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公開番号2025107744
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024001135
出願日2024-01-09
発明の名称構造物の施工方法
出願人国立大学法人 名古屋工業大学
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E04B 1/32 20060101AFI20250714BHJP(建築物)
要約【課題】外皮部材の内側に発泡材が設けられた構造物の施工方法を具体的に提示する。
【解決手段】外皮部材の内側に発泡材が設けられた構造物の施工方法であって、外皮部材20に設けられた入口部分から送風機で空気により内部に加圧し、外皮部材20が7割から8割膨らむように維持すると共に、外皮部材20が設置面に対して動かないように保持する保持部材を外皮部材20の内側若しくは外側に配置し、外皮部材20が10割よりも所定量多く膨らむように追加送風を行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
外皮部材の内側に発泡材が設けられた構造物の施工方法であって、
前記外皮部材に設けられた入口部分から送風機で空気により内部に加圧し、前記外皮部材が7割から8割膨らむように維持すると共に、前記外皮部材が設置面に対して動かないように保持する保持部材を前記外皮部材の内側若しくは外側に配置する外皮保持工程と、
前記保持部材の配置が完了した後、前記外皮部材が10割よりも所定量多く膨らむように追加送風を行う追加送風工程と、を含む、構造物の施工方法。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記外皮保持工程は、
前記外皮部材が7割から8割膨らむように維持し、前記入口部分に設けられた第1固定点を前記保持部材によって前記設置面に固定する第1固定工程と、
前記外皮部材を外側に引っ張りながら、前記第1固定点と前記外皮部材の中心を繋ぐ線上にある反対側の第2固定点を前記保持部材によって前記設置面に固定する第2固定工程と、
前記第1固定点と前記第2固定点との間に位置する第3固定点と、前記第3固定点と前記外皮部材の中心を繋ぐ線上にある反対側の第4固定点を、前記外皮部材を外側に引っ張りながら前記保持部材によって前記設置面に固定する第3固定工程と、
その他すべての固定点を前記保持部材によって前記設置面に固定する第4固定工程と、を含む、請求項1に記載の構造物の施工方法。
【請求項3】
前記外皮保持工程は、
前記外皮部材の外周に沿った外皮保持部分を有する保持板を前記外皮部材の内部に配置し、前記保持板上に重しを乗せる内部保持工程を含む、請求項1に記載の構造物の施工方法。
【請求項4】
前記外皮保持工程に続いて、前記外皮部材の内側に前記発泡材の厚みを計測するための計測棒を設置する計測棒設置工程と、
前記計測棒が埋まるように前記発泡材となる発泡材料を前記外皮部材の内側に付着させる発泡材付着工程と、を含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の構造物の施工方法。
【請求項5】
前記発泡材付着工程を、水を循環させることで着用者の体感温度を低下させる水冷機能を有する作業服を着用した作業者が実行する、請求項4に記載の構造物の施工方法。
【請求項6】
前記発泡材付着工程の前に前記構造体の開口部に相当する位置に発泡材が形成されないようにし、
前記発泡材付着工程の後に、前記外皮部材を加工して前記構造物に開口部を設け、前記外皮部材を加工した部分に前記発泡材を設ける開口加工工程を含む、請求項4に記載の構造物の施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、構造物の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
内部空間を有する構造物は、テント、簡易住宅等の分野で広く使用されている。このような構造物には、屋外、及び屋内での使用に耐え得る一定の強度と耐久性が求められている。構造物の強度と耐久性を高める手法については各種の検討がされており、例えば、特許文献1には、薄膜体と気体混入素材を含む構造物が開示されている。この構造物は、強度と耐久性があり構造物の形態が安定であるとされている。特許文献1では、気体混入素材として発泡樹脂(発泡材)を使用し、薄膜体に当該発泡樹脂を吹き付けて薄膜体と気体混入素材を一体化させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-168606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、構造物を施工するにあたり薄膜体の内側から加圧気体により膨らませ、しかる後に気体混入素材を薄膜体の内側に吹き付けて固着しているが、より具体的な施工方法については開示されていない。
【0005】
本開示は、外皮部材の内側に発泡材が設けられた構造物の施工方法を具体的に提示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、外皮部材の内側に発泡材が設けられた構造物の施工方法であって、外皮部材に設けられた入口部分から送風機で空気により内部に加圧し、外皮部材が7割から8割膨らむように維持すると共に、外皮部材が設置面に対して動かないように保持する保持部材を外皮部材の内側若しくは外側に配置する外皮保持工程と、保持部材の配置が完了した後、外皮部材が10割よりも所定量多く膨らむように追加送風を行う追加送風工程と、を含む。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、外皮部材の内側に発泡材が設けられた構造物の施工方法を具体的に提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係る施工方法により形成される構造物の一例を示す外観図である。
図2は、本実施形態に係る施工方法を説明するための図である。
図3は、本実施形態に係る施工方法を説明するための図である。
図4は、本実施形態に係る施工方法を説明するための図である。
図5は、本実施形態に係る施工方法を説明するための図である。
図6は、本実施形態に係る施工方法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
【0010】
図1に、本実施形態に係る施工方法により形成される構造物の一例を示す。図1に示される構造物2は、円筒部22と、円錐部23とを備えている。円筒部22の上部に円錐部23が繋がっており、円筒部22と円錐部23とは一体的に設けられている。円筒部22には、入口31及び窓32が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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