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公開番号
2025105206
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023223594
出願日
2023-12-28
発明の名称
製造方法および化粧料
出願人
株式会社コーセー
,
ミロット ラボラトリーズ シーオー., エルティーディー.
,
Milott Laboratories Co., Ltd.
,
ハオ イン マシーン エンタープライズ シーオー., エルティーディー.
,
HAO YING MACHINE ENTERPRISE CO., LTD.
代理人
個人
,
個人
主分類
A45D
40/16 20060101AFI20250703BHJP(手持品または旅行用品)
要約
【課題】複数の材料を備えるスティック状の化粧品の製造工程における混色の発生を抑制する。
【解決手段】本発明の製造方法は、第1材料および第2材料を備えるスティック状の化粧料の製造方法である。この製造方法は、中心領域と、中心領域の外周で隣接しかつ仮想中心線の周方向において互いに離間した複数の領域である隣接領域とに第1材料を充填するステップと、第2材料の吐出口が設けられた吐出体を周方向における隣接領域の間に移動させ、充填された第1材料の上端よりも低い位置に吐出口を配置するステップと、第1材料および吐出体の少なくとも一方を移動させ吐出体の吐出口を上端側に向かわせながら第2材料を充填するステップとを含む。
【選択図】図6―1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1材料および第2材料を備えるスティック状の化粧料の製造方法であって、
前記化粧料の仮想中心線に沿う領域である中心領域と、前記中心領域の外周で前記中心領域と隣接しかつ前記仮想中心線の周方向において互いに離間した複数の領域である隣接領域とに前記第1材料を充填するステップと、
前記第2材料の吐出口が設けられた吐出体を前記仮想中心線の周方向における前記隣接領域の間に配置し、充填された前記第1材料の上端よりも前記吐出口が低い位置にするステップと、
前記第1材料および前記吐出体の少なくとも一方を移動させ前記吐出体の前記吐出口を前記上端側に向かわせながら前記第2材料を充填するステップと、
を含む製造方法。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記仮想中心線の周方向に沿って前記隣接領域が少なくとも3つ以上形成される請求項1記載の製造方法。
【請求項3】
前記吐出体の外径が5mm以下である請求項1記載の製造方法。
【請求項4】
前記第1材料及び前記第2材料の充填温度が70℃乃至150℃である請求項1乃至3のいずれか1項記載の製造方法。
【請求項5】
前記吐出体は、外周を覆体によって覆われるとともに、前記覆体よりも下側に移動可能に設けられ、
前記覆体は70℃乃至200℃に加温され、
前記覆体から前記吐出体を前記覆体よりも下側に移動させ、前記位置に前記吐出口を配置する請求項1乃至3のいずれか1項記載の製造方法。
【請求項6】
前記化粧料の前記仮想中心線方向の最大長さが10mm乃至100mmであり、前記中心線と直交する方向の直交方向の最大長さが5mm乃至50mmである請求項1乃至3のいずれか1項記載の製造方法。
【請求項7】
前記化粧料の仮想中心線から前記第2材料までの距離が、前記化粧料の外径の0.5%~35%の長さである請求項1乃至3のいずれか1項記載の製造方法。
【請求項8】
前記第1材料および前記第2材料が、油ゲル化剤およびシリコーン油を含む請求項1乃至3のいずれか1項記載の製造方法。
【請求項9】
前記第2材料の充填温度は、前記第1材料の充填温度以下である請求項1乃至3のいずれか1項記載の製造方法。
【請求項10】
前記第1材料は、他の吐出体の他の吐出口から吐出され、
前記吐出体の長手方向と交差する方向における外寸法は、前記他の吐出体の長手方向と交差する方向における外寸法よりも小さい、請求項1乃至3のいずれか1項記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、製造方法および化粧料に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、互いに接する透明な外層部と着色した内層部を有するスティック状油性固形化粧料に関し、境界面が明瞭で、滑らかな使用感に優れ、審美性に優れるスティック状油性固形化粧料を提供する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-95452号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えば複数の材料を備えるスティック状の化粧料を製造する場合において、各材料を順に充填する工程を採用することがある。このような充填工程においては、既に充填した材料と新たに充填する材料とが混ざりあうことで混色が生じることがある。
【0005】
そこで、本発明は、複数の材料を備えるスティック状の化粧品の製造工程における混色の発生を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる目的のもと、本明細書に開示される技術は、第1材料および第2材料を備えるスティック状の化粧料の製造方法であって、前記化粧料の仮想中心線に沿う領域である中心領域と、前記中心領域の外周で前記中心領域と隣接しかつ前記仮想中心線の周方向において互いに離間した複数の領域である隣接領域とに前記第1材料を充填するステップと、前記第2材料の吐出口が設けられた吐出体を前記仮想中心線の周方向における前記隣接領域の間に配置し、充填された前記第1材料の上端よりも前記吐出口が低い位置にするステップと、前記第1材料および前記吐出体の少なくとも一方を移動させ前記吐出体の前記吐出口を前記上端側に向かわせながら前記第2材料を充填するステップと、を含む製造方法である。
また、前記仮想中心線の周方向に沿って前記隣接領域が少なくとも3つ以上形成されるとよい。
また、前記吐出体の外径が5mm以下であるとよい。
また、前記第1材料及び前記第2材料の充填温度が70℃乃至150℃であるとよい。
また、前記吐出体は、外周を覆体によって覆われるとともに、前記覆体よりも下側に移動可能に設けられ、前記覆体は70℃乃至200℃に加温され、前記覆体から前記吐出体を前記覆体よりも下側に移動させ、前記位置に前記吐出口を配置するとよい。
また、前記化粧料の前記仮想中心線方向の最大長さが10mm乃至100mmであり、前記中心線と直交する方向の直交方向の最大長さが5mm乃至50mmであるとよい。
また、前記化粧料の仮想中心線から前記第2材料までの距離が、前記化粧料の外径の0.5%~35%の長さであるとよい。
また、前記第1材料および前記第2材料が、油ゲル化剤およびシリコーン油を含むとよい。
また、前記第2材料の充填温度は、前記第1材料の充填温度以下であるとよい。
また、前記第1材料は、他の吐出体の他の吐出口から吐出され、前記吐出体の長手方向と交差する方向における外寸法は、前記他の吐出体の長手方向と交差する方向における外寸法よりも小さいとよい。
【0007】
さらに他の観点から捉えると、本明細書に開示される技術は、第1材料および第2材料を備えるスティック状の化粧料を有する化粧品の製造方法であって、前記化粧料の仮想中心線に沿う領域である中心領域と、前記中心領域の外周で前記中心領域と隣接しかつ前記仮想中心線の周方向において互いに離間した複数の領域である隣接領域とに前記第1材料を充填するステップと、前記第2材料の吐出口が設けられた吐出体を前記仮想中心線の周方向における前記隣接領域の間に配置し、充填された前記第1材料の上端よりも前記吐出口が低い位置にするステップと、前記第1材料および前記吐出体の少なくとも一方を移動させ前記吐出体の前記吐出口を前記上端側に向かわせながら前記第2材料を充填するステップと、前記第1材料および前記第2材料を備えるスティック状の化粧料を容器に挿入するステップと、を含む製造方法である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、複数の材料を備えるスティック状の化粧品の製造工程における混色の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施の形態において製造される化粧品の全体構成図である。
化粧料本体の概略構成図である。
第1化粧料および第2化粧料の詳細構成図である。
形成型の概略構成図である。
製造装置の概略構成図である。
化粧料本体の製造方法を説明する図である。
化粧料本体の製造方法を説明する図である。
第2化粧料物の充填工程を説明する図である。
第2ヒータの動作を説明する図である。
化粧料本体の変形例を示す図である。
枠体の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の他の実施の形態について説明する。
<化粧品1>
図1は、本実施の形態において製造される化粧品1の全体構成図である。
まず、図1を参照しながら、本実施の形態において製造される化粧品1の全体構成について説明をする。
(【0011】以降は省略されています)
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