TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025105157
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023223508
出願日
2023-12-28
発明の名称
シート収容体
出願人
ユニ・チャーム株式会社
代理人
弁理士法人小澤知的財産事務所
主分類
B65D
75/58 20060101AFI20250703BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】シートの取り出し時にシート収容体全体が浮き上がることを抑制し、シートを円滑に取り出し易いシート収容体を提供する。
【解決手段】シート収容体(1)は、複数のシートの集合体(40)を収容する収容空間、及び収容空間内に収容されたシートの取出口(23)を有する。集合体のシートの枚数が15枚以下の小枚数状態において、集合体を収容したシート収容体の重力は、シートを取出口から取り出す際の引張力よりも高い。他の態様のシート収容体は、複数のシートの集合体を収容する収容空間、及び収容空間内に収容されたシートの取出口を有する。シート収容体は、シート収容体が設置された設置面からシート収容体が浮き上がることを抑制する抑制手段を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のシートの集合体を収容する収容空間、及び前記収容空間内に収容された前記シートの取出口を有するシート収容体であって、
前記集合体の前記シートの枚数が15枚以下の小枚数状態において、前記集合体を収容した前記シート収容体の重力は、前記集合体の前記シートを前記取出口から取り出す際の引張力よりも高い、シート収容体。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記小枚数状態の前記引張力の平均値は、3.0N以下である、請求項1に記載のシート収容体。
【請求項3】
前記シート収容体は、包装体によって包装された前記集合体を収容するように構成されており、
前記取出口は、前記包装体に形成された包装開口の少なくとも一部と重なって配置され、
前記シートは、前記包装開口及び前記取出口を介して前記シート収容体から取り出されるように構成されており、
前記小枚数状態において、前記シート収容体に収容された前記集合体の前記シートを前記取出口から取り出す際の引張力は、前記シート収容体に収容されていない前記集合体の前記シートを前記包装開口から取り出す際の引張力よりも低い、請求項1又は請求項2に記載のシート収容体。
【請求項4】
複数のシートの集合体を収容する収容空間、及び前記収容空間内に収容された前記シートの取出口を有するシート収容体であって、
前記シート収容体は、前記シート収容体が設置された設置面から前記シート収容体が浮き上がることを抑制する抑制手段を有する、シート収容体。
【請求項5】
前記抑制手段は、前記設置面に対して前記シート収容体を着脱自在に接合する接合手段であり、
前記集合体の前記シートの枚数が15枚以下の小枚数状態において、前記接合手段と前記設置面が剥離する剥離強度は、前記シート収容体に収容された前記集合体の前記シートを前記取出口から取り出す際の引張力よりも高い、請求項4に記載のシート収容体。
【請求項6】
前記抑制手段は、前記設置面に対して前記シート収容体を着脱自在に係合させる係合手段であり、
前記集合体の前記シートの枚数が15枚以下の小枚数状態において、前記係合手段と前記設置面の係合が分離する分離強度は、前記シート収容体に収容された前記集合体の前記シートを前記取出口から取り出す際の引張力よりも高い、請求項4に記載のシート収容体。
【請求項7】
前記取出口の開口面積は、4.0cm
2
以上である、請求項1又は請求項4に記載のシート収容体。
【請求項8】
前記シート収容体は、前記取出口が設けられた取出面と、前記取出面に隣接し、前記集合体の側方を覆う収容側面と、を有し、
前記シート収容体は、前記取出口から取り出される前記シート同士の分離を誘導する分離誘導部を有し、
前記分離誘導部の剛性は、前記収容側面の剛性に対する0.9倍以上1.1以下である、請求項1又は請求項4に記載のシート収容体。
【請求項9】
前記シート収容体は、前記取出口が設けられた取出面と、前記取出面に隣接し、前記集合体の側方を覆う収容側面と、を有し、
前記シート収容体は、前記取出口から取り出される前記シート同士の分離を誘導する分離誘導部を有し、
前記分離誘導部と、前記取出面において前記分離誘導部の周囲に配置された周囲領域と、は、同一の材質によって構成されている、請求項1又は請求項4に記載のシート収容体。
【請求項10】
前記シート収容体は、前記取出口から取り出される前記シート同士の分離を誘導する分離誘導部を複数有し、
前記分離誘導部同士の最小間隔は、5mm以上である、請求項1又は請求項4に記載のシート収容体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェットティッシュ等のシートの集合体を収容するシート収容体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
シートの集合体を収容するシート収容体が提供されている(例えば、特許文献1参照)。シート収容体は、複数のシートの集合体を収容する収容空間、及び収容空間内に収容されたシートの取出口を有する。使用者は、シート収容体に予め集合体を収容しておき、使用時に取出口からシートを取り出す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-196517号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シートを使用する際は、取出口を介してシートを取り出すため、シートが取出口に引っかかったり、シート同士が円滑に分離しなかったりすると、シートの取り出し時にシート収容体全体が浮き上がってしまい、シートを円滑に取り出し難いことがあった。特に、シートの使用に伴って収容空間内のシートの残り枚数が少なくなると、シート収容体全体の重力が軽くなり、シートの取り出し時にシート収容体全体がより浮き上がり易く、シートを円滑に取り出し難いことがあった。
【0005】
本発明は、上述の問題に鑑みてなされてものであり、シートの取り出し時にシート収容体全体が浮き上がることを抑制し、シートを円滑に取り出し易いシート収容体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様に係るシート収容体は、複数のシートの集合体を収容する収容空間、及び前記収容空間内に収容された前記シートの取出口を有する。前記集合体の前記シートの枚数が15枚以下の小枚数状態において、前記集合体を収容した前記シート収容体の重力は、前記シートを前記取出口から取り出す際の引張力よりも高い。
【0007】
他態様に係るシート収容体は、複数のシートの集合体を収容する収容空間、及び前記収容空間内に収容された前記シートの取出口を有する。前記シート収容体は、前記シート収容体が設置された設置面から前記シート収容体が浮き上がることを抑制する抑制手段を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るシート収容体の分解斜視図である。
図2は、実施形態に係るシート収容体の正面図である。
図3は、図2に示すA-A線に沿った断面図である。
図4は、小枚数状態の引張力の測定方法を説明するための図である。
図5は、実施例1から実施例4に係るシート収容体の小枚数状態における重力と引張力を示した図である。
図6は、実施例1及び実施例4に係るシート収容体に収容された集合体の引張力と、実施例5に係る集合体の引張力と、を示した図である。
図7は、第2形態に係るシート収容体の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(1)実施形態の概要
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
態様1に係る発明は、複数のシートの集合体を収容する収容空間、及び前記収容空間内に収容された前記シートの取出口を有するシート収容体である。前記集合体の前記シートの枚数が15枚以下の小枚数状態において、前記集合体を収容した前記シート収容体の重力は、前記シートを前記取出口から取り出す際の引張力よりも高い。本態様によれば、該小枚数状態において、シート収容体の重力が、シートを前記取出口から取り出す際の引張力よりも高いため、シート収容体の重力によってシート収容体が浮き上がることを抑制し、シートを円滑に取り出すことができる。
【0010】
好ましい態様によれば、態様2に係る発明は、態様1に係る発明において、以下の特徴を有してよい。前記小枚数状態の前記引張力の平均値は、3.0N以下である。引張力が3.0N以下であって、比較的低いため、使用者が容易にシートを大きな力を掛けずにシートを引き出すことができる。大きな力を掛けずにシートを引き出すことができるため、シートを引き出す際に過度な力を掛けず、意図した方向に向けてシートを引っ張ることができ、引き出す際のシート収容体の浮き上がりをより抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
箱
9か月前
個人
ゴミ箱
9か月前
個人
収容箱
7日前
個人
包装体
9か月前
個人
コンベア
2か月前
個人
段ボール箱
3か月前
個人
段ボール箱
4か月前
個人
容器
6か月前
個人
ゴミ収集器
3か月前
個人
宅配システム
3か月前
個人
折り畳み水槽
9か月前
個人
パウチ補助具
9か月前
個人
土嚢運搬器具
5か月前
個人
楽ちんハンド
1か月前
個人
角筒状構造体
2か月前
個人
閉塞装置
6か月前
個人
お薬の締結装置
2か月前
個人
ダンボール宝箱
10か月前
個人
コード類収納具
5か月前
株式会社コロナ
梱包材
2か月前
株式会社和気
包装用箱
5か月前
個人
蓋閉止構造
22日前
個人
圧縮収納袋
10か月前
個人
蓋閉止構造
22日前
個人
把手付米袋
1か月前
個人
ゴミ処理機
6か月前
個人
貯蔵サイロ
3か月前
三甲株式会社
蓋体
6か月前
株式会社新弘
容器
9か月前
個人
コード折り畳み器具
1か月前
個人
粘着テープ切断装置
11か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
9か月前
個人
搬送システム
3か月前
三甲株式会社
容器
2か月前
三甲株式会社
容器
2か月前
個人
包装箱
6か月前
続きを見る
他の特許を見る