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公開番号2025107992
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2025003808
出願日2025-01-09
発明の名称生コンクリート運搬車両及び生コンクリート運搬システム
出願人ホーソー・テクノロジー株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B28C 5/42 20060101AFI20250714BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約【課題】限られた人手で、より効率よく生コンクリートの運搬を行うことかできる、生コンクリート運搬車両及び生コンクリート運搬システムを提供する。
【解決手段】生コンクリート運搬車両1は、前部の牽引車両2と、後部の生コンクリートの収容ドラム32を有する運搬装置3とを着脱自在に分離することができる。コンクリートミキシングプラントで生成された生コンクリートをドラムに充填した運搬装置3fに牽引車両2を連結して、打設現場1へ輸送する。打設現場1で、運搬装置3fから牽引車両2を切り離し、運搬装置3fが打設作業を行っている間に、牽引車両2は単独でコンクリートミキシングプラントに戻り、2台目の運搬装置3fを連結して打設現場1へ生コンクリートを輸送する。打設現場1では、空となった1台目の運搬装置3eを牽引車両2が連結して、コンクリートミキシングプラントに戻る。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
生コンクリートを収容する収容ドラムを搭載する本体と、
前記本体を下側に転動可能に支持された車輪と、
前記収容ドラムを回転駆動させる駆動力を出力する駆動装置と、
前記駆動装置の駆動出力の調整を操作する操作部とを有する運搬装置と、
前記運搬装置に着脱自在に接続され、前記運搬装置を牽引する牽引車両とを有する生コンクリート運搬車両。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記運搬装置は、前記駆動装置から駆動が伝達される駆動輪と、
前記駆動装置の駆動力を前記駆動輪へ分配する駆動力分配部とを有し、
前記駆動輪は、前記牽引車両が前記運搬装置に接続されている状態では、接地面に駆動力を伝達しない請求項1に記載の生コンクリート運搬車両。
【請求項3】
生コンクリートを収容する収容ドラムを搭載する複数の運搬装置と、
前記運搬装置に着脱自在にそれぞれ接続され、前記運搬装置を牽引する牽引車両と、
前記運搬装置及び前記牽引車両の運行を、生コンリート打設現場の生コンクリート打設総量に基づいて管理する運搬管理装置とを備え、
前記運搬管理装置は、
外気温を取得する外気温取得手段と、
前記取得された外気温に基づいて打設時間を設定する打設時間設定手段と、
基地から打設現場までの移動時間を算出する移動時間算出手段と、
前記移動時間算出手段で算出された移動時間と前記打設時間設定手段によって設定された打設時間とに基づいて、1つの運搬装置で運搬する生コンクリート量を算出する生コンクリート打設量算出手段と、
前記生コンリート打設量算出手段で算出された運搬する生コンクリート量に基づいて、1つの運搬装置による打設作業時間を算出する打設作業時間算出手段と、
前記移動時間算出手段で算出された移動時願と、前記打設作業時間算出手段で算出された打設時間に基づいて前記運搬装置の打設作業が終了する打設終了時刻を算出する打設終了時刻算出手段と、
前記打設終了時刻算出手段で算出された打設終了時刻に打設現場に到着するように、次の生コンクリートの生成開始時刻を算出する生成開始時刻算出手段とを有する生コンクリート運搬システム。
【請求項4】
前記運搬管理装置は、
生コンクリートの打設現場で、牽引搬送してきた前記運搬装置の連結を解除された前記牽引車両の移動先を選定する移動先選定部を有する請求項3に記載の生コンクリート運搬システム。
【請求項5】
前記運搬管理装置は、
生コンクリート打設現場の位置情報を記憶する位置情報記憶部を更に備え、
前記移動先選定部は、前記位置情報記憶部に記憶された位置情報に基づいて、前記牽引車両の移動先を選定する、
請求項4に記載の生コンクリート運搬システム。
【請求項6】
前記運搬管理装置は、
前記移動先選定部で選定された移動先の移動先情報を前記牽引車両に供給する移動先情報送信部とを更に備え、
前記牽引車両は、前記運搬管理装置からの移動先情報の供給を受ける移動先情報受信部と、
前記移動先情報受信部で受信した移動先情報を出力する出力部を更に備える、
請求項5に記載の生コンクリート運搬システム。
【請求項7】
前記運搬装置は、
収容している生コンクリート量を検出する重量センサと、
前記重量センサで検出した重量情報を前記運搬管理装置に供給する重量情報送信部を更に備え、
前記運搬管理装置は、
前記運搬装置からの重量情報の供給を受ける重量情報受信部と、
前記重量情報受信部で受信した重量情報に基づき、前記運搬装置の収容ドラムに残っている生コンクリート残量を算出する生コンクリート量算出部とを更に備える、
請求項3に記載の生コンクリート運搬システム。
【請求項8】
前記運搬管理装置は、
前記順番設定部が設定した運搬の順番において、2番目以降の運搬装置の収容ドラムに収容する生コンクリートの生成開始時刻を、
生コンクリート量算出部で算出した、直前の運搬装置の生コンクリートの残量に基づいて算出する生成時刻算出部を備えた、
請求項7に記載の生コンクリート運搬システム。
【請求項9】
前記運搬装置は、
前記収容ドラム内から生コンクリートを、所望の向きに排出するための排出路と、
前記排出路の向きを調整するする排出方向調整部と、
前記排出路の向きを映し出すカメラと、
前記排出方向調整部を操作する操作情報を受信し、前記カメラの映像情報を前記運搬管理装置へ送信する通信部とを更に備え、
前記運搬管理装置は、
前記排出路の向きを操作するための操作情報が入力される操作部と、
前記操作部で入力された操作情報を前記運搬装置へ送信し、前記カメラの映像情報を前記運搬装置から受信する管理側通信部とを更に備える、
請求項3に記載の生コンクリート運搬システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、生コンクリート運搬車両及び生コンクリート運搬システムに関し、詳しくは、牽引車両と生コンクリートを載せる運搬装置とを分離できる生コンクリート運搬車両とその運搬車両を用いた生コンクリート運搬システムに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
建築現場などの生コンクリートの打設現場では、生コンクリートプラントから運ばれてくる生コンクリートが打設される。このような生コンクリートは、施工現場から必要な量の生コンクリートの注文がなされ、生コンクリートが打設される日時に合わせて、生コンクリートが生成され、打設現場に搬送される。
【0003】
生コンクリートは、生コンクリートプラントで生成されてから、打設が完了するまでの時間に制約があり、所定の時間内に打設を完了させる必要がある。このため、下記特許文献に開示されているように、打設開始時刻に合わせて生コンクリートの生成開始時刻を決定するなど生コンクリートの出荷計画システムなどが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-13001
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このようなシステムにおいても、生コンクリートの打設現場では、複数のアジテーター車が並んで待機し、打設する順番を待つ、といった光景が見られた。また、待機している車両は、それぞれ運転手が乗っており、打設時には、運転手がドラムからの生コンクリートの排出操作等を行っていた。
【0006】
ところで、2024年以降、運送業や建設業などに時間外労働の上限規制が適用され、残業時間が改正前より少なく制限される。特に、ドライバーは走行距離に応じて運行手当が支払われるため、車両の稼働時間が減り、走行距離が短くなると、その分賃金も減少することとなる。つまり、アジテーター車の運転手は、打設の順番待ちや生コンクリートの排出操作に時間を取られることなく、走行距離を稼ぐ必要があるといった問題が出てきた。
【0007】
また、運転手を雇用する側も、時間外労働の上限を超えて運転手を働かせると、罰金の対象となり、従来通りの仕事量を確保するには、より多くの運転手を雇う必要が生じ、人件費の増加が容易に予想されていた。
【0008】
この発明は、限られた人手で、より効率よく生コンクリートの運搬を行うことかできる、生コンクリート運搬車両及び生コンクリート運搬システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以上のような問題を解決する本発明の生コンクリート運搬車両の一態様は、
生コンクリートを収容する収容ドラムを搭載する本体と、
前記本体を下側に転動可能に支持された車輪と、
前記収容ドラムを回転駆動させる駆動力を出力する駆動装置と、
前記駆動装置の駆動出力の調整を操作する操作部とを有する運搬装置と、
前記運搬装置に着脱自在に接続され、前記運搬装置を牽引する牽引車両とを有することを特徴とする。
【0010】
本態様によれば、運搬装置と牽引車両とを切り離すことができるため、打設現場で運搬装置を切離し、牽引車両のみ他の場所へ移動させることができる。これにより牽引車両やその運転手を効率よく活用することができる。また、運搬装置には駆動装置が設けられているので、牽引車両が切り離された後も、収容ドラムの駆動を維持させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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