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公開番号
2025105115
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023223429
出願日
2023-12-28
発明の名称
品質管理システムおよび品質管理方法
出願人
パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
B65G
61/00 20060101AFI20250703BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】貨物のにおいに基づいて貨物の品質を管理する。
【解決手段】品質管理システムは、貨物が格納されたコンテナ内のにおいに基づいて貨物の品質を管理する品質管理システムであって、コンテナ内のにおいを測定してにおいデータを生成するにおいセンサを少なくとも含み、コンテナ内の状態を測定して測定データを生成する複数のセンサと、においデータに基づいて貨物の状態を分析する計算装置と、貨物の状態の分析結果に対応するアラームレベルに基づいて、貨物の状態を通知するアラーム動作を実行するか否かを判定し、アラーム動作を実行した場合に、測定データと測定データに対応する規定の閾値とに基づいて異常要因を分析し、アラームレベルと異常要因とに基づいて規定のアクションを実行する監視装置と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
貨物が格納されたコンテナ内のにおいに基づいて前記貨物の品質を管理する品質管理システムであって、
前記コンテナ内のにおいを測定してにおいデータを生成するにおいセンサを少なくとも含み、前記コンテナ内の状態を測定して測定データを生成する複数のセンサと、
前記においデータに基づいて前記貨物の状態を分析する計算装置と、
前記貨物の状態の分析結果に対応するアラームレベルに基づいて、前記貨物の状態を通知するアラーム動作を実行するか否かを判定し、前記アラーム動作を実行した場合に、前記測定データと前記測定データに対応する閾値とに基づいて異常要因を分析し、前記アラームレベルと前記異常要因とに基づいてアクションを実行する監視装置と、を備える、
品質管理システム。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記においセンサに空気を送り込むポンプを更に備え、
前記ポンプは、前記コンテナ内の空気と新鮮空気とを規定の時間間隔で交互に前記においセンサに送り、
前記においセンサは、前記貨物のにおいと前記新鮮空気のにおいとを前記規定の時間間隔で交互に測定する、
請求項1に記載の品質管理システム。
【請求項3】
前記監視装置は、第1貨物の第1輸送先への到着予定日時に基づいて、当該到着予定日時における前記第1貨物の状態を予測し、当該予測結果と前記貨物の輸送先毎に規定された前記貨物の状態の許容範囲とに基づいて、前記第1貨物の前記第1輸送先への輸送可否を判定する、
請求項1に記載の品質管理システム。
【請求項4】
前記監視装置は、前記第1貨物を前記第1輸送先へ輸送できないと判定した場合、前記第1貨物の輸送先の変更または再発注を実行する、
請求項3に記載の品質管理システム。
【請求項5】
前記監視装置は、前記第1貨物の輸送先を変更する場合、
前記輸送先の候補を第2輸送先として選定し、前記第1貨物を前記第2輸送先に輸送した場合の到着予定日時を予測し、
当該到着予定日時における前記第1貨物の状態を予測し、
当該予測結果と前記許容範囲とに基づいて、前記第1貨物を前記第2輸送先に輸送可能であると判定し、かつ、
前記第2輸送先に輸送予定の第2貨物を前記第1輸送先へ輸送した場合の到着予定日時を予測し、
当該到着予定日時における前記第2貨物の状態を予測し、
当該予測結果と前記許容範囲とに基づいて、前記第2貨物を前記第1輸送先に輸送可能であると判定した場合、
前記第1貨物の前記第1輸送先と前記第2貨物の前記第2輸送先とを入れ替える、
請求項4に記載の品質管理システム。
【請求項6】
前記監視装置は、前記輸送先の候補を複数箇所選定し、複数の前記候補それぞれに輸送予定の貨物を前記第1輸送先へ輸送した場合のそれぞれの到着予定日時を予測し、複数の前記候補のうち予測された到着予定日時が最も早い候補を、前記第1輸送先と入れ替える、
請求項4に記載の品質管理システム。
【請求項7】
前記第2貨物の品目および積載量は、前記第1貨物の品目および積載量とそれぞれ同一である、
請求項5に記載の品質管理システム。
【請求項8】
前記アクションは、前記貨物の輸送先の変更を含む、
請求項1に記載の品質管理システム。
【請求項9】
前記アクションは、前記貨物の再発注を含む、
請求項1に記載の品質管理システム。
【請求項10】
前記アクションは、前記異常要因の通知を含む、
請求項1に記載の品質管理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、品質管理システムおよび品質管理方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、輸送中の物品の品質トラブルの予防および対策のために、輸送中の物品の品質管理が求められている。例えば、特許文献1には、輸送途上にある物品が受けるストレスを把握して、ストレスを管理する輸送品質管理システムが開示されている。この輸送品質管理システムは、実梱包体で梱包されて輸送される物品が受けるストレスを検出するストレスセンサとストレスセンサが検出したデータを微弱電波で送信する送信部を有するセンサモジュールと、梱包体中の物品の一部又は全部をセンサモジュールで置き換えてなるダミー梱包体と、を備える。輸送品質管理システムは、更に、トラックに装置されて、センサモジュールから送信されたデータを受信する受信モジュールと、受信モジュールに接続されるともに、通信回線を介して輸送管理センタと接続される外部通信モジュールとを備える。そして、輸送品質管理システムは、輸送される物品に加わるストレスを輸送管理センタでモニタする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-94616号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、輸送中の貨物の品質管理のために、例えば貨物の温度を管理しながら輸送したり、貨物が荷崩れしないような梱包をして輸送したり、様々な対策が検討されている。しかし、輸送中の貨物の品質トラブルを完全に無くすことは困難である。輸送中の貨物に品質トラブルの恐れがあることが判明した場合、貨物の具体的な状態を確認するために、貨物を格納しているコンテナを開梱することが考えられる。しかしながら、輸送の途中でコンテナを開梱した場合、開梱したことが貨物の品質劣化の原因となり得る。また、コンテナを開梱して貨物の状態を確認することは、確認の対象となるコンテナの数が多く現実的ではない場合がある。
【0005】
本開示は、上述した従来の状況に鑑みて案出され、貨物のにおいに基づいて貨物の品質を管理することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、貨物が格納されたコンテナ内のにおいに基づいて前記貨物の品質を管理する品質管理システムであって、前記コンテナ内のにおいを測定してにおいデータを生成するにおいセンサを少なくとも含み、前記コンテナ内の状態を測定して測定データを生成する複数のセンサと、前記においデータに基づいて前記貨物の状態を分析する計算装置と、前記貨物の状態の分析結果に対応するアラームレベルに基づいて、前記貨物の状態を通知するアラーム動作を実行するか否かを判定し、前記アラーム動作を実行した場合に、前記測定データと前記測定データに対応する閾値とに基づいて異常要因を分析し、前記アラームレベルと前記異常要因とに基づいてアクションを実行する監視装置と、を備える、品質管理システム。品質管理システムを提供する。
【0007】
また、本開示は、貨物が格納されたコンテナ内のにおいに基づいて前記貨物の品質を管理する品質管理方法であって、前記コンテナ内のにおいを測定してにおいデータを生成し、前記コンテナ内の状態を測定して測定データを生成し、前記においデータに基づいて前記貨物の状態を分析し、前記貨物の状態の分析結果に対応するアラームレベルに基づいて、前記貨物の状態を通知するアラーム動作を実行するか否かを判定し、前記アラーム動作を実行した場合に、前記測定データと前記測定データに対応する閾値とに基づいて異常要因を分析し、前記アラームレベルと前記異常要因とに基づいてアクションを実行する、品質管理方法を提供する。
【0008】
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本開示の表現を方法、装置、システム、記憶媒体、コンピュータプログラム等の間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、貨物のにおいに基づいて貨物の品質を管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係る品質管理システムの構成例を示すブロック図
バナナの成熟に伴う色の変化を説明するための概略図
実施の形態1に係るにおいセンサに付着したにおいのクリーニングを説明するためのグラフ図
実施の形態1に係る計算装置の処理のフローチャート
実施の形態1に係るにおいデータの例を説明するための概略図
実施の形態1に係る計算装置によるにおいの分析結果の例を説明するためのテーブル図
実施の形態1に係るにおい分析電文の例を説明するための概略図
実施の形態1に係るバナナに対応するアラームレベル管理テーブルを説明するためのテーブル図
実施の形態1に係る貨物管理表を説明するためのテーブル図
実施の形態1に係る監視装置の処理のフローチャート
実施の形態1に係る監視装置の処理のフローチャート
実施の形態1に係るアラーム電文の例を説明するための概略図
実施の形態1に係る測定データの例を説明するためのテーブル図
実施の形態1に係るセンシングテーブルの例を説明するためのテーブル図
実施の形態1に係る監視装置の処理のフローチャート
実施の形態1に係る要因電文の例を説明するための概略図
実施の形態1に係る貨物輸送先管理テーブルの例を説明するためのテーブル図
実施の形態1に係る輸送先別許容レベル管理テーブルの例を説明するためのテーブル図
実施の形態1に係る輸送拠点管理テーブルの例を説明するためのテーブル図
実施の形態1に係る監視装置の処理のフローチャート
実施の形態1に係る監視装置の処理のフローチャート
実施の形態1に係る監視装置の処理のフローチャート
実施の形態1に係る輸送先の入れ替えの例を説明するための概略図
実施の形態1の変形例に係るオイルに対応するアラームレベル管理テーブルを説明するためのテーブル図
実施の形態1の変形例に係る輸送先別許容レベル管理テーブルの例を説明するためのテーブル図
実施の形態1の変形例に係るアラーム動作と異常発生との時系列を説明するための概略図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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