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公開番号2025110128
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024003883
出願日2024-01-15
発明の名称トロリ線用ダイス
出願人株式会社プロテリアル
代理人弁理士法人平田国際特許事務所
主分類B21C 3/02 20060101AFI20250718BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約【課題】摩耗検知線用孔を備えるトロリ線の伸線に用いられるトロリ線用ダイスであって、摩耗検知線用孔を形成するための突起の破損が抑えられ、かつ製造コストが抑えられたトロリ線用ダイスを提供する。
【解決手段】摩耗検知線用孔14を有するトロリ線1の本体10の伸線に用いられるトロリ線用ダイスであって、第1の金属材料からなる第1の部分20a、20bと、ダイス孔22の内側に向かって突出する、前記摩耗検知線用孔14に加工される溝140を前記トロリ線1の本体10の素材に形成するための突起23を含み、第2の金属材料からなる第2の部分21と、を備え、前記第2の金属材料は、前記第1の金属材料よりもロックウェル硬度が高い、トロリ線用ダイス2aを提供する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
摩耗検知線を収容するための摩耗検知線用孔を有するトロリ線の本体の伸線に用いられるトロリ線用ダイスであって、
第1の金属材料からなる第1の部分と、
ダイス孔の内側に向かって突出する、前記摩耗検知線用孔に加工される溝を前記トロリ線の本体の素材に形成するための突起を含み、第2の金属材料からなる第2の部分と、
を備え、
前記第2の金属材料は、前記第1の金属材料よりもロックウェル硬度が高い、
トロリ線用ダイス。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記第1の部分の一部である第1層と、前記第1層の上の前記第2の部分である第2層と、前記第2層の上の前記第1の部分の一部である第3層と、を含む、
請求項1に記載のトロリ線用ダイス。
【請求項3】
前記ダイス孔の全体が前記第2の部分に含まれ、
前記トロリ線用ダイスの平面方向の前記第2の部分の周囲が前記第1の部分に囲まれた、
請求項1に記載のトロリ線用ダイス。
【請求項4】
前記第1の部分と前記第2の部分が継ぎ手により接合された、
請求項1に記載のトロリ線用ダイス。
【請求項5】
前記第1の金属材料は合金工具鋼であり、
前記第2の金属材料は超硬合金である、
請求項1~4のいずれか1項に記載のトロリ線用ダイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、摩耗検知線を内蔵するトロリ線の伸線に用いられるトロリ線用ダイスに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ダイスを用いた伸線により、トロリ線を加工する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1には、トロリ線などのような長尺製品の加工には、ダイスを用いた伸線が、取扱いの容易さ、寸法安定性に優れる点等から好ましいことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-320413号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、摩耗検知線を収容するための摩耗検知線用孔を有するトロリ線を伸線加工するためのダイスには、摩耗検知線用孔を形成するための突起が設けられている。このようなダイスにおいては、突起部分の機械的強度が比較的低く、トロリ線の伸線加工により受ける力により破損しやすい。
【0005】
このため、摩耗検知線用孔を有するトロリ線を伸線加工するためのダイスは、破損を抑えるために、超硬合金などの硬度に優れる材料からなることが好ましい。しかしながら、このような材料は高価であるため、ダイスの製造コストが大きく増加するという問題がある。
【0006】
本発明の目的は、摩耗検知線用孔を備えるトロリ線の伸線に用いられるトロリ線用ダイスであって、摩耗検知線用孔を形成するための突起の破損が抑えられ、かつ製造コストが抑えられたトロリ線用ダイスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を解決することを目的として、摩耗検知線を収容するための摩耗検知線用孔を有するトロリ線の本体の伸線に用いられるトロリ線用ダイスであって、第1の金属材料からなる第1の部分と、ダイス孔の内側に向かって突出する、前記摩耗検知線用孔に加工される溝を前記トロリ線の本体の素材に形成するための突起を含み、第2の金属材料からなる第2の部分と、を備え、前記第2の金属材料は、前記第1の金属材料よりもロックウェル硬度が高い、トロリ線用ダイスを提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、摩耗検知線用孔を備えるトロリ線の伸線に用いられるトロリ線用ダイスであって、摩耗検知線用孔を形成するための突起の破損が抑えられ、かつ製造コストが抑えられたトロリ線用ダイスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の実施の形態に係るトロリ線用ダイスを用いた伸線により形成されるトロリ線の一例の径方向の断面図である。
図2は、トロリ線用ダイスを用いて金属線を伸線する様子を表す模式図である。
図3(a)~(e)は、伸線の過程における金属線の断面形状の変化の例を示す図である。
図4(a)、(b)は、それぞれ金属線とトロリ線本体の、径方向の断面図である。
図5(a)、(b)は、それぞれトロリ線用ダイスの出口側のダイス孔と異形伸線ダイスの出口側のダイス孔の形状を示す模式図である。
図6は、本発明の実施の形態に係るトロリ線用ダイスの斜視図である。
図7は、本発明の実施の形態に係るトロリ線用ダイスの変形例の斜視図である。
図8(a)、(b)は、図7に示される切断線VIII-VIIIで切断したときのトロリ線用ダイスの厚さ方向の断面形状の一例を示す断面図である。
図9は、本発明の実施の形態に係るトロリ線用ダイスの他の変形例の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施の形態に係るトロリ線用ダイスは、摩耗検知線を収容するための摩耗検知線用孔を有するトロリ線の本体の伸線に用いられるトロリ線用ダイスである。以下、この本発明の実施の形態に係るトロリ線用ダイスの詳細を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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