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公開番号
2025108126
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024001831
出願日
2024-01-10
発明の名称
スポンジ、定着ローラー、定着装置および画像形成装置
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
F16C
13/00 20060101AFI20250715BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】高温下で圧縮されたときの圧縮永久歪みが小さく、定着ローラーに用いたときにトナー画像の定着性を十分に高めることができるスポンジ、当該スポンジを含む定着ローラー、定着装置、および画像形成装置を提供すること。
【解決手段】空隙率が45%以上60%以下であるスポンジであって、JIS K 7181に準拠して、180℃で圧縮率が30%になるように圧縮したときに測定されるヤング率が35kPa以上80kPa以下である、スポンジ。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
空隙率が45%以上60%以下であるスポンジであって、
JIS K 7181(2011)の測定法において、180℃で圧縮率が30%になるように圧縮した条件で測定されるヤング率が35kPa以上80kPa以下である、
スポンジ。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
上記ヤング率が40kPa以上70kPa以下である、請求項1に記載のスポンジ。
【請求項3】
径が4μm以下である空隙の含有量は、前記スポンジに含まれる空隙の全体積に対して、5体積%以上20体積%以下であり、
径が4μm超60μm未満である空隙の含有量は、前記全体積に対して80体積%以上95体積%以下である、
請求項1に記載のスポンジ。
【請求項4】
径が4μm以下である空隙の含有量は、前記スポンジに含まれる空隙の全体積に対して、10体積%以上15体積%以下であり、
径が4μm超60μm未満である空隙の含有量は、前記全体積に対して85体積%以上90体積%以下である、
請求項1に記載のスポンジ。
【請求項5】
前記スポンジの材料は、フッ素ゴムまたはシリコーンゴムである、請求項1に記載のスポンジ。
【請求項6】
前記フッ素ゴムまたは前記シリコーンゴムは、引張強度が5.0MPa以上である、請求項5に記載のスポンジ。
【請求項7】
厚みが2.0mm以上である、請求項1に記載のスポンジ。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載のスポンジを含む、定着ローラー。
【請求項9】
直径が50mm以上である、請求項8に記載の定着ローラー。
【請求項10】
請求項8に記載の定着ローラーを含む定着装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スポンジ、定着ローラー、定着装置および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ゴムなどの弾性体を発泡させることで、多数の空隙を形成して製造されるスポンジは、各種用途に使用され得ることが知られている。
【0003】
たとえば、特許文献1には、エチレン・プロピレン・ジエンゴムを含有するゴム組成物を発泡させて得られる防振材であって、特定量の硫黄原子を含み、23℃におけるヤング率が6.0×10
5
Pa以下である、防振材が開示されている。
【0004】
また、例えば、特許文献2には、円筒状の弾性発泡体を含み、かつヤング率が150kPa以下である弾性層を含む導電性ロールが開示されている。特許文献2では、当該導電性ロールは、画像形成装置内の転写装置に用いられ得るとされている。
【0005】
また、例えば、特許文献3には、芯金と、芯金の周囲に一体化され、水硬化性組成物からなる成形体であるローラー部と、を含む断熱ローラーが開示されている。特許文献3では、上記水硬化性組成物の硬化物は、多孔質であり得るとされており、当該断熱ローラーは、画像形成装置内の定着ローラーなどに用いられ得るとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2014-181295号公報
特開2023-010026号公報
特開2004-011703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、スポンジが使用されたパッキンなどは応力緩和が必要のため、スポンジは、高温下で圧縮された後に元の形状に戻りやすい性質を有する(圧縮永久歪みが小さい)ことが望ましい。
【0008】
また、スポンジは、熱容量が低いため、省エネルギー化の観点から、特許文献3に記載のように、スポンジを、トナーの定着装置用の定着ローラーに用いることがある。このとき、スポンジを含む定着ローラーを用いて、定着性が十分に高まった画像を形成することが望ましい。
【0009】
本発明の目的は、高温下で圧縮されたときの圧縮永久歪みが小さく、定着ローラーに用いたときにトナー画像の定着性を十分に高めることができるスポンジ、当該スポンジを含む定着ローラー、定着装置、および画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するための本発明の一態様は、下記[1]~[7]のスポンジに関する。
[1]空隙率が45%以上60%以下であるスポンジであって、
JIS K 7181(2011)の測定法において、180℃で圧縮率が30%になるように圧縮した条件で測定されるヤング率が35kPa以上80kPa以下である、
スポンジ。
[2]上記ヤング率が40kPa以上70kPa以下である、[1]に記載のスポンジ。
[3]径が4μm以下である空隙の含有量は、前記スポンジに含まれる空隙の全体積に対して、5体積%以上20体積%以下であり、
径が4μm超60μm未満である空隙の含有量は、前記全体積に対して80体積%以上95体積%以下である、
[1]または[2]に記載のスポンジ。
[4]径が4μm以下である空隙の含有量は、前記スポンジに含まれる空隙の全体積に対して、10体積%以上15体積%以下であり、
径が4μm超60μm未満である空隙の含有量は、前記全体積に対して85体積%以上90体積%以下である、
[1]~[3]のいずれかに記載のスポンジ。
[5]前記スポンジの材料は、フッ素ゴムまたはシリコーンゴムである、[1]~[4]のいずれかに記載のスポンジ。
[6]前記フッ素ゴムまたは前記シリコーンゴムは、引張強度が5.0MPa以上である、[5]に記載のスポンジ。
[7]厚みが2.0mm以上である、[1]~[6]のいずれかに記載のスポンジ。
(【0011】以降は省略されています)
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