習慣病のリスクを高めるという研究結果もあり、住民や作業者の健康に重大な影響を与えるという問題点がある。また、ハンマーで強く叩くと、操作ハンドルを破損させる心配もあった。
【0008】
そこで、ジャッキの操作時に、ハンマーなどの工具を使用しなくてもハンドル操作を容易に行うことができる、ジャッキ用ブラケット及びジャッキ取り付け方法、ジャッキ取り外し方法を提供するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載の発明は、外周面にねじ溝が刻設されたスピンドルと、前記スピンドルの軸方向にそれぞれ別れて前記スピンドルに配置された第1の台座と第2の台座とでなる1対の台座と、前記スピンドルを回転させる操作ハンドルと、を備えるジャッキを四角支柱の下端側に取り付け又は取り外しを行う際に使用するジャッキ用ブラケットであって、前記第1の台座の裏面に添えて前記ジャッキに取り外し可能に装着するブラケット本体を有し、前記ブラケット本体には、前記第2の台座の表面側から前記第1の台座の前記裏面側に向けて、補助ジャッキによる前記第1の台座を押圧する押圧力が付与可能に構成してなる、ジャッキ用ブラケットを提供する。
【0010】
この構成によれば、例えばジャッキの取り付け、取り外しをする際、ブラケット本体を、第1の台座の裏面に添えた状態で、別に用意した補助ジャッキをブラケット本体の下面に添え、その添えた補助ジャッキからブラケットに、第1の台座の裏面側に向けて押圧力を付与し、ブラケットとジャッキを一緒に持ち上げると、第1の台座とスピンドルとの間でねじ部に加わる大きな荷重が減少する。これにより、第1の台座とスピンドルとの間におけるねじ同士の喰い込み噛み合いが解消され、操作ハンドルを使用してスピンドルを容易に回転させることができるので、作業の効率化が図れる。また、従来において操作ハンドルを操作するときに、操作ハンドルをハンマー等で強く叩いていた操作をなくすことができるので、工事における騒音を低減できるとともに、操作ハンドル等の破損も防止できる。
(【0011】以降は省略されています)
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