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公開番号2025108024
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024001604
出願日2024-01-10
発明の名称エレベータのカウンターウェイト、この構成方法及びエレベータ
出願人フジテック株式会社
代理人個人
主分類B66B 11/00 20060101AFI20250715BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】無駄なスペースを無くして積載量を増やすことができるエレベータのカウンターウェイト、この構成方法及びエレベータを提供する。
【解決手段】1対の縦枠50,50の間隔よりも短い全長を有し、各端部がフランジ50aに掛からないようにしてウェイト55の上に配置されるとともに、開放部50cの高さ位置まで又はこれよりも高い高さ位置まで積載される少なくとも1個のサブウェイト64と、サブウェイトの固定手段56が設けられる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
左右方向に間隔をあけて対向配置され、それぞれが上下方向に沿って1対のフランジを備え、少なくとも一方がフランジの上部側の箇所に開放部を備える1対の縦枠と、
1対の縦枠の間隔よりも長い全長を有し、各端部が1対のフランジ間に挿入されるようにして1対の縦枠間に配置されるとともに、開放部に到達しない高さ位置まで積載されるウェイトと、
1対の縦枠の間隔よりも短い全長を有し、各端部がフランジに掛からないようにしてウェイトの上に配置されるとともに、開放部の高さ位置まで又はこれよりも高い高さ位置まで積載されるサブウェイトと、
サブウェイトの固定手段とを備える
エレベータのカウンターウェイト。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
サブウェイトは、少なくとも2箇所に上下方向に貫通する孔を備え、
サブウェイトの固定手段は、
1対の縦枠の間隔よりも長い全長を有し、各端部が1対のフランジ間に挿入されるようにしてウェイトの上に配置されるとともに、ウェイトと一体的に固定され、この上にサブウェイトが配置されるベースと、
ベースから上方に突出し、サブウェイトの各孔に挿通される軸体と、
サブウェイトから突出する各軸体に取り付けられる固定具とを備える
請求項1に記載のエレベータのカウンターウェイト。
【請求項3】
ベースの固定手段は、各縦枠に取り付けられてベースに上方から当接するストッパである
請求項2に記載のエレベータのカウンターウェイト。
【請求項4】
請求項2又は請求項3に記載のカウンターウェイトの構成方法であって、
ウェイトを積載する工程、又は、一旦構成されたカウンターウェイトからウェイトの固定手段を取り外したものを用意する工程と、
各軸体を取り付ける前のベースをウェイトの上に配置する工程と、
固定手段を用いてベースをウェイトと一体的に固定する工程と、
サブウェイトの各孔とベースの軸体取付箇所とが一致するようにしてサブウェイトをベースの上に配置する工程と、
各軸体をサブウェイトの各孔に挿通してベースに取り付ける工程と、
固定具をサブウェイトから突出する各軸体に取り付ける工程とを備える
エレベータのカウンターウェイトの構成方法。
【請求項5】
請求項2又は請求項3に記載のカウンターウェイトの構成方法であって、
ウェイトを積載する工程、又は、一旦構成されたカウンターウェイトからウェイトの固定手段を取り外したものを用意する工程と、
各軸体を取り付けたベースをウェイトの上に配置する工程と、
固定手段を用いてベースをウェイトと一体的に固定する工程と、
サブウェイトを各孔に各軸体を挿通しつつベースの上に配置する工程と、
固定具をサブウェイトから突出する各軸体に取り付ける工程とを備える
エレベータのカウンターウェイトの構成方法。
【請求項6】
昇降路内を昇降するかごと、
主ロープを介してかごと接続され、かごの昇降と連動して昇降路内を昇降するカウンターウェイトであって、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のカウンターウェイトとを備える
エレベータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベータのカウンターウェイト、この構成方法及びエレベータに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
この種のカウンターウェイトとして、1対の縦枠と、ウェイトとを備え、1対の縦枠は、左右方向に間隔をあけて対向配置され、各縦枠は、上下方向に沿って1対のフランジを備え、ウェイトは、1対の縦枠の間隔よりも長い全長を有し、各端部が1対のフランジ間に挿入されるようにして1対の縦枠間に配置、積載される構造が一般的である。
【0003】
ウェイトは、順次、水平に対して斜めにして1対の縦枠間に挿入され、水平に戻しつつ下ろして積載される。しかし、この構成方法によれば、1対の縦枠間にウェイトを水平に対して斜めにして挿入するスペースが必要となり、このスペースが確保できるところまでしかウェイトを積載することができない。
【0004】
そこで、フランジの上部側の箇所に開放部(切り欠き)を設ける構造が提案されている(特許文献1の図7)。この場合、途中までは、上記構成方法と同じでもよいが、終盤では、ウェイトは、各端部が開放部を通過するようにして水平のまま1対の縦枠間に挿入され、そのまま下ろして積載される。この構成方法によれば、カウンターウェイトの全高を延ばすことなく、積載量を増やすことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-348176号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、この構造であっても、ウェイトの脱落防止の観点から、ウェイトは、開放部に到達しない高さ位置まで積載され、開放部の高さ位置まで又はこれよりも高い高さ位置まで積載されることはない。このため、開放部の高さ位置におけるウェイトの上方空間は、無駄なスペースとなる。
【0007】
そこで、本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、無駄なスペースを無くして積載量を増やすことができるエレベータのカウンターウェイト、この構成方法及びエレベータを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るエレベータのカウンターウェイトは、
左右方向に間隔をあけて対向配置され、それぞれが上下方向に沿って1対のフランジを備え、少なくとも一方がフランジの上部側の箇所に開放部を備える1対の縦枠と、
1対の縦枠の間隔よりも長い全長を有し、各端部が1対のフランジ間に挿入されるようにして1対の縦枠間に配置されるとともに、開放部に到達しない高さ位置まで積載されるウェイトと、
1対の縦枠の間隔よりも短い全長を有し、各端部がフランジに掛からないようにしてウェイトの上に配置されるとともに、開放部の高さ位置まで又はこれよりも高い高さ位置まで積載されるサブウェイトと、
サブウェイトの固定手段とを備える
エレベータのカウンターウェイトである。
【0009】
また、本発明に係るエレベータのカウンターウェイトの一態様として、
サブウェイトは、少なくとも2箇所に上下方向に貫通する孔を備え、
サブウェイトの固定手段は、
1対の縦枠の間隔よりも長い全長を有し、各端部が1対のフランジ間に挿入されるようにしてウェイトの上に配置されるとともに、ウェイトと一体的に固定され、この上にサブウェイトが配置されるベースと、
ベースから上方に突出し、サブウェイトの各孔に挿通される軸体と、
サブウェイトから突出する各軸体に取り付けられる固定具とを備える
との構成を採用することができる。
【0010】
また、本発明に係るエレベータのカウンターウェイトの一態様として、
ベースの固定手段は、各縦枠に取り付けられてベースに上方から当接するストッパである
との構成を採用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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