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公開番号2025108474
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2025061191,2022541822
出願日2025-04-02,2020-01-06
発明の名称流し台の下で用いられる有機廃棄物分離器
出願人セピュラ ホーム リミテッド
代理人弁理士法人山崎国際特許事務所,個人,個人,個人,個人
主分類B65F 1/00 20060101AFI20250715BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】安全で使いやすく、臭いの放出を緩和又は抑制する流し台下用廃棄物分離器を提供する。
【解決手段】流し台排水パイプに取り付ける廃棄物分離器12は、近端と遠端、側壁44、遠端に位置する固体廃棄物出口24、側壁44上のフランジ42を含み、横方向ボア52を画定する横方向パイプ36と、横方向ボア52に収容されているモーター64駆動の螺旋状羽根部材62と、螺旋状羽根部材62を取り囲む円筒形フィルタ66と、円筒形フィルタ66の下方に位置して廃水排出口で終端する廃水回収器38と、近端付近に位置し、横方向ボア52に対して垂直で、横方向ボア52と流体連通する流し台排水入口22と、遠端付近で横方向パイプ36に蝶番式で取り付けられる垂直方向に閉じたフラップ弁76と、該垂直方向に閉じたフラップ弁76用のヒンジアクチュエータと、該ヒンジアクチュエータと電子通信するマイクロプロセッサを備える。
【選択図】図3A
特許請求の範囲【請求項1】
流し台の下で使用するための廃棄物分離器及び回収器システムであって、
近位端、遠位端、該近位端と遠位端との間の側壁、前記遠位端に位置する固体廃棄物出口、及び前記側壁上のフランジを含み、横方向ボアを画定する横方向パイプと、
前記横方向ボアに収容されるモータ駆動非切断螺旋状羽根部材と、
該モータ駆動非切断螺旋状羽根部材の周囲に位置する円筒形フィルタと、
該円筒形フィルタの下方に位置して排水口で終端する水回収部と、
前記近位端の近傍に位置して、前記横方向ボアに対して垂直であり、前記横方向ボアと流体連通している流し台廃水入口と、
前記遠位端の近傍で横方向パイプに蝶番で取り付けられている常時閉フラップ弁と、
該常閉フラップ弁用のヒンジアクチュエータと、
前記ヒンジアクチュエータと電子通信するマイクロプロセッサを備え、
前記回収部は、内部を画定する伸縮式容器を含み、
前記伸縮式容器は、壁、上部、壁上のプッシュピン、及び壁内の廃棄物開口部を含む内側部材と、壁、底部、及び前記プッシュピンを解放可能に係合するための壁の複数の垂直に設けられた開口部を含む外部部材と、前記内側部材と外側部材の両方の前部に摺動可能に係合する引出しを備え、
少なくとも前記横方向パイプの前記遠位端が前記内部へ入り込むように延在することで、前記フランジは前記回収部の後部と隣接して、前記後部への前記横方向パイプを開放可能に封止する、システム。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
請求項1に記載のシステムであって、当該廃棄物分離器は、前記横方向ボアの前記近位端に近接して、前記マイクロプロセッサと電子通信する圧力センサを前記水回収部内に含む、システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のシステムであって、当該廃棄物分離器は、前記遠位端に近接した横方向パイプに蝶番で取り付けられているロックアームと、前記マイクロプロセッサと電子通信するロックアームアクチュエータをさらに備える、システム。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載のシステムであって、当該廃棄物分離器は、前記遠位端と前記常時閉フラップバルブの間に一対のガスケットをさらに含む、システム。
【請求項5】
アラームを含む請求項1~4のいずれか一項に記載のシステムであって、前記回収部は、該回収部が満杯になったときに感知するセンサーを含み、前記アラームとセンサーは、前記マイクロプロセッサと電子通信する、システム。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載のシステムであって、前記回収部は、前記内部の前記引出しに収容された回収容器をさらに含む、システム。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載のシステムであって、前記伸縮式容器の前記外側部材は、前記底部の近傍の壁に設けられた複数の空気取り入れ開口部をさらに含み、前記上部は複数の換気口を含む、システム。
【請求項8】
請求項7に記載の廃棄物システムであって、前記上部は下側にフィルタ筐体を含む、システム。
【請求項9】
請求項8に記載の廃棄物システムであって、活性炭フィルタを前記フィルタ筐体内にさらに含む、システム。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載の廃棄物システムであって、前記モータ駆動螺旋状羽根部材は、非切削式のモータ駆動螺旋状羽根部材である、システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本技術は、排水を固形廃棄物と液体廃棄物に分離するための家庭用機器である。より具体的には本技術は、マイクロプロセッサで制御された、流し台の排水管用のインライン型有機廃棄物分離器である。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
長い年月の間に、生ゴミの扱いは変化してきた。生ゴミ処理機は、固形廃棄物を処理するのに合理的な方法であると考えられてきた。しかし、これらの機器は大量の水を使い、下水道に不必要な負担をかけることになる。さらにこれらの機器は、堆肥として又は嫌気性消化に利用できる物質を廃棄してしまう。現在の方法は、固形廃棄物を抑えることに重点を置いている。例えば、特許文献1は、食品廃棄物を液体部分と固体部分に分離する、キッチンの流し台下で使用するコンポスト型生ごみ処理機を開示している。液体部分は、標準的な下水道または浄化槽に導かれる。固形部分は、取り外し可能な貯蔵容器に導かれる。食品廃棄物は、モーター駆動の螺旋状羽根部材によって分離される。螺旋状羽根部材は、遮蔽カップの内壁に近接し、液体はカップの遮蔽部分から、固体はカップの底にある開口部から排出される。マイクロプロセッサー回路が駆動モーターにかかる負荷を感知し、その負荷が過大になると自動的にシャフトと螺旋状羽根部材の方向を反転させ、負荷の原因となっている余分な食品廃棄物を排出する。固形廃棄物は開放型の収納箱に保管されるため、臭いが閉じ込められない。さらに、害虫が臭気のために廃棄物に引き寄せられるだろう。さらに、定期的に空にしなければ、固形廃棄物がカビ及び他の菌に汚染され、菌の胞子が周囲に放出される可能性がある。コンポスト型生ごみ処理機は閉鎖系ではない。固形廃棄物の排出管の配置と設計は、螺旋状羽根部材が固形廃棄物をカップの底に誘導し、カップの底よりもはるかに小さな直径の排出管の開口部を塞いでしまうという問題がある。出口管と廃液管の配置は、液体を固体廃棄物用の出口管から優先的に排出させてしまうため、問題がある。
【0003】
特許文献2は、有機廃棄物から液体を抽出し、そのような抽出された液体を住宅排水管に通す廃棄物分離器を含むアンダー流し台廃棄物処理器具を開示している。ドロドロした有機物として残った固体は、乾燥機で乾燥され、取り外し可能な回収容器に堆積される。カッターは、有機廃棄物を乾燥させる前に分割するもので、螺旋状羽根部材と呼ばれることもある。カッターは廃棄物分離器中において横方向に取り付けられている。ドロドロした有機物の出口と液体出口は廃棄物分離器の対向する側部にあり、したがって、カッターの推進力がドロドロした有機物をドロドロした有機物の出口へ押し出すが、液体を液体出口に導く力はないため、液体と固体の分離は全く満足できないものになる。したがって、これは非常に効率の悪いシステムである。周囲からシステムを封止するための対策がされていないため、臭気が放出されるおそれがある。乾燥には多くのエネルギーが必要であり、臭気も放出される。さらに、乾燥させた廃棄物を堆肥として使用するためには、水分を補給しなければならない。
【0004】
特許文献3はゴミ処理装置を開示している。前記ゴミ処理装置は、流し台の排水口及び連結部材から投入されたゴミを細断する細断装置と、該細断装置によって細断された前記ゴミを横方向に搬送する横搬送装置と、該横搬送装置を介して搬送された前記の細断されたゴミが導入され、前記の細断されたゴミを上方向に搬送しながら脱水する脱水装置と、該脱水装置から排出された前記の細断されたゴミがシュートを介して供給され、回転しながら前記の細断されたゴミを乾燥させる乾燥装置と、該乾燥装置の下に引き出し可能に配置されるゴミ受けと、を含む。前記乾燥装置によって乾燥及び減容された前記の細断されたゴミは、前記の回転する乾燥装置から落下して前記ゴミ受けに回収される乾燥は多くのP.2エネルギーを使用し、臭気も発生する。さらに、得られた乾燥ごみをコンポストとして利用するためには、水分を補給する必要がある。前記ゴミ処理装置は、排気ファンや取り外し可能な受け皿を含むため、閉じたシステムではなく、周囲から隔離する機構はないようだ。
【0005】
特許文献4は、流し台の排水管と回収容器に取り付けるための廃棄物分離器を開示している。前記廃棄物分離器は、近位端、遠位端、該近位端と遠位端との間の側壁、前記遠位端の固体廃棄物出口、及び前記側壁上の磁気フランジを含み、横方向ボアを画定し、モータ駆動式螺旋状羽根部材と、該モータ駆動式螺旋状羽根部材と横方向パイプ側壁の間の円筒形フィルタとを収容する、横方向パイプと、前記近位端の近傍に位置して、横穴に垂直で、前記横穴と流体連通している流し台排水入口と、前記横方向パイプの遠位端近傍に位置する常閉型電磁弁と、排水出口を含み、前記近位端の近傍で前記横穴と流体連通している内部を画定する下部容器、を含む。前記回収容器は所定の容積を有し、前記回収容器が前記廃棄物分離器に取り付けられているときは気体がユニット内に閉じ込められているが、前記回収容器が前記廃棄物分離器から取り外されるか、流し台プラグが取り外されると気体が排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
米国特許9,694,362号公報
米国特許第8,464,970号公報
米国特許第7,954,739号公報
加国特許第3011856号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
安全で使いやすく、臭いの放出を緩和又は抑制する流し台下用廃棄物分離器が求められている。当該廃棄物分離器は小型で、より大きな容器を使用できれば望ましい。当該廃棄物分離器は、エネルギー効率の良いものであればさらに好ましい。当該廃棄物分離器は、可動部が少なければなお好ましい。当該廃棄物分離器は、不用意な水分の流出を低減又は排除するものであれば好ましい。当該廃棄物分離器は、マイクロプロセッサーによる制御が可能であることもまた望ましい。当該廃棄物分離器は、フラップバルブが閉じているときには閉鎖系であることが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本技術は、安全で使いやすく、臭いの放出を低減及び除去する流し台下用ゴミ分離器である。本技術は、小型で、エネルギー効率が良く、可動部品をほとんど有しない。本技術は、偶発的な水分の流出を低減又は排除することができる。本技術は、マイクロプロセッサーで制御される。当該廃棄物分離器は、より大きな容器を使用することを可能にする。当該廃棄物分離器は、フラップバルブが閉じているときは閉鎖系である。前記システムは、固形廃棄物を分割せず、また固形廃棄物を乾燥させないので、前記システムが必要とする電力は低い。
【0009】
一の実施形態では、流し台の下で使用するための廃棄物分離器及び回収器システムが提供される。当該廃棄物分離器は、近位端、遠位端、該近位端と遠位端との間の側壁、前記遠位端に位置する固体廃棄物出口、及び前記側壁上のフランジを含み、横方向ボアを画定する横方向パイプと、前記横方向ボアに収容されるモータ駆動非切断螺旋状羽根部材と、該モータ駆動非切断螺旋状羽根部材の周囲に位置する円筒形フィルタと、該円筒形フィルタの下方に位置して排水口で終端する水回収部と、前記近位端の近傍に位置して、前記横方向ボアに対して垂直であり、前記横方向ボアと流体連通している流し台廃水入口と、前記遠位端の近傍で横方向パイプに蝶番で取り付けられている常時閉フラップ弁と、該常閉フラップ弁用のヒンジアクチュエータと、前記ヒンジアクチュエータと電子通信するマイクロプロセッサを備える。前記回収部は、内部を画定する伸縮式容器を含む。前記伸縮式容器は、壁、上部、壁上のプッシュピン、及び壁内の廃棄物開口部を含む内側部材と、壁、底部、及び前記プッシュピンを解放可能に係合するための壁の複数の垂直配置開口部を含む外部部材と、前記内側部材と外側部材の両方の前部に摺動可能に係合する引出しを備える。少なくとも前記横方向パイプの前記遠位端は、前記フランジが前記回収部の背面と隣接して、前記横方向パイプを前記背面に開放可能に封止するように前記内部へ入り込むように延在する。
【0010】
当該システムにおいて、当該廃棄物分離器はさらに、前記横方向ボアの前記近位端に近接して、前記マイクロプロセッサと電子通信する圧力センサを前記水回収部内に含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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