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公開番号
2025106633
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-16
出願番号
2022083461
出願日
2022-05-21
発明の名称
粘着テープの貼付装置
出願人
個人
代理人
個人
主分類
B65H
35/07 20060101AFI20250709BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】 粘着テープを所定対象物の所定箇所に貼付する貼付装置であって、小型かつ高速貼付処理に対応できる貼付装置を提供する。
【解決手段】 ロール状の剥離ライナー付き粘着テープ200を回転可能に支持するロール体取付け部110と、剥離ライナー付き粘着テープ200が通過してゆく貼付転圧部130と、貼付転圧部130を通過した剥離ライナーをロール状に巻き取って回収する剥離ライナー回収部120と、ロール体取付け部110の回転と剥離ライナー回収部120の回転を連動させ、ロール体取付け部110の回転可能な方向と剥離ライナー回収部120の回転可能な方向を所定方向にのみ可能とするギア機構140を備えている。例えば、ロール体取付け部110の繰り出し回転方向と、剥離ライナー回収部120の巻き取り回転方向を互いに逆方向とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
剥離ライナー付き粘着テープの粘着テープを前記剥離ライナーから剥離しつつ貼付対象物の所定箇所に転着させ貼付する貼付装置であって、
ロール状の前記剥離ライナー付き粘着テープを回転可能に支持するロール体取付け部と、前記ロール体取付け部から繰り出された前記剥離ライナー付き粘着テープが通過してゆく貼付転圧部と、前記貼付転圧部を通過した前記剥離ライナーをロール状に巻き取って回収する剥離ライナー回収部と、前記貼付転圧部を支持する支持機構と、
前記ロール体取付け部の回転と前記剥離ライナー回収部の回転を連動させ、前記ロール体取付け部の回転可能な方向と前記剥離ライナー回収部の回転可能な方向を所定方向にのみ可能とするギア機構を備えたことを特徴とする貼付装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記ロール体取付け部が、ベースとなる繰り出し回転円板部と、前記繰り出し回転円板部に立設されたロール体回転軸と、前記ロール体回転軸の周囲にロール状の剥離ライナー付き粘着テープを回転可能に支持するロール体ホルダーを備え、
前記剥離ライナー回収部が、ベースとなる巻き取り回転円板部と、前記巻き取り回転円板部に立設された剥離ライナー回転軸と、前記剥離ライナー回転軸の周囲にロール状の剥離ライナーを回転可能に支持する剥離ライナーホルダーを備え、
前記ギア機構が、前記ロール体取付け部の前記繰り出し回転円板部の側面ギアと、前記剥離ライナー回収部の前記巻き取り回転円板部の側面ギアが当接して噛み合っている構造を備えたことを特徴とする請求項1に記載の貼付装置。
【請求項3】
前記ロール体取付け部から前記貼付転圧部に対して繰り出される前記剥離ライナー付き粘着テープの軌跡と、前記貼付転圧部から前記剥離ライナー回収部へ巻き取られる前記剥離ライナーの軌跡が、前記貼付転圧部を頂点として鋭角であり、
前記ロール体取付け部の前記繰り出し回転円板部の繰り出し位置が、前記剥離ライナー回収部と対向する位置であり、
前記剥離ライナー回収部の前記巻き取り回転円板部の巻き取り位置が、前記ロール体取付け部と対向しない位置であることを特徴とする請求項2に記載の貼付装置。
【請求項4】
前記ロール体取付け部の前記繰り出し回転円板部の繰り出し回転方向と、前記剥離ライナー回収部の前記巻き取り回転円板部の巻き取り回転方向が、互いに逆方向であることを特徴とする請求項3に記載の貼付装置。
【請求項5】
前記ロール体取付け部に取り付けた未使用状態で最大径のロール状の剥離ライナー付き粘着テープにおいて、前記剥離ライナー付き粘着テープの軌跡と、前記剥離ライナーの軌跡が、当接することなく平行、または、前記貼付転圧部を頂点とした30度以下の鋭角であることを特徴とする請求項4に記載の貼付装置。
【請求項6】
前記貼付転圧部が前記支持機構による不回転に支持された不回転体を備え、前記剥離ライナー付き粘着テープが通過してゆく面が滑らかな曲面であるものか、
または、前記貼付転圧部が前記支持機構による回転可能に支持された回転体を備えたものであることを特徴とする請求項1に記載の貼付装置。
【請求項7】
前記ロール体取付け部と前記剥離ライナー回収部を1セットとし、前記ロール体回転軸および前記剥離ライナー回転軸の各々の軸方向に前記ロール体取付け部と前記剥離ライナー回収部の前記セットが複数セット設けられた構成であり、前記粘着テープを前記複数セット本数分同時に貼付することができることを特徴とする請求項1に記載の貼付装置。
【請求項8】
前記ロール体取付け部と前記貼付転圧部と前記剥離ライナー回収部を1セットとし、前記ロール体回転軸および前記剥離ライナー回転軸の各々の軸方向に前記ロール体取付け部と前記貼付転圧部と前記剥離ライナー回収部の前記セットが複数セット設けられた構成であり、前記粘着テープを前記複数セット本数分同時に貼付することができることを特徴とする請求項1に記載の貼付装置。
【請求項9】
前記貼付転圧部が前記貼付対象物に対するサスペンション運動機構を備えたものであることを特徴とする請求項1に記載の貼付装置。
【請求項10】
前記貼付転圧部が前記貼付対象物に対するサスペンション運動機構を備えたものであり、複数ある前記貼付転圧部の前記サスペンション運動機構が相互に独立したものであることを特徴とする請求項8に記載の貼付装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着テープの貼付装置に関する。粘着テープには、貼付面となる片面のみに粘着性素材が塗布されている片面粘着テープや、貼付面のみならず表面裏面ともに粘着性素材が塗布されている両面テープがありうる。
さらに、粘着テープには、剥離ライナーの上に、基材とその片面または両面に設けられた粘着層が帯状に一体になって切れ目なく連続した連続した「連続テープ」もあり得るし、さらに、片面テープおよび両面テープが適宜カットされた不連続状態となっており、貼付使用前は剥離ライナー上に連続して支持された状態となった「ハーフカット済片面テープ」や「ハーフカット済両面テープ」もあり得る。
本発明にかかる貼付装置は、貼付対象物に対して「連続テープ」または「ハーフカット済片面テープ」または「ハーフカット済両面テープ」を転着させて貼付する装置である。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
貼付が必要となる場面は様々あるが、接着剤を塗布して接着する方法と、基材に対して粘着性素材を片面または両面に含ませた粘着テープを用いて粘着テープで貼付する方法がある。
前者の場合は、接着剤の硬化過程が必要となる場合が多い。
後者の場合は、硬化過程は不要な場合が多く、ある貼付対象物に他の貼付対象を貼付する上では粘着テープを使用する方が有利な場合が多い。
【0003】
本発明は、貼付対象物の貼付箇所に粘着テープを貼付する貼付装置に関する発明である。
従来技術における一般の粘着テープは、基材層の片面や両面に粘着層が設けられたものであり、貼付使用前は剥離ライナーにより支持された状態でロール状に巻かれた状態となっている。剥離ライナーの片面や両面に剥離剤が塗布されたものであれば剥離ライナーは1層で良く、内側からロール状に順に巻いてゆけば良い。一般の市場ではそのようなロール状に巻かれた状態で提供されている。
粘着テープは、貼り合わせに必要な長さ分、粘着テープを繰り出して、貼付対象箇所に貼付して位置決めした後に、剥離ライナーを剥離して貼付対象物を貼付する。
【0004】
ここで、粘着テープの工業利用を考えた場合、粘着テープが「連続テープ」であり、長さ方向に連続一体となっている粘着テープであれば、切断工程と、剥離ライナーの剥離工程が必要となり、それを機械的に制御する。
【0005】
粘着テープが「ハーフカット済片面テープ」または「ハーフカット済両面テープ」であり、長さ方向に不連続に切断され、片面テープまたは両面テープが適宜カットされた不連続状態となっており、貼付使用前は剥離ライナー上に連続して支持された状態となったものであれば、切断工程は不要であり、剥離ライナーの剥離工程のみで良く、それを機械的に制御する。
【0006】
上記した連続テープの貼付装置は、従来技術において一般に良く知られているのでここでの説明は割愛する。
次に、従来技術において「ハーフカット済両面テープ」が知られている。例えば、特許文献1の特開2016-008262号公報が知られている。図16に示すように、ハーフカット済両面テープは、両面テープが適宜カットされた短冊状となっており、貼付使用前は表面が剥離紙より支持された状態となったものである。つまり、両面テープ部分がその幅方向に多数に切断して短冊状となっており、貼付使用前には剥離ライナー面に保持された両面テープである。ハーフカット済両面テープであれば、最初から適宜の長さの短冊状に切断済であるので、剥離ライナーから剥離紙しつつ貼付対象箇所または貼付対象物に直接貼りつければそのまま貼付でき、切断する必要がなくなるため、両面テープを用いた自動化には便利である。また、ハーフカット済両面テープであれば、貼付対象箇所または貼付対象物への両面テープの貼付け作業と同時に、剥離ライナーの剥離作業が行われるので、剥離ライナーの回収作業もやりやすい。
このような特性から、ハーフカット済両面テープは、特に工業用途に適しており、今後普及が期待される。
【0007】
特開2016-008262号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来技術における連続テープの貼付装置、従来技術におけるハーフカット済片面テープやハーフカット済両面テープの貼付装置は、所定対象物の所定箇所に貼付する貼付装置、特に、簡便な構造で扱いやすい小型の貼付装置が少ないことである。
【0009】
上記課題に鑑み、本発明は、連続テープまたはハーフカット済片面テープまたはハーフカット済両面テープを所定対象物の所定箇所に貼付する貼付装置であって、小型かつ高速貼付処理に対応できる貼付装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明は以下の構成を備える。なお、以下に記載の構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載され、或いはそれらの記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づいて認識されるものであることが理解されるべきである。
(【0011】以降は省略されています)
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