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公開番号
2025128944
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025993
出願日
2024-02-22
発明の名称
デマケーションコム、当該デマケーションコムを有するエスカレータ用踏段、および当該踏段を備えたエスカレータ
出願人
フジテック株式会社
,
有限会社クズハラゴム
代理人
個人
,
個人
主分類
B66B
23/12 20060101AFI20250827BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】滑落する荷物等が摺接する部分がゴム材料で形成されていながら、くし板に衝突することによる故障を可能な限り防止することができるデマケーションコムを提供する。
【解決手段】エスカレータを構成する踏段の本体において、前記踏段の幅方向と平行に設けられた帯状の桟が複数条立設されてなる踏面を有する踏板とライザーとが成す角部に形成された切欠き部に設けられるデマケーションコム100を、前記桟各々の一端部にそれぞれ設けられた櫛歯部110、120を複数有し、櫛歯部110、120の各々が、板状をした芯材部320、330と、芯材部320、330の側面と上面を覆う、ゴム材料からなる被覆部420、430とを含み、複数の櫛歯部110、120および前記複数条の桟を含んで、前記踏段のクリートを構成することとした。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
エスカレータを構成する踏段の本体において、前記踏段の幅方向と平行に設けられた帯状の桟が複数条立設されてなる踏面を有する踏板とライザーとが成す角部に形成された切欠き部に設けられるデマケーションコムであって、
前記桟各々の一端部にそれぞれ設けられた櫛歯部を複数有し、
前記櫛歯部の各々が、
板状をした芯材部と、
前記芯材部の側面と上面を覆う、ゴム材料からなる被覆部と、
を含み、
前記複数の櫛歯部および前記複数条の桟を含んで、前記踏段のクリートが構成されることを特徴とするデマケーションコム。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記本体に固定されるベース部を有し、
前記芯材部の各々は、前記ベース部から上方へ突き出た衝立状部と、前記衝立状部から前記桟とは反対側へ前記ベース部と隙間を空けて突出した突出部とを含み、
前記被覆部は、前記側面と前記上面を覆う部分と一体となって、前記突出部の先端部および前記隙間に面する下端面まで覆うことを特徴とする請求項1に記載のデマケーションコム。
【請求項3】
前記芯材部と前記ベース部は、異なる材質で形成されていることを特徴とする請求項2に記載のデマケーションコム。
【請求項4】
前記芯材部と前記ベース部とが一体的に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のデマケーションコム。
【請求項5】
略長方形をした踏板とライザーとを含む本体を有する、エスカレータを構成する踏段であって、
前記本体において踏板とライザーとが成す角部に、前記踏板の全長に渡って切欠き部が形成されており、
前記切欠き部に請求項1~4のいずれか1項に記載のデマケーションコムが設けられていることを特徴とするエスカレータ用踏段。
【請求項6】
無端状に連結されて循環走行する複数の踏段を有するエスカレータであって、
前記複数の踏段の各々に請求項5に記載のエスカレータ用踏段を用いたことを特徴とするエスカレータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、デマケーションコム、当該デマケーションコムを有するエスカレータ用踏段、および当該踏段を備えたエスカレータに関し、特に、荷物等の滑落から乗客を保護する技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
スーツケース等の荷物を伴ったエスカレータの乗客が、不意に前記荷物を落下させてしまう場合がある。この場合、階段状に連続する踏段上を荷物が滑り落ちて(滑落して)次第に速度を増し、下方にいる乗客に勢いよく衝突してしまうことがある。
【0003】
この事態に対処するため、特許文献1では、踏段において踏板とライザーとが成す角部に設けたデマケーションコム24の表面に踏板の踏面よりも摩擦係数の大きい微細な凹凸31(特許文献1の図4A、図4B)を設けている。これによれば、滑落する荷物が凹凸31に摺接し、摩擦抵抗により荷物の滑落速度が抑制される旨記載されている(特許文献1の段落[0033])。凹凸31の具体例としては、樹脂に混ぜられたガラス繊維、または塗料に混ぜられた珪砂が挙げられている(特許文献1の段落[0032])。
【0004】
しかしながら、例えば、珪砂に摺接した荷物には擦り傷が付くおそれがある。そのため、デマケーションコム自体をゴム材料で形成することが考えられる。一般的に、ゴム材料は、他の素材との摩擦係数が比較的大きく、滑落する荷物に摩擦抵抗を与えることができる上、軟質であるため荷物に損傷を与え難いからである。
【0005】
荷物の滑落速度の抑制を目的としたものではないが、特許文献2、特許文献3には、ゴム材料で形成したデマケーションコムが開示されている(特許文献2のデマケーションコム5(図2、図3)、特許文献3のデマケーションコム5,6(第1図))。以下、特許文献2、特許文献3に記載されたデマケーションコムを「従来のデマケーションコム」と称する。
【0006】
踏板の踏面には、踏板の幅方向に長い帯状をした桟が、踏板の長さ方向に列設されている。従来のデマケーションコムは、前記桟各々の一端部にそれぞれ設けられた、文字通りの櫛歯部(特許文献2の櫛歯部11,12(図2)、特許文献3の櫛歯部6)を有していて、
前記複数の桟とその各々に対応して設けられた櫛歯部とで、踏段のクリートが構成されている。
【0007】
上記構成を有する従来のデマケーションコムによれば、滑落する荷物はゴム材料で形成されたデマケーションコムの櫛歯部に摺接するため、摩擦抵抗により荷物の滑落速度が抑制されることとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2020-1854号公報
特許第5963333号公報
実開平4-77582号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、デマケーションコムは、通常の使用時において、頻繁に乗客に踏まれる。従来のデマケーションコムは、踏まれると櫛歯部が、踏段の長さ方向に倒れて、復元しないまま(倒れたまま)降り口側に設けられたくし板に突入し、当該くし板の歯と衝突して故障の原因となるおそれがあることが判明した。
【0010】
本発明は、滑落する荷物等が摺接する部分がゴム材料で形成されていながら、上述した故障を可能な限り防止することができるデマケーションコムを提供することを第1の目的とする。
(【0011】以降は省略されています)
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